ロボット歩きと人間歩き〜日常生活を楽にするコツ〜
ご覧いただき、ありがとうございます。
この前、15年以上ご指導させていただいている85歳女性のお客様にこう言われました。
「先生がいるからここまで生きていられる」
決して私だけの力だけではなく、様々な要素が絡み合い健康長寿が続いているのでしょう。
その中で一助を担っていると理解しています。大変に深いお言葉です。
私が会社を起こした時、
経営理念としてこのように掲げました。
「なくてはならない存在になる」
お客様に必要とされる指導者になれば、仕事として長く続けられる。
このように考えたのです。
仕事として長く続けられることは最重要視していて、売り上げが一気に上がるいわゆるブレイクみたいな状態は好みません。
良すぎると落ち込みが激しくなるからです。
ここには中庸の考え方があります。
良い時も悪い時もありますが、生き残っています。
どう生き残るかが大切だと思っています。
会社は14期目を迎えることができました。
前述の女性といつまでトレーニングできるかわかりませんが、「なくてはならない存在」として全力サポートをする決意を新たにした出来事でした。
さて、師走でなにかと慌ただしい毎日かもしれませんが、そんな時にやるべきことが多くてついイライラしてしまう人もいるでしょう。
時間がないのにあれもこれも次から次へとやることが増える。
「あーもう!」と投げ出したくなる心境かもしれません。
最近、ある先生がおっしゃった言葉に
「ストレスって敵ですか?味方ですか?」
と言うのがありました。
ある人はストレスに怒りをぶつける。
ある人はストレスから逃げる。
また、ある人は良い練習だから楽しもうと考える。
捉え方ひとつなんですよね。
とても参考になった考え方でした。
ただそう簡単に上手くいかないのが人生。
時には「あーくそっ!」と爆発したくなることもあります。
でも、このようなストレスは身体を緊張させ、呼吸を浅くします。
呼吸が浅くなると肋骨周りは硬くなり、体幹部が動かしにくくなります。
体幹部を大きく占める「胸郭」には背骨と胸骨を繋ぐ肋骨があり、その上に肩甲骨がのっていて、さらに腕がついています。
人は、手を使う生き物です。
動物で唯一器用に道具を使うのが人類です。
手を使うと必ず胸郭へその力が伝わります。
動くときにはこの胸郭がきちんと動かなければなりませんが、動いていない人が多いようです。
歩くときも胸郭は動きます。
動かない歩行はロボットと同じ歩き方です。
右手を体の左側斜め前に伸ばしてみて下さい。
この時、胸郭を左に捻じるのと全く捻じらずに腕を伸ばすのでは、明らかに後者がやりにくいはずだし、遠くまで手が伸びないでしょう。
これをエクササイズにしてしまうと硬くなった肋骨周りをやわらかくすることができます。
肋骨を動かすコツは呼吸です。
呼吸により肋骨は膨らんだり、縮まったりします。
深い呼吸で肋骨周りの筋肉のストレッチができます。
だから、浅い呼吸しかしていない人は硬くなります。
単に体を伸ばしても軟らかくはなりません。
呼吸がストレッチになります。
胸郭を動かすときに呼吸と連動させてみてください。
そして先に動かすのは胸郭です。
手を先に動かさないでやりましょう。
スムーズな動作ができます。
手を先に動かすと、肘に力が入りやすくなり体が捻じれる前に腕が伸びきってしまい、動作リズムが崩れます。
動画を作りましたので試してみて下さい。
ポイントは、
呼吸のリズムで動く。
胸郭→腕の順番で動かす。
実施前と後で体の動きを確認してくださいね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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- 2017.12.25 Monday
- 健康
- 16:59
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- by 本橋正光【トータルフィットネス株式会社 代表取締役】