昨年、数秘術インストラクターの先生に数秘術について教えてもらってから面白くて、今年になって、その先生にお願いして2回のオンラインセミナーを開催しました。
好評なので近々、3回目を開催する予定です。
数秘の数字は生まれた日から計算しますので、みな決められた数字です。
生まれた日は星なんですね。
その時間にその星のもとに誕生したわけです。
だから、その星がつかさどる天命や運命、また未来というものがある程度決められています。
このような気質をもっていますよ!というのは、自分の持っている数字(生まれた星)で決まります。
芯があり先頭に立ち舵を切りたいタイプ、平和に過ごせれば良いというタイプ、子供っぽいタイプ、堅実なタイプ、周りに愛を注ぐタイプ。
私の気質としての数字は「6」ですので、周りに愛を注ぐタイプなんですね!
良く知っている周りの人からは、「まさにその通り!」とお墨付きをいただきます。
6の数字はその形自体が妊婦さんの象徴の数字。母性愛の数字なのです。
それぞれに生まれ持った数字を生かすことで、生きやすくできるのが数秘術のありがたいこと。
そして最近、この数字を使って調整をすることがあります。
生まれ持った数字が分かっていればその数字から、体の調子を見ることができます。
例えば、7の数字を持った人は7の気質ですから、7の充実しているところや7の空虚なところを探します。
すると、左肘に空虚の反応がありました。
その反対に充実しているところもあるのですが、それらの反応を調整すると、一瞬で左腕が軽くなりスルスルと腕が動きます。
調整前は左肘が重く違和感があったのですが、数字の7を与えただけで肘の異常が改善されました。
これは実際にセッションで起こったことです。
その他に数字から派生したものに音律・音階があります。
こちらもいくつか勉強しましたが、ピタゴラスが数字から音律や音階を導き出したのですね。
だったら同じように調整できるはずと、音階を与えて調整することもあります。
以前から音叉の周波数で調整することはやっていますが、音階はその周波数が明確です。
これも細かく言えば調律次第で微細な周波数の誤差が出ますが、その人が今欲しい音というものがあります。
それを探し出せれば、数字の時と同じように調整することができます。
実際には、私が持っているリコーダー(縦笛)で「ラ」の音を与えたり、音楽関係のお客様にはその方に「シ」の音を自分自身の体の一部に与えてもらったりしています。
やはり、実際に変化しますから、面白いのです。
自分でできますから、特に音楽をやっているお客様には、自分で調べて自分で音階を与えるようお伝えしています。
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セッションでお客様の気の調整を行い、心身に気が通る状態にします。
そして、アクティベーションで動かしやすい心身をつくります。
心身と心についても書いていますが、心が縛られていると、体も動かないものです。
だからコンディショニングでは、心の状態にも意識を向けて調整しています。
気分が乗らない時というのは、体も上手く動かないものです。
動きたくないのに動かしているのは、感情に逆らって動かしています。
つまり、無理があると言うことです。
その部分の感情を流すことでも体は軽く動くようになったり、痛みが無くなったりします。
感情は肉体へ影響します。思考とは違います。
人の身体は面白いです。
コンディショニングでは、肉体へのアプローチと心へのアプローチがあります。
このようにして動かしやすくなった身体は動かす準備が出来た状態です。
そこで、エクササイズとして様々な動きを行い、運動、また練習をします。
神経が通らないと、思うような動きが出来ません。
神経が通り、自分が動かそうと思うように動かすことがエクササイズです。
エクササイズは練習でもあります。
だから、覚えたエクササイズを日常生活で実践することで、運動が有意義なものになります。
ただ、歩くことが運動ではなく、どのように歩くか、どのように立ちしゃがみをするか、どのように座るかが、運動の本質を捉えるものとなります。
具体的なやり方は、ぜひコンディショニングセッションで体験してください!
お客様一人ひとりに合わせた進め方があります。
このようなコンディショニングはマニュアルのやり方の精度とはまったく違います。
人の身体はマニュアル通りに行かないですからね。
マニュアルのやり方はそのやり方自体が目的になっています。
やり方は手段・方法です。
下記の動画は私のコンディショニングについて話をしています。
より理解が深まると思います。
よろしければ、ご覧ください。
Body Joy『動かさない運動で体を調整する?その理論とわかりやすすぎる解説に大納得!きめ細かな「意識と身体」のお話。まるで公開勉強会だ!』
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コンディショニングでは、体の調整とアクティベーションやエクササイズを行います。
アクティベーションやエクササイズはトレーニングとも呼び、さらに包括的にコンディショニングと位置付けています。
私たちの心身のコンディションは、本当に様々な要因で健康な状態からズレが生じます。
コンディショニングでは、まずその心身に生じたズレを調整します。
ここ6年くらいで取り組んでいる、いわゆる気の調整をしています。
気の通りを良くしたり、滞っている何か?を流すよう促したり、動いていない部分を動きやすくする調整です。
体のどこかが痛くても、まったく予想もつかない部分の調整をすることがあります。
それでも問題部位の滞りが流れると、心や体の流れが改善するので、その後のトレーニングが効果的になります。
痛みも消失するか、減弱します。
このような気の調整をするようになってから、目で見えたり知識で予想したりすることでは解決できない部分が分かるようになってきました。
そして、体の動いていない部分をアクティベーションしたり、エクササイズをしたりします。
動いていない部分を探す時は、触ったり軽く動かしても分かるのですが、気を使うこともあります。
いや、触ると同時にもっと言えば触る前に脳や体が反応していると言えます。
私自身の感覚なので客観的な指標がありませんが、実際にお客様の心身に変化が見られますので、現在はこのようなやり方をしています。
動いていない部分をどう動かすかも気で判断できます。
例えば、関節の動いていない方向というものがあります。
肩関節はぐるっと180度以上動きますので、肩関節のどの方向が動いていないかが分かります。
そして、その方向に動かそうとするだけで関節の動かしやすさは改善します。
