体を循環させると筋肉は落ちない!?
トレーニング指導を受けるときに真っ先にイメージするのは、
〇〇エクササイズを〇回×〇セット
というようなことです。
ボディメイク、ボディビルのためのトレーニングでしたらそうなります。
私も10代から20代の頃はカッコいい体やゴツイ体を目指して、ボディビルトレーニングに励んでいました。
確かに体に筋肉がつくと気分もいいのです。
そういう効果もありますが、そのためのトレーニングはハードで食事にも相当気を使わなければカッコいい体は獲得できません。
多くの犠牲を伴うわけです。
その犠牲をいとわず筋肉をつけることが最優先される時は、それはそれで楽しいものです。
では、ハードトレーニングができない人、やるまでもない人は何をすればいいでしょうか。
「健康のためには運動をしましょう!」
と一般的に言われます。
ウォーキングをしたり、スクワットをしたり、ジムでマシントレーニングをしたりと。
何かと時間に追われる現代人ですが、そんな時間は取れないという場合、ミニマムに考えると何もしないという選択肢もあります。
何もしないというのは正確ではありませんが、実際に私の場合はそうです。
ウォーキングもスクワットもジムに行っているけど、マシンやウエイトはやりません。
これらは構えてやりません。
という意味です。
実際には仕事で何度も立ちしゃがみをします。(スクワット)
休日出掛けた時などはなるべく歩くようにしています。
筋力は・・
ここで筋肉をつけることと、筋力を高めることは少しニュアンスが違うことを示しておきます。
筋肉があるから筋力が高いとは必ずしもそうではありません。(まあ筋肉が多くて力が弱い人はいませんが)
筋力は筋断面積に比例する。
という科学的根拠もありますが、筋肉量が少ない人でも大きな力を発揮する人はいます。
これは主に神経系の作用も関係しています。
そもそも、筋肉が多い、少ないというのも客観的判断が曖昧です。
見方によって変わるということですから、明らかにガリガリでなければ一般的に筋肉量はあまり関係ないと思います。
だから私は昔取った杵柄で、ハードトレーニングによってつくった貯筋を少しずつ切り崩しています。
でも、意外に筋肉って落ちないものですが、落とさないのにもコツがあると思います。
それは、普段の姿勢や動作でなるべく体をまんべんなく使うことです。
全身の筋肉や関節をまんべんなく使えば、体は循環します。
好循環の体でいれば、酸素や栄養の出し入れが良く行われます。
つまり、活き活きとした体になるのです。
このような意識のもと生活していると、筋肉は落ちにくいなーと、経験上感じます。
周りを見てもやはり活き活きと体を循環させている人をみると、体はしっかりしているように見えます。
では、体をまんべんなく使うコツってなんだかお分かりですか?
実は、片寄らないこと。です。
そして、大事なポイントは、
自分の身体に意識を向けること。です。
体を循環させる順番で最も大事なことは、自分の身体に意識を向けること。
自分がどのような姿勢をしているか。
自分がどのような動作をしているか。
自分がどのように動こうとしているか。
自分の心と姿勢の関係はどうか。
自分の身体の動いていない部分はどこか。
タイムリーに意識を向ける。
短い時間でいいから、意識を向ける。
外への意識ばかりになっていないか、意識を向ける。
動く前に自分の身体に意識を向ける。
心の状態を認識し、体に意識を向ける。
なにかの道具を使ったり、あらためて特別なことを行うわけではありません。難しいことでもありません。
体をまんべんなく使うことで、筋肉は落ちにくくなる。
もちろん、効果はそれだけではありません。
これをやるかやらないか。
やれるか、やれないか。
ただそれだけなんですが、生きる上での金銀珠玉になり得るのです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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- 2020.01.20 Monday
- 健康
- 13:08
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- by 本橋正光【トータルフィットネス株式会社 代表取締役】