忘我
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ご覧いただきありがとうございます。
最近読んだ本に「忘我」という言葉をみました。
誰にでも経験がある何かにハマりすぎたり、面白いと感じすぎたりすると、時間を忘れてしまうこと。
無我夢中という言葉も同じ、熱狂的なまでに没入する意味を示します。
「忘我」できるほどのめり込むものがあるというのは大切で、特に歳を取るとつい外部のことを気にして、そこまでの境地には至らないものです。
脳科学的には、ワクワクしたり、没頭するほどに楽しいと感じられるものは、脳内年齢を若返らせることが分かっていますから、時には周囲の雑音を気にせずに自分のやりたいものをやることが健康寿命を長くします。
ただ、そんな没頭しているときにも気にしてほしいのが、体を動かすこと。
何にハマるかにもよりますが、たいていが同じ姿勢だったり、同じパターンの動作の繰り返しであったりします。
ほとんどの人は、同じ姿勢、同じ動作パターンの繰り返しをして、特定の筋肉や関節を酷使します。
同じ箇所を使えば、使いすぎた筋肉は硬く、やりすぎた動作はやりやすくなり、使いすぎた関節は擦れて消耗します。
体のどこかが痛む場合、まず多くがその箇所を使いすぎています。
カラダへの負担がない機能的な動作ならまだいいのですが、そうでない非機能的な動作の繰り返しはストレスが特定の部分に集中するのでよくありません。
物や建物と同じで、使いすぎる箇所は先に壊れます。壊れるから修理するのですが、人の体に当てはめると投薬や手術で症状を改善、つまり修理するわけです。
2015年の国の医療費は膨大で、41.5兆円です。
このままでは2025年まで医療制度が維持できないとのことでサービスの仕方の変更を検討しているとのこと。
このまま気軽にカラダの修理ができると思っては行けない状況です。
医療制度の崩壊のつけを子供や孫の世代に引き継ぎますか?
もうすぐに超高齢者社会がやって来ます。
今私は40代後半ですが、じきにその仲間入りです。
私たちが出来ることは医療費の負担を減らし、人生を終うその時まで健康でいることだと考えます。
以前セミナーで、スウェーデンにはなぜ「寝たきり老人」がいないのか、という記事の話しをしたことがあります。
生き方そのものへの考え方の違いがありますが、できる限り自分で動くことが「寝たきり老人」にならためのポイントになると読み取れます。
詳しくは記事をお読みください。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/45510
健康に歳を取るには、カラダを必要以上に消耗させない知恵を身につけることだと思います。
いろんな健康法がありますが、まずはシンプルに有限である自分自身のカラダの消耗を減らすこと、そして生活習慣を整えることが優先されるのではないでしょうか。
そのための第一歩が冒頭の「忘我」の時にカラダを動かすことを実行していただきたいのです。
やり方のポイントは簡単です。
ずっとやっていた動作の逆をすればいいのです。
顔を左側に向けるようにテレビの映画を観ていたら、途中で右側を向くようにカラダの向きを変えたり、座席を移動したりします。
私は家で映画を観るときには、横向き(左右)に寝転んだり、うつ伏せ、時に仰向け、あるいは座ったりと、様々なカラダのポジションを取るようにします。
最近は2時間30分以上の長編映画も増えていますから、それくらい動かないとカラダが痛くなります。
仕事も同じでいつもやっている作業の偏りをチェックし、可能な限り姿勢や動作のバリエーションを増やすことをオススメします。
カラダを動かすことは筋トレと前回のブログで書きました。
動作のバリエーションを増やすことで筋肉にいつもと違う刺激ができます。
ちなみに私はパソコンのマウスを使うのもスマホで文字入力するのも左手で利き手の右手と同じくらいの精度でできます。
そうやって今までカラダの物理的なストレスは減らすことが出来ています。
精神的なストレスを減らすのはまだ練習中ですが。
座りながらできる“ゆるトレ”動画をアップしましたので、是非ともお試しください。
お読みいただきありがとうございました。
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- 2017.06.26 Monday
- 健康
- 12:06
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- by 本橋正光【トータルフィットネス株式会社 代表取締役】