これがアクティベーションです。
すべてこの方法で行ってもいいのですが、面白みがないし、お客様も飽きてしまいますので、小さく動かしたり、さらに大きく動かすこともあります。
アクティベーションをすると、気が動くので体が循環して動かしやすくなります。
その状態で次の段階へ発展して行きます。
次回はエクササイズについて説明したいと思います。
下記の動画は私のコンディショニングについて話をしています。
より理解が深まると思います。
よろしければ、ご覧ください。
Body Joy『動かさない運動で体を調整する?その理論とわかりやすすぎる解説に大納得!きめ細かな「意識と身体」のお話。まるで公開勉強会だ!』
JUGEMテーマ:健康
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2月11日(日)にオンラインセミナーを行います。
主催は、一般社団法人FANCアカデミーさんで、数年前からお世話になっています。
今回のテーマは、
「中高年から始める健康磨きの大切なこと2」です。
2となっているのは、昨年11月に同じテーマのオンラインセミナーをやらせていただいているからです。
前回お伝え出来なかった部分と、今回はアクティベーションやエクササイズを多めにやりたいと考えています。
アクティベーションは、私のセミナーにご参加いただいた方にはご理解いただいていますが、体の使えていない部分を使えるようにするもので、私は気を使うと言っています。
気は神経とも言い換えられますので、難しいことではありません。
今回のアクティベーションやエクササイズで、肩に関するものがあります。
中高年の人は肩の問題が多く見られ、腕の片寄った使い方が肩の問題だけでなく、様々な痛みを引き起こします。
肩とひとことに言っても、めちゃくちゃ多くの筋肉や関節が絡んでいますので、ちょっと詳細にやろうと思って準備をしています。
腕の位置(上腕骨頭の位置)がずれている人をよく見かけますが、そんな人は腕を動かすだけで、全身のバランスが崩れて負の連鎖を引き起こします。
腕の位置がずれる要因も沢山あります。
肩甲骨の位置、胸郭の状態、関連する筋肉の状態、頭や足の位置がずれていても肩や首の問題を引き起こすことがあります。
こんなこともお話ししたいと思います。
前回参加されなかった方には、その前に開催した30分の座学編の動画を無料でご視聴できますし、今回のセミナーだけのご参加でもお分かりいただけるよう進めます。
ご興味のある方は、是非お申込みください!
当社の一般のお客様もご参加してくださっています。
楽しい会にしたいと思います!!
お申込みは、こちらまでお願いいたします。
「中高年から始める『健康磨き』の大切なこと!(実技編)」
2月11日(日)20時〜22時
アーカイブ配信もあります。
お申し込みはこちら!
JUGEMテーマ:健康
コンディショニングセッションでは姿勢や動作をご指導します。
いつもの癖は体が右側に倒れていますよとか。
立ち上がる時につま先を外側に踏みかえてますよとか。
自分では気づくことの出来ないことをお伝えしてします。
指摘されなければ自分がどのように動いているかは分かりません。
セッションでは気づきを与えています。
自分で気づいてやっていることを認識しなければ、進展がありません。
毎日気づかずにやっている動作が、人体の構造に負担のかけるものだったら?
長年やれば構造を破壊する確率が高くなります。
だから教えるのですが、その人にとってのリスクヘッジになるのです。
ただ、これは対処的であって、まだまだ本質は先にあります。
動きと言うのは本来、何かの目的のために行います。
生きるために食べる、トイレに行く、仕事をする。
生きるために呼吸をする、心臓を動かすのだって生きる目的があります。
実際に心臓は意識的に動かしている訳ではありませんが、生きるために動いているわけです。
そして、そのひとつの目的を達成するために何通りもの動きがあるとしたら、オリジナルが沢山あってもうなずけます。
コンディショニングでは、このオリジナルと解剖学の知識を合わせて、体の問題が起こらないよう調整しています。
その人のオリジナル、解剖学(機能的動作)、所作を混ぜ合わせて考えて行きます。
所作とは洗練された動きであり、美しさと無駄のない合理性があります。
昔から所作を意識して行うことは心が伴うと言われてきました。
確かに心が乱れていると動作も雑になります。
体の一部をどこかにぶつけたり、どこかが一瞬痛くなったりします。
このようなことからも身体を快適に扱うヒントが得られると思います。
JUGEMテーマ:健康のためにやっていること
PERFECT DAYS(2024.01.06)
PERFECT DAYSと言うのは、現在公開されている映画です。
ドイツと日本の合作映画です。
ドイツ人の名匠と呼ばれる ヴィム・ヴェンダース監督と役所広司さんを主役に起用したごくありふれた日常のドラマ模様を映画にしています。
年の初めに何か心に残る教訓的な映画が見たいと思い、正月に行きました。
正月とあってお客の入りは多く、どちらかというと私を含め年配者が目立ちました。
生きることについて考える年齢層であります。
まずひと言目の感想として、観て良かったです。
ありふれた日常をどう描くか、はっきり言って分からない人には退屈な映画と捉える人もいるでしょう。
私はごくありふれた日常をこのように描いてくれたこと、演技を通して大切な何かを伝えてくれた役所広司さんにとても感銘を受けました。
簡単には伝えきれないいくつもの感情や幾層もの思いが芽生えましたが、同じ日常はない、ということは日々のコンディショニングセッションや生活にも言えることです。
それをある種法でドイツ人監督は見事に伝えてくれました。
この世は毎日違うんだよ。
同じ瞬間は二度とないんだよ。
そんなかけがえのない気持ちを持たせてくれました。
だから、かえがえのない一瞬を丁寧に意識を向けて行うこと、過ごすこと、生きることをメッセージとして受け取りました。
やはり、セッションでも同じことを言っています。
でも、今年は自分自身への意識をもっと向けて生きたいと、そして出来るだけ穏やかな心身を保つことを目標にしたいと思わせてくれた映画でした。
この映画は、何年か経って見ると、また違う感覚や学びを得る映画だと思います。
まさに道を問うた映画です。
役所広司さんの演技はとっても素晴らしい。
他にも、三浦友和さん、田仲泯さん、麻生祐未さん、石川さゆりさん、柄本時生さんなどが出演されています。
昨年、カンヌ映画祭最優秀男優賞を獲得し、今年度米アカデミー賞の国際長編映画賞、外国語映画賞にも選出されているそうです!
劇中に流れる音楽も良かった。
それと愛を感じる映画でした!!
見たい!という方はこちらからどうぞ。
PERFECT DAYS
https://www.perfectdays-movie.jp/
予告編
JUGEMテーマ:自己啓発・自分磨き・スピリチュアル
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あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
最近はブログを書くことがめっきり少なくなってしまいましたが、今年はできる範囲で書いていきたいと思いましたので、お付き合いいただけると幸いです。
先月にご縁をいただき出演させていただいたFacebookライヴで、現在私のやっていること、コンディショニングのことを話しました。
その中で「何でも屋」になったということを言っています。
それは、お客様がバラエティに富んでいることからもわかります。
高齢者、超高齢者、ボディメイク、声楽家、音楽家、芸術家、スポーツ選手と多様なコンディショニングを行なっています。
Facebookライヴでは、動かさない運動を軸に勉強会のような内容になっていますので、少しずつでもご覧いただけると嬉しいです。(約1時間です。)
BODY JOY
運動、健康、意識、からだオタクのための身体に特化したインタビュー・プログラムです。 毎回、身体にたずさわる方の、その道を極めた方のお話を伺っています。
『動かさない運動で体を調整する?その理論とわかりやすすぎる解説に大納得!きめ細かな「意識と身体」のお話。まるで公開勉強会だ!』
出演動画はこちらです。▼
先月、仕事納めの最終のお客様は声楽の大学院生でした。
初めてコンディショニングを行いましたが素直にご理解いただき、歌うためにどんなことをするのか、概要が掴めたようです。
BODY JOYの中でもお話していますが、歌うため、演奏するための体の姿勢や使い方をレクチャーし、ご自身で実践できるようになることで、本質的にその人自身を変えることができます。
それがトータルフィットネスのコンディショニングです。
初めてご来店された声楽の学生には、なぜこれをやるのか意味を説明して行いました。
そのため「初めてよく理解できた」と言ってもらえました。
こちらが一方的に伝えるだけでなく、相手の感覚や理解を共有することがセッションで大切なことと心得ています。
セッション終了後にこのようなメッセージをいただきました。
「体を整えていただく過程はまるで魔法の様でしたし、正しい姿勢の概念が覆ってしまい驚きでした!!次のセッションまで、自分の姿勢にこまめに気付いてあげたいと思います。」
トータルフィットネスのコンディショニングは、自分を自覚することから始めます。
そして、目的に対しての知識や情報をご提供します。
正しい姿勢の実際と目的が合っているかどうかを確認します。
その「正しい」は目的や見方が変われば答えも変わります。
答えはいくつもあります。
普通ってなんだろう?といつも考えるようにしています。
JUGEMテーマ:健康のためにやっていること
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また捻挫と言うのは、Facebookで紹介したお客様のお話しです。
先日の足首捻挫のお客様の記事はこちら。
そして今回は昨夜、約1週間前に右足首を捻挫した中年男性のお客様がご来店されました。
海外で舗装されていない悪路を歩いていて、一回転するほど転倒しての捻挫です。
下り坂だったので大転倒だったようです。
その時、連絡をいただき、遠方から氣のチェックをしたところ、左腰に寒の反応がありましたので、温めておいてくださいとお伝えしました。
捻挫をして1週間ほどたった昨夜ご来店され、歩く分には大丈夫だけど、角度によっては痛い。
小走りなどちょっとスピードのある動きは出来ない様子でした。
そして、腫れが結構残っていました。
内出血は上昇していましたので、もう普通に動かせるはずです。
ただ、腫れがあり、その部分に軽く撫でるように触っても体が拒否反応するほど痛んでいました。
このお客様は主に筋トレをやりに来られているのですが、今日はどこまで出来るか?と言う感じでしたが、まずは座っていただき身体のチェックをしました。
捻挫の右足は、水の流れが悪く滞っていました。当然腫れが引かないはずです。
腫れがあれば動かしにくいのも分かります。
そして、その水の流れの滞りは、左の腰から来ていました。
遠方でチェックした時も左腰の反応がありましたが、また同じです。
さらに詳しくみると、腰椎5番の動きの悪さ、一方向への動きの制限が循環を妨げているようです。
試しにお客様に腰椎5番に手のひらで軽く触れてもらうと、
「あれっ!?それほど痛くない」
先ほど撫でるように触って痛かった部分が同じように触っても痛みを感じません。
「それほど、と言うか・・だいぶ違います」
「何でだろう」
と言います。
腰椎5番の動きの悪さが右足首の痛みや腫れに影響していることが証明されました!
その認識の元、腰椎の左上方への動きの調整をすると、
今度は何もしなくても足首の動きが良くなり、痛みもほとんど消えました。
このお客様は、トレーニングがしたいので調整はこれだけで3分くらい、いや、腰椎の調整は秒です。
それだけで、腫れが引き、その場で軽く跳ねることが出来ました!
その後、いつものトレーニングをやり、100kgのベンチプレスもやれました!!
ベンチプレスは足で踏ん張らなければならないので、少し怖さがありましたが、いつもと同じようにやれたのは嬉しいご様子でした。
帰る頃には腫れがだいぶ引いて、痛くないと言っていました。
やはり捻挫が問題ではなく、循環不良が回復を遅らせているわけです。
もし受傷後、適切に循環していれば、時間の経過からすると、この時点ではお帰り時の状態になってるはずなのです。
いつも言うことですが、体の取説通りに動かすこと、そして、それが出来る前提をつくることが大事です。
そのようにお伝えしました。
トレーナーも氣を使ってコンディショニングが出来るようになる勉強会があります。
鍼も使わず、意識で身体のチェックや調整が出来るようになります。
私が出来たので、誰でも出来るようになります。
実際にセッションでは専門家でないお客様に氣の使い方も教えていて、出来るようになって来ています。
身体をみる基本が学べますので、トレーナーの方もやってみませんか?
詳細は下記です。
中村秀一先生の大阪勉強会はこちら。
中村秀一先生の東京勉強会はこちら。
JUGEMテーマ:健康のためにやっていること
4月にお世話になっているFANCさん主催のオンライン講座の講師を担当させていただきました。
テーマは、『〜自然な身体の動きで不調改善とボディメイクへ!〜』でした。
身体の自然な動きができると、
・身体の痛みや不調が起きなくなる。
・スポーツや動作を伴う動きのパフォーマンスが改善する。
・ボディメイクが出来る。
という内容です。
私のセッションでは、体の自然な動きを指導します。
解剖学的に無理のない姿勢や動作です。
その姿勢や動作が日常生活で出来るようになると、上記のような恩恵を受けることが出来ます。
でも、体の自然な動きって簡単ではないですよね。
自分がどんな姿勢や動きをしているのか分からない人がほとんどです。
無意識にやっている姿勢や動作に気づくことって簡単じゃないのです。
けれども、それを知っているか知らないかで人生に大きく関わると私は思っているのです。
それは、今までの指導経験から来ます。
20年以上、ご指導させていただいている高齢者の方をみていると強くそう思います。
ほとんどの方が自分の仕事や環境に左右され、体を片寄らせます。
例えば、書道の先生の場合。
生徒を教える時に生徒の右側に立ち、手を添えたり覗き込んだりします。
先生自身は左側に体幹部を曲げます。
体幹部を左側屈する動作を繰り返します。
先生自身の作品を書く時も同じ、左側屈をするのがやりやすくなってしまいます。
作品を書く時は、先生が書きやすい姿勢や動作をするのが優先されますから、特に直そうとはしませんが、生活でもその姿勢や動作をしてしまうのが問題です。
もし、このような自身の体の癖を知らずに過ごしていたらどうでしょうか。
数年間だけではなく、数十年と繰り返していたら、どこかに問題が発生して痛みを呈すると思いませんか?
体が片寄ればひずみがどこかに来ます。
この高齢者の方は、自分自身が書道でどのような姿勢や動作をしているのかを知っています。
知っていることって大切です。
まずは自分がどういう姿勢をよく取っているのか。
どのような動作の癖をしているのか。
これを知らなければ改善は出来ません。
体のどこかに痛みがあったら、痛む部分に何かをする前に、自分の姿勢や動作を知ることをしてみましょう!
ほとんどがそこから改善のヒントが見つかります。
対処的なアプローチと根本的なアプローチの違いはこういうところにあります。
初めてのコンディショニングをご希望の方はこちら。
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先日、伊勢旅行に行きました。
その際に神宮参拝時に起こった現象を振り返ってみました。
自己の記録としても書いてみました。
『伊勢神宮参拝体験記』2021年12月6日
それは一瞬で起こった。
まるで達人の居合にもあったかのような瞬間だった。
伊勢神宮には何度も足を運び、外宮、内宮と手慣れたものである。
以前、御薗治療院の中村秀一先生からも伊勢参りの仕方を教えていただいたが、なかなか神様との交信は難しいと思っていた。
今回は神様と交信しようとはひとつも考えていなかった。
内宮はしとしとと雨が降り、幻想的な周囲の山々と辺りに覆いかぶさる神宮杉や檜を眺め道中を歩いた。傘を持っていなかった私は、冷たい雨に濡れながら正宮までの参道を歩いていた。
正宮に着き、ひと通りの礼儀作法でお参りを済まし、左側にずれ御本殿の方をボーっと見ていた。
神様はあの辺りかな?と木の上を探る。
外宮ではあの辺りかなと、なんとなく神様の居場所が自分なりに分かるのだが、内宮では未だ感じたことはない。
今回も分からないかな、と思ったような気がした瞬間、無の境地に入っていた。
何も考えず、ただ見ていた。
その無言無音の時間はそう長くはなかったが、それは突然起こった。
「すーっ」と足元が軽くなったのが感じられた。
それから体幹部から頭へとそれが続く。
ゆっくりではない。かといって一瞬でもない。
ゆっくりでもなく、はやくもない。
後から確認したのだが、中村先生のお参りの仕方に神様のエネルギー体を左足から感じ、右の側頭部へ抜けるようにするとあった。
その感じに似ているのかもしれない。
その刹那、何か自分の中に有ったものをそこに置いた感覚があった。
難しい表現だが、確かにそこに置いたのだ。
捨てたのではない、置かせていただいたのだろうか。
その後、歩き出したときに歩みが軽く、軽快なのは言うまでもない。
面白い現象は、雨に打たれて冷えていた手が温かくなったのである。
それまで、じっと立っていたから温かくなる意味が分からない。
一緒にいた妻にもそれは確認済みである。
しばらく、体が軽く、何となく心も明るい感覚で歩いていた。
けれども、宇治橋へかかる頃には元通り手は冷たくなっていた。
あとで、中村先生に確認したところ、それが無意識に起こったことが素晴らしいとのお言葉でした。
意識して無意識になる。
なろうとしないでなる。
これが『合気』の現象である。
実際、神様との交信をするということは意識下にはあるが、今回はまったく意識していなかった。
神様どこにいるかな〜なんてことは少し意識していたが、現象発生時は無意識と言っていいだろう。
今回、12月の雨の中で寒い、初めて伊勢神宮に参拝する妻が一緒、そんなこともあり他のことを考えていなかったのである。
ただ、こういうこともコツが分かると意図的に無意識をつくり、体を軽くする現象を自分で起こす(なる)ことができるようになるようだ。
実際、中村先生は過去に毎日外宮に参拝して、毎回体が軽くなる体験をされている。
合気の言葉、考え、実践は付け焼刃でも良いと思う。
古くからそれを真剣に研鑽を積み重ねた人々の知恵を借りて、自分の中に徐々に描いていく。
それを分かったり、分からなかったりすることを繰り返し、少しずつ切れない刃を磨いていく。
幾年か経つごとに徐々に切れる刃になれば、次第に切れ味の良い真剣に変わるかもしれない。
現象に出会って行くことで体の中に入るものが増え、また置いていく。
抽象的で表現が難しいが、今回の「すーっ」という体が軽くなる現象は真剣で知らぬ間に切られた感覚のようにも感じた。
当然、切られたことはないが、達人が切るとはこういうことなのかもしれない。
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【我を張る心から捨て身の心へ】
何かをする時に「頑張って!」と声をかけることがあります。
心底落ち込むような災害に見舞われた時などは、月並みだけど「頑張って!」という言葉が励みになることもあります。
けれども、「頑張る」という言葉を発することを多用するのは私は控えています。
特に選手を送り出す時などに「頑張れ!」は使いません。
選手はみんな頑張っているよ!という、見方もありますが、私は出来るだけ言葉の意味を考えて使うよう心がけています。
頑張るの意味は、我を張る、目を見開いて力一杯尽くすなどの意味があります。
頑張った例として最近では、ソプラノの方とのセッションがありました。
それまで背中を緊張させ歌っていたのが、頑張ることをやめた時、局部を固めず、全身をシンクロさせ、歌えるようになったことで進歩がみられました。
捨て身の心とは、何も投げやりになることではありません。
良い歌を歌おうなどの欲を捨て、謙虚な姿勢になり、晴々とした心で向かい合う時、己の表面的な我を捨てることができます。
みんな良い歌を歌いたいと思っています。
でもその心の欲がなくなると、自然と下肚が充実し、肩の緊張が抜けていきます。
そうすると、今まで頑張って歌っていた感覚からすると、「やってる感がない」ことがあります。
全身を調和させると、運動実感がなくなるのです。
このようなことは、心身共に双方からのアプローチができますが、体からアクセスするには、
・全身の関節の動きをスムーズにして、それを調和させる。
・体の片寄りや滞りをなくし、気血水の流れをよくする。
・局部を固めず、全身で動く。
だいたいこんなイメージで体づくりができれば上手くいきます。
そして動く時には、骨や関節を意識して動きます。
肉体的な緊張は主に筋肉で起こります。
骨や関節を意識して動かすと、筋肉は勝手に使うようになります 。
「やってる感」がない動きとは、このような体へのアクセスの仕方と方法で実践していきます。
これが自分自身の持ってる能力を遺憾なく発揮できるコツになります。
お読みいただき、ありがとうございました。
JUGEMテーマ:メンタル
◇本橋の指導をご希望の方はこちら
〜「いま知ってよかった」がここにある〜
将来の健康をつくる専門店
トータルフィットネス・コンディショニングセンター
公式HPはこちら
]]>2021年が始まりました。
本年もトータルフィットネスをよろしくお願いいたします。
さて、弊社には長い間セッションを続けてくださっているお客様が多数いらっしゃいます。
10年以上のお付き合いの方がたくさんいらっしゃいます。
パーソナルトレーナーを個人事業として始めたのが、2001年4月。
その年から始めて継続しているお客様は、20年になります。
表彰しないといけませんね。(^-^)
そういう私も今年の4月で20年の経験になります。
そんなお客様に時々言っていただけるのが、
「先生に出会ったおかげでこれまで元気に過ごせた」
「これ(パーソナルトレーニング)をやっていたから、今でもこうして生きていられる」
「何もしていなかったらどうなっていたことやら」
20年来になる付き合いのお客様は、これまでまったく何も問題がなかったわけではありません。
風邪で休んだり、転んで骨折もしました。
アレルギーが出たり、膝や肩が痛んだこともあります。
でも、特段深刻な心身の悪化は何ひとつありませんでした。
もちろん何もしていなかった時の状態の知りようがありませんので、比較はできませんが、私個人の感覚としては、長期にわたるコンディショニングセッションが健康長寿に貢献したと思っています。
でないとやってきた甲斐がないというものです。
つまり、セッションでの教訓にもしている
「結果は正しい」
の言葉の証明にもなったということです。
スポーツ選手にも言いますが、結果がイメージと違うものは考えなければ成長はないということです。
また結果がイメージと合ったら、何が良かったのかも考えることが大切です。
私が約20年のコンディショニングセッションの経験から、今大切にしていることは、
・立ち姿勢
・呼吸
・動作
以上の3点です。
どんな目的のセッションでもこれだけは共通して確認します。
やはり人は動物であり、生命体ですから、この3ポイントだけは私の基準に近づけるようにセッションしています。
「立ち姿勢」は二足歩行の人間には必須のトレーニングです。
立つことは運動であり、トレーニングするべきことなのです。
立ち姿勢が崩れると、体に様々な悪影響を与えます。
ピシッと真っ直ぐに立つことがいいのではありません。
自分自身の立ち姿勢を認識することが大切です。
「呼吸」も言わなくても生きている人は必ず行っています。
ところが、あまりにも当たり前過ぎて自分がどのような呼吸をしているか分からない人がほとんどです。
特に運動もしていないのに、気が付いたら肩で息をしていた。なんて人が少なくありません。
呼吸は5分と止めていられません。
食事は1日食べなくても死にません。
1時間呼吸を止めたら昇天します。
食べることより大事と言っても過言ではありません。
「動作」は様々な種類がありますが、特に生活習慣で行う動作は認識する必要があります。
これも立ち姿勢や呼吸と同じで、あまりにも当たり前のことは無意識に行ってしまうものです。
膝が痛いと感じているのに、毎日膝に負担のかかる動作で立しゃがみや歩いていたらどうでしょうか。
痛みがなくなることはほとんどありません。
そこに気が付かず、クスリを飲んだり、貼ったりしても根本的解決にはならないことがお分かりになると思います。
すべてのポイントに共通することは何でしょうか?
それは、自分自身で知ること、気づくことです。
つまり、“認識”です。
自分の行っていることを知って、気づくこと。
前述の20年来のお付き合いになるお客様は、この3点を自分なりに「知って気づいて」くれました。
それを継続してくれたのです。
まさに健康であるために実践すべきことをやってくれたお手本のような人です。
健康のために〇〇を食べるとか、〇〇トレーニングをやる!のもいいですが、変わらず続ける本質を理解することがまず優先されることだと思います。
流行を求めることは大切です。
そして、変わらず続ける不易の意識を持つことも大切です。
不易と流行があるから、心身のバランスも取れるのだと強く思った新年でした。
JUGEMテーマ:フィットネス
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私がセッションでお客様にお伝えしていることは、日々自分でも実践していることです。
実践をして、効果や得られる成果を検証しています。
だから自信を持って「やってください!」と言えるのです。
実践して、結果を確認して、ちょっと違うなと思えば改良する。
いわゆるトライアンドエラーを繰り返すのです。
その積み重ねと知識のインプットがあるから仕事を続けさせてもらっていると思います。
ただ続けるだけなら誰でもできますが、やるからには自分自身で楽しんでやりたい。
だから、惜しみなく自分の仕事に没頭できるのです。
でも最近はだいぶわかってきたところがあり、つまり核心に迫ってきた部分もあります。
そうすると、今までやってきたことは何だったの?というくらい、やってきたことをやめることがあります。
それから、コンディショニングの特に体の調整系のセミナーはどんどんできなくなってきました。
自分のやっていること、積み重ねたものをお伝えするのが、あまりにも抽象的になってきたので、伝えづらくなってきたのです。
より感覚的になったと言えばいいのでしょうか。
自分の中にしか分からない。
自分の世界観でしか現せない。
そんなイメージです。
でも、セッションでお伝えしている『自分の身体を観る』技術はどんどんお伝えすることができます。
私が実践したことをお伝えしていると言いましたが、ここ数年私は体を痛めたことがありません。
たまに熱を出すくらいはありますが、基本的に寝込むこともないです。
やはり、立ち姿勢から歩行動作、そして生活動作に渡り、自分で教えていることを実践しているからだと思っています。
それも無理なく行う。
つま先の位置から、体重のかけ方、腕や首の位置、力の出し方や緊張度合い。
様々な部分に気を使うことができます。
最近は肩甲骨を意識することが多いです。
両手に物を持って歩く時は、左右の肩甲骨を左右に揺らしながら歩きます。
そうすると、胸椎や肋骨がやわらかく動くので、とても楽に重い物を運べます。
手に力を入れすぎると肩に力が入り、肩甲骨や鎖骨の動きが鈍くなります。
現代人はパソコンやスマホをはじめ、手先をよく使うことが多くなりましたので、タイピングをするときなどは手先の緊張に意識を向けないと、どんどん肩や首は固く凝ってきます。
もちろん、頭や首の位置が負担になって肩こりを起こすこともありますが、手の緊張によるコリはよくみられます。
このような時に手をコンディショニングします。
そうすると、固くなっていた前腕部や上腕部、そして肩コリ筋の僧帽筋までやわらかくなることがあります。
それだけでも首、肩周りのコンディショニングができます。
大切なのは、簡単なことをできるかどうか。
自分の体を見放していたことに気づけるかどうか。
気づいたらコンディショニングをします!
一瞬、数秒でいいのです。
だから、誰でもできるのです。
やるかやらないかだけです。
毎日の意識でグッドコンディションを保ちましょう!
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それらは主に環境、体の状態、心理からつくられます。
癖はそのままにしておくとどうなるでしょうか?
その前に機能的な動作は癖ではありません。
ある意味癖ですが、毎日繰り返していても心身の負担にならないものは癖と言わないことにしましょう。
機能的な動作や構造的に無理がかかることをしてるのが癖とします。
人は自分の癖に気づいていません。
私に指摘され気づく人はいますが、本人が直そうとしなければ、気づいていないのと同じです。
環境によって癖がつく場合があります。
リビングでの定位置。
テレビを見る方向や角度がいつも同じ。
癖づきます。
お風呂で湯船に入る時の足の上げ方。
いつも同じ動作なはずです。
例を挙げればキリがありませんが、このように環境によって動作や姿勢の癖がつくられます。
会社で隣に嫌いな人がいるから、姿勢が曲がったなんて人もいます。笑
体はバランスをとって活動しています。
食べすぎれば、体脂肪が増えたり、下痢したり。
動きや姿勢も同じです。
お腹を突き出す姿勢をすれば、腕は後ろに引いてしまいます。
頭が右側に倒れたまま歩いたら、お尻は左側に移動します。
バランスが取れていて体に問題がなければいいのですが、そのうち出てくるかもしれません。
そして、心の状態は顕著に姿勢に現れます。
イライラすれば、顎、首、肩が緊張します。
自分の思い通りに行かないことを面白くないと思うと、体は強張ります。
首や肩が緊張するのですね。
特にこのような上半身の緊張は、下半身の緊張を緩めてしまいます。
楽な体は、上虚下実。
上半身はやわらかく、下半身はしっかりと。
このような癖って、すべて自分では気づけませんよねー。
だから体は使うところと使わないところができて、体が硬いと感じたり、リズム良く思うように動くことができなくなるのです。
改善のためには、まず気づくこと。
気づくためには、意識をすること。
自分の身体への意識が低下すると、感覚鈍くなりますよね。
とても忙しい時は、自分の体になんか注意は向きません。
そのことをただ一生懸命やる。
あるいは、「なんでもう」「どーしよう」などと焦ったり、頭の中で文句を言ったり。
身体とは、心と体です。
どっちが欠けても上手くいかない。
両方意識してみる。
そうすることで、体の不調はある程度防ぐことができます。
心身一如。
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この名称は、足の関節の呼び名です。
細かい関節の名前というよりは、ざっくりこのラインがリスフラン、ショパールという形で治療家や整形外科医などが使うのかな。
とにかく、ここがその名称です!
リスフラン、ショパール
この関節ラインをざっくりでいいので覚えておいてください。
ご自分の足の甲を上からなぞってみてみください。
なんとなくイメージできるかと思います。
なんとなくでも大丈夫です。
そこに関節があって、関節は動くわけですから、「ここは動くんですよ」意識を送りながらなぞると動きやすくなります。
足は人間の土台です。
二足歩行のヒトの一番下に位置して、地面と接している部分です。
対照的に頭は地面から一番遠い部分です。
頭の動きは足に影響を与えます。
頭の位置で足の裏の重心が変わります。
体は連動していますので、頭だけの問題ではありませんが、頭の位置は重要です。
基本的に頭と腰の関係はセッションでもよく見る部分です。
立っていても座っていても腰の上に頭がこないと姿勢は崩れます。
物理的な問題なので、力を入れて行うわけではありません。
高齢者で体がカチコチになってしまうと力を入れないとできなくなります。
でも、その他の部分を動かすことで、腰は立ってくることがあります。
その一つに足があります。
足に意識を向けて、普段意識のしない部分を動かします。
動かなければ、動かしてるつもりでもいいです。
足へ意識を向けることで、腰が立って姿勢が変わってくることがあります。
その一つにリスフラン、ショパールがあります。
それぞれをだいたい認識するだけでいいです。
運動指導者は骨の解剖図を見てイメージを詳細にしてみてください。
そこが動いている。
動画を撮りましたので、同じようにやってみてください。
ビフォーアフターを確認してください。
あるいは、片方を行い、もう片方と比べてみてくださいね。
確認することもとても大切です。
難しい人は無理に行わず、ゆっくり小さな動きで行ってくださいね。
動かない人は、動かしてるつもり。
それでいいです。
動かしてるつもりができれば、すごく効果的!
足のコンディショニングはこれ!
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この立つことがきちんと出来ないと、きちんと歩けないと思っています。
人の立ち方を見ていると、ホントに様々です。
つま先が開いている人。
お腹(骨盤)を前に突き出している人。
腕を後ろに引いてしまってる人。
理想的な立ち姿勢というものはあるのですが、言葉としては最適ではないので、自然な立ち方とします。
これまた自然というのもその人にとっての自然があるので、こういうことを定義づけるのって難しいです。
まあ、あくまで基本的というかこうすると体は楽になり、負担が少なくなりますよ。
という立ち方を自然としましょう。
動画でも言っていますが、まずは自分の状態を感じることから始めます。
重心は足の裏で感じます。
そして、体の各所の緊張をサーチしていきます。
膝周りが突っ張ってるかな?
腰に緊張があるかな?
肩に力が入っているかな?
また、
重心がよくわからない。
背中の緊張を感じない。
お腹(肚)が充実した感覚がわからない。
など、これもまた人によって様々です。
なぜ、人によって分からない感覚があり、緊張の感覚も曖昧なのか?
そこにはセンス?で片付けられてしまっては不公平ですね。
確かに感覚の鋭い人と鈍い人は存在します。
でもそれって生まれ持ったものなのでしょうか?
生まれつきみんなが同じ感覚の良さを持っているとは思いませんが、ある程度の可能性はみな持っているものだと思っています。
生まれて成長していく中で、どれだけ自分自身の身体と向き合ってきたか。
どれだけ、自分の体を気にしてきたか。
それは、食事の時、テーブルに肘を突くと怒られたように躾の中にも存在します。
食事をするときの姿勢を意識することにより、自分自身の感覚と向き合うことになります。
大人になって一人で食事をするときは、スマホやパソコンを見ながらする人もいます。
そこに躾は入ってきません。
この時は完全に自分の外の世界に意識が奪われてしまっています。
人生の中でこのような自分の外の世界に意識を向ける時間が長くなると、感覚は鈍くなると推察します。
データを取ることはできませんが、自分への気づきをなくした時、人は人としての感覚を失っていくのではないでしょうか。
仏教というのは、お釈迦様、別名ブッダの教えです。
ブッダという言葉は、「気づく」という言葉に由来しているそうです。
自分自身に眼を向ける。
スティーブジョブズも禅を好んでいました。
コンピュータの世界ばかりに目を向けていると、感覚が鈍くなりクリエイティブな発想ができなくなると感じたのかもしれません。
禅という世界に気づく感性も素晴らしいですが、自分自身を顧みることで歴史に名を残す偉人に成れたのかもしれません。
「ただ立つ」話に戻しますが、まず自分自身の体の状態に『気づく』ことを始めると、体の感覚が少しずつ変化してきます。
少しずつの変化なので、本人は気づきにくいですが、自分に意識を向けていると確実に変わってきます。
私の経験では、そうなっています。
自分自身だけでなく、お客様も確実に変化していくのを目の当たりにしています。
いわゆる感覚の鈍い人もです。
一瞬で変わるものと、何年もかけて変わるものとあります。
時間をかけて変えてきたものは、気づきを止めない限り、衰えることはありません。
まずはご自身の体の状態を観察してみてください。
長い時間やらずに短い時間で行うことが長く続けるコツです。
『ただ立つだけ ⁉︎ のエクササイズ。全身が循環してやわらかくなる!』
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その人の姿勢をみてください。
背骨(関節の動き)が硬くないですか?
背骨が硬いのを一般の人が見るのは難しいので、背中を触ってみてください。
背骨の横の筋肉が硬くないですか?
いわゆる脊柱起立筋群という筋肉です。
群と書くのでいくつかの筋肉が複合的に存在することを意味します。
背中の筋肉がめちゃ硬いと首の動きに負担がかかります。
首にもヘルニアという病態があります。
ですから、当然腰椎にも負担がかかると言うことです。
解剖学では、頸椎、胸椎、腰椎、骨盤帯と上半身の区分けがされています。
ただそれは便宜上分けているだけです。
もちろん、それぞれの動きの特徴や形状の違いはありますが、それは勉強するためにつけた名前や動きです。
運動指導やコンディショニングを行う人はそれを知っている必要がありますが、現場ではあまり実用的ではありません。
動きというのは連なってなされるもので、それぞれの骨や関節が単体で動くわけではないからです。
私はよく、「頭から骨盤までを体幹(これも便宜上)と捉えています」と、専門家向けのセミナーなどで話します。
つまり大きな動きを指導するときに動きを区分けしてみていたら、全体が見えなくなるからです。
「木を見て森を見ず」
よく言われる言葉です。
しかし!
