正誤を求めるより今必要なことを探す−正誤求愚也−

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    ご覧いただき、ありがとうございます。

     

     

    健康に興味を持つ人が増えましたね。

    フィットネスジムでも自分の体を洗練させるために足しげく通う人がホントに増えましたね。

    ジムでは特に女性トレーニーの頑張りが目立ちます。

    ガンガン自分を追い込んでますからねー。

    スゴイですよ。



    健康のためと言えば、ジョギングやウォーキングをする人も増えてマラソン大会も人気だし、健康食品や健康器具関連も枚挙にいとまがありません。

    そうなると、問題は情報の信ぴょう性です。

    なにが良くて悪いのか、その情報は私利のために良いと言っているのか、本当のところを理解するのってすごく難しい時代になっています。

     

     

     

     

    健康と言えば、人間ドックなどの検診では、「異常なし」と言われる人よりも、異常を指摘される人の方が圧倒的に多いという事実をご存知でしょうか?

    実に多くの人々が人間ドックでなんらかの異常を指摘されているのです。



    検査値には標準値が定められています。

    100人を検査すれば80人程度がその範囲内に収まるという数値です。

    これは統計学で割り出された平均値のことです。

     

     

    この平均値からはみ出せば「異常あり」となり、検査精度が高くなればなるほど、些細な違いに敏感に反応し、「異常あり」となってしまいます。

    そもそも人間の健康状態は統計に基づいた数値できっちり割り切れるようなものではありません。

    検査前に寝不足が続けば検査結果に影響するし、逆に検査前に生活習慣を改めれば本来よりも良い結果が出ることになります。

     

     

     

    生体は十人十色で、たとえば生まれつき血圧が高い人や低い人がいます。

    こうした人は実は異常とは言えないことが多く、すべての人を標準値に近づけようとすれば、かえって健康を損なう恐れもあるのです。

     

     

     

    その違いが「個体差」で、それに注目して検査をする医者は皆無に等しいようです。

    各項目の平均値だけで「異常」と「正常」の間に単純な線を引き、わずかな誤差が「異常」と診断される。

    厚生労働省が「病気の予防」として勧めるのは人間ドックや健康診断です。

    こまめに体を点検して、不具合は少しでも早く発見し治療しましょう、という考えです。

     

     

     

     

     

    けれども不具合を発見した時、つまり早期発見とは、すでに病気にかかっている状態を言います。

    この時点で行うのは病気のさらなる悪化を食い止めることで治療を受けることになります。

    ということは、検診が「病気の予防」になるというのは矛盾が生じます。

     

     

     

    もちろん、すでにかかってしまった病気に対しては、この早期発見も意味があることはわかります。

    早期発見から早期治療にあたることで、多くの命が救われているのも事実です。

    検診を否定するわけではありませんが、「人間ドックや健康診断こそが、病気の予防になる」と考えてほしくないのです。

     

     

    これは、トリックではありませんか?

     

     

     

    「早期発見」を「予防」と捉えてしまい、検診をして「異常なし」のお墨付きをもらえば大丈夫と安心する考えはちょっと違うなーと思います。

     

     

    検査では見落としもあります。

     

     

    血液検査でも見つかるような“ありふれた頻度の高い病気”を短時間で大勢診る健康診断のシステム自体に大きな問題を抱えていると指摘する有識者もいます。

     

     

     

     

     

    私たちはいかに病気を「予防」するかに意識を向けていくことが大切です。

     

     

    健康な体でいるために検診を欠かさず受ける意識ではなく、病気を予防するためになにをするか、に意識を向けて情報に触れ、実践して行くことが健康体をつくるための本質的行動であります。

     

     

    食事も運動も情報の捉え方は同じです。

     

     

     

    テレビや雑誌でこれがいいと言われたものに飛びつく国民性が強い日本人は、自分自身でよく調べることもなく鵜呑みにしてしまうことが多いようです。

     

     

    ハッキリ言って難しいことは分からないですが、見識高い人を見つける眼を養い、そのような人からの情報を受け、自分で判断できるようになりたいものです。

    意識を持って鍛えれば情報や人物の玉石が見分けられるようになります。

     

     

     

    今回の内容は一部下記の図書から抜粋して書いています。

    見識高い三石巌先生が書かれたものです。

    健康の参考書としてわかりやすくまとめられていますので、是非ともご一読ください。

     

    ・著書:健康常識100のウソ 間違いだらけの「家庭の医学」/三石巌

     

     

     

    今回のブログのタイトル

    「正誤を求めるより今必要なことを探す−正誤求愚也−」

    の−正誤求愚也−は私の考えた言葉で、

    正解や間違いだけを求める行為は愚かです。という意味で、

    学校で教わることはみな正解を求めますが、社会ではそうではありません。

    数学の問題を解くことが目的なら正解は一つです。

    けれども、正解は見方が変われば誤りにもなり得ます。

    見る方向によってその時の正解はいくつもあると言うことです。

     

     

     

    お読みいただき、ありがとうございました。

     

     

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