心身一如〜外部意識と内部意識のバランス〜
JUGEMテーマ:健康のためにやっていること
ご覧いただきありがとうございます。
前回のブログで健康に関する自己管理と予防には、自分の身体を知ることから始めるのがとても大切です。と書きました。
その中で自分を知ることについて今回は書いてみたいと思います。
私たちは常に外部環境の影響を受けています。
まず一番に考えられるのが、重力です。
いつどんな時も重力と情報をやり取りしているのですが、それを感じながら生活してる人は少ないですよね。
例えば先日の指導で、背中、肩の緊張が取れたところで、肩甲骨を動くべく方向へ数回動かしました。
肩甲骨の動かし方。
その後、どう感じますか?の問いに、
「あー腕が重〜い!」のリアクション。
予想通りの返答が嬉しい瞬間でした。
腕が重いという表現は、腕をぶら下げている上背部の筋肉の緊張が抜けたことによって本来の腕の重さを感じたと言うことです。
それだけ普段は肩(上背部)の筋肉で腕を引っ張っていたということです。
中には何も感じないというか、自分の体に起こっていることを言葉に表現できない人、あるいはそこまできちんと向き合わない人などいますが、日々ハードワークをこなすキャリアウーマンのお客様だからこそ感じて頂きたかったのです。
まさにこれが重力との情報交換を認識した瞬間でした。
それから外部環境です。
外から移り変わり情報がやって来ます。
それはやって来ることもあるし、自分でつくることもあります。
どういうことかというと。
パソコンに向かいブログを書いています。
作業しながらコーヒーを飲みます。
リラックスできるようなクラッシックを流します。
電話が鳴ったので対応します。
外で子供が看板を面白そうに見ています。
これらすべて情報とのやり取りです。
何気なくやり過ごしますが、一つひとつは外部環境との接触なのです。
このような情報交換の際に自分を知る意識を持つと体は運動したことになります。
パソコンのキーボードを打つ姿勢を意識します。
腕の角度、座位の骨盤の位置、背骨の形状、首の位置、目線、指や手首の使い方など。
コーヒーを飲む意識をします。
カップに手を伸ばす。中身の残量を見る。温度、味をみる。カップを置く。
クラッシックの音色を感じる。時に好きな曲のピアノが鳴る。音を感じ、脳で聞いています。
電話に対応するために一旦ブログの思考を止め、着信番号を見て、受話器に手を伸ばします。対話し受話器を置く。
ブログを書きながら、外の光景が気になったので確認すると、子どもが看板を指さして笑っています。「あっ子どもだ」
「うちの看板を見て指さして楽しそう」
「大人はいいからと手を引いてしまう」
すべて外部との情報交換です。もちろんこの中に内部の感覚や意識があり、相互に内部と外部を意識が行き来します。
これは私のことですが、実際に言葉に書いてみると、このような意識の元、ブログを書く作業をしていました。
他にも首やアゴの緊張を意識して感じます。
軽く噛み締めている時があります。
意識がなければ、このような緊張に気づけません。
歩く時も胸で腕は振れているか?接地は股関節?離地は母指に抜けているか?
など感じながら歩きます。
では、この作業を意識なくやったらどうでしょうか?
無意識にコーヒーを飲む。
音楽が鳴っていることを忘れてしまう。
電話の音に対し、作業を中断させられたことから「もぉー!」と憤る。
子どもに対して一目見て目をそらす。
ただ急ぐことだけ考えて歩く。
体が固まると思いませんか?
特に自分の体への意識がなく作業していると、どんどん体の循環は低下します。
意識の元、体を動かしていると体温は下がりません。
何かに夢中になることがいけないわけではありませんが、それにとらわれては体は固まります。
外部への意識ばかりになり、自分の内部への意識がなくなるからです。
ずっーとパソコンでブログを書くことに意識が向いていると、頭も使い、体は固まり、とても疲れます。
ところが、自分への意識を持つと、不思議と前者とは体の疲れ方が違います。
頭を使い体を固めると、ぐっすり眠れません。
けれども、心身をほどよく使うと心地よい睡眠がとれます。
心身のバランスを取り、仕事や日常生活を過ごすことで、身体の諸問題が起こりにくくなり、楽な身体をつくることができると思っています。
そんな意識の使い方を7月のセミナーで少しやろうと考えています。
興味のある方は、お早めにお申込くださいませ。
お読みいただきありがとうございました。
〜「いま知ってよかった」がここにある〜
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トータルフィットネス・コンディショニングセンター
- 2018.06.17 Sunday
- コンディショニング
- 20:30
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- by 本橋正光【トータルフィットネス株式会社 代表取締役】