森ばかりを見ていると今度は小さな動きを見失います。
コンディショニングでは、関節の動いていない部分を探します。
動いていないところは循環していないからです。
循環していない部分を探すときに大きく動いてもらっては、どこが動いていないのか特定することができません。
だから、個別の運動をゆっくり小さな範囲で行い、動いているか動いていないかを探していきます。
別の言い方をすると、普段使っているか、いないかを見つけるのです。
腕をよく振ってたくさん歩いているから運動不足ではない。
という人がいます。
その人の背中を触ると硬いです。
姿勢も明らかに楽な自然体とは言えない。
腕を沢山振っているのに・・
では、腕は大きく振ればいいのでしょうか?
運動してると言えるでしょうか。
実は腕の動かし方があるので、きちんと動いているかどうかは別の話です。
例えば、右の肩甲骨が自然な位置より外に開いてしまっている場合、右腕はどうなるでしょう。
肩甲骨が外に開かれている分、最初から腕は前に出ていることになります。
最初から右腕が前に出ていると言うことは、腕は前に出しやすいでしょうか?
腕を出そうとした時に、もう出ているのだからたいして出さなくてもいいですよね。
腕を振らなくてももう振っているのです。
もちろん、ほんのわずかな差ですが、これが日常的な基準になると、腕は自然な状態より前に出していないことになります。
お分かりになりますか?
自然な位置より、最初から前に出ているので、前に出しやすいと思う方もいるかもしれませんが、前に出ている腕はその時点で緊張しています。
自然から外れていますからね。
ですから、このような場合は、まず肩甲骨の位置を調整しないと腕は元に戻らないのです。
運動不足というのは、このようなちょっとした体の使い方から動きの片寄りが起こってきます。
動きが片寄れば、使っているところとあまり使われないところのアンバランスが発生します。
そうして、姿勢や動作が崩れて、体が硬くなったり、さらにそれが常態化すると、痛みにつながっていくのです。
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立つって!?
立って何かするのですか?
いや、立っているだけです。
では、立って何をするのか?
静止しているだけです。
でも、その静止には意識が含まれます。
自分の体がどのようになっているのか感じるのです。
感じるポイントは無数にあります。
なんせ全身が対象ですから。
重心はもちろんのこと、腕の重みや股関節への荷重、腰の緊張や首肩の緊張。
また、つま先や膝の向き、肩の位置から背中のよじれ、顎の緊張なども意識できます。
顎はほんの少しだけ重心を変化させると、動いて顎周りや首の緊張も変化します。
皮膚や筋膜の緊張を感じることができるのです。
本当にこれは基本中の基本のトレーニングです。
何か動きのあるエクササイズを選択するよりも、まずは立つだけのエクササイズを行うのがお薦めです。
ヨガには、立つだけの山のポーズがあります。
ターダ―サナと言うそうです。
ただ立つだけ。
言葉の意味は違うのでしょうが、語呂が似てますね。
詳細は分かりませんが、立つ意味も似たようなものがあります。
自分の体の状態を知るために、そして体をリラックスさせるために、あるいはトレーニングとして鍛錬させるために、立つトレーニングを生活に入れてみてはいかがでしょうか。
意識をすれば、運動になるし、立っているだけなのに体がやわらかくなります。
循環させればやわらかくなるのです。
一番動いてないようで、ものすこぐ動いているのが立つことです。
立禅という言葉もあります。
孫子の言葉で有名な、不動如山「動かざること山の如し」は、実は内面がものすごく動いていて、完全な静止ではないと私は解釈しています。
姿三四郎の話しでは、柔道の始祖である嘉納治五郎の立ち姿勢を見て手を合わさずに、「この人は強い」と悟ったというエピソードがあります。
体の中心が高速で回っている独楽のようなイメージをしていました。
止まっているようで、実はものすごく高速で動いている。
立って運動すると言うのは、そう言うイメージだと思います。
いつでもどこでもできる最高の運動は、立つことです。
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それは、ほとんどの人がマスクをしていますので、どんな表情をしているのか分かりにくいからです。
外を歩いていると、みな色んなマスクをしていますが特に大きめのマスクをしている人は、顔の皮膚も見えずほとんど目しかみえませんので、目の表情が変わらない人はある意味怖いです。
セッションでは、クライアントが声を出さなくても顔全体が見えていれば、何となくレスポンスが分かりますが、目しか見えないとなんとも分かりにくい。
そして、すれ違う人の顔を見続ける時間が増えたと思います。
じーっと見ないと誰だか分からない、知っている人かどうか認識するまでの時間が長くなりました。
これはお互いにそのようです。
このように普段より得られる情報が少なくなると、それを誰なのか、どのような気持ちなのかを認識するまでに時間がかかります。
情報が少ないと認識が薄くなるのです。
セッションで運動を教える時もこの認識の濃淡で結果が大きく変わります。
「手首をゆっくり動かしてください」
そう言っても速く動かす人がいます。
でも速さの感覚って人それぞれですから、そういう時は、
「もっとゆっくりと」と言います。
ある程度、長くセッションしている人は一回のアドバイスで上手く行くのですが、そのようなことをあまり意識しない人や経験の浅い人は簡単ではありません。
ゆっくりと、言っても。
「さっきと同じじゃないかー」と言いたくなる人もいます。
“認識”を“運動”と捉えられていない人はそうなります。
認識している時点で運動しているというのは、マスクをしている人の顔をじっと見て、「あっ、○○さんだ!」とアクションすることからも分かるかと思います。
自分がどの程度のスピードで関節を動かしているか