芸が立つ人は心身ともにやわらかい?
JUGEMテーマ:フィットネス
アスリートの体が“やわらかそう”と言う人がいます。
体操競技など柔軟性が大きく影響するスポーツを除き、スポーツ選手も結構カタいことが多いです。
一般的に体がカタい・やわらかいの判断は前屈などで手の平が床につくかどうかなどでみられます。
でも実際のスポーツ動作では、手を床につける前屈動作はしませんね。
だから、やわらかければ良いという考えは持たない方がいいと思います。
ケガをしやすいカタさというものはあると思いますが、体がカタくても世界チャンピオンになった選手もいます。
カタいと言えば、体だけでなく『頭』があります。
頭とは考え方、思考の仕方でもあります。
人には好き嫌いがあります。
生理的に嫌いなものがあるのは仕方ありません。
嫌いな食べ物を克服しようと、一生懸命玉ねぎを食べようにも気持ち悪くなってしまいます。
(誰にでも嫌いなものはありますよね?玉ねぎの匂いがダメです (>_<)
ただ、好き嫌いを安易に判断してしまう人がいますが、これだとそれがどんなものかきちんと分かりません。
食べたことのないものを見た目で判断。
人を見た目で判断。
ミュージシャンの音楽を一曲聞いただけで判断。
人には趣味嗜好がありますから、当然ある方向に偏りはあります。
でも、食べたことないけど、食べられそうだから食べてみる。
見た目は好みじゃないけど、どんな考えをしてどんなことを話すのか話してみる。
何となく気になるから、いくつかその人の音楽を聴いてみる。
物事は一面だけでは分かりません。
かならず、こういう一面があったのかと気づくことがあります。
私は気になったものは、いくつかそのものに触れるようにしてみます。
例えば、どこかで「こういう発言をするのか」と気になったら、ネットでその人を検索し、その人の発言した記事や本を見てみます。
さらに興味が出てきて著書があれば、読んでみます。
1冊読んでさらに「もっと知りたい」となれば、2冊、3冊と読みます。
大体同じようなことが書いてあり、ひと通りその人について理解出来たらそこで終わりにします。
さらに気になることが出てくれば、どこかで引っかかると思っています。
実際そういうことが沢山ありました。
ところが、2冊、3冊と読み進めてもさらに興味が尽きない人がたまにいます。
本数冊では興味が終わらない。
それどころか、さらに面白くなって「もっともっと知りたい!」となるわけです。
それはなぜか?
『芸達者』
という言葉があります。
芸にすぐれたさま。芸にすぐれた人。
色々な特技を持っていて、人を楽しませるのが得意なさま。
そのような人のことを言います。
また同義語には、
腕のいい職人、熟練者、名人、達人、名手、達者、練達、ベテラン、プロフェッショナル、古兵などあります。
そのような人は、ちょっとやそっとでは理解できない。
引き出しが沢山あるのです。
だから興味が尽きない。
では、興味を持ったが本を1冊読んでおしまい。
と言う人はなんて呼ぶでしょうか。
『芸がない』となります。
もしかしたら、もっと深い一面があるのかもしれませんが、それはその人自身が判断すればいいので、芸がないと面白くないのです。
私の仕事でも生活でもなんでもそうだと思いますが、芸達者になるにはどうすればいいかを考えると、
冒頭に挙げた体をやわらかくすること。
ではなくて、
『頭』でしたね。
思考をやわらかくしておかないと、様々なものに触れることが出来ません。
自分の好みだけで簡単に判断していたら、未だ見ぬ琴線を触ることが出来ないのです。
芸が達者になるには、様々な体験が役立ちます。
体験を多くするのは、意識的にやるのではなく、「体験したい」という気持ちが湧くようにしていくことです。
けれども意識のバリアを張っていると、心が広がりません。
好き・嫌い、善・悪、をすぐに決めつけずに、受け入れる心の余裕を持っておくと自然に引き出しが増えて行くと思います。
頭をやわらかくしてると、体もやわらかい状態を保てると、これまでの経験で感じています。
お読みいただき、ありがとうございました。
身体習慣チェック
学校では教えてくれない!
〜立つ、歩く、しゃがむを見直そう〜開催中!
詳細はこちら⇒http://tfc.tokyo/
〜「いま知ってよかった」がここにある〜
将来の健康をつくる専門店
トータルフィットネス・コンディショニングセンター
- 2018.11.25 Sunday
- 健康
- 10:46
- comments(0)
- -
- by 本橋正光【トータルフィットネス株式会社 代表取締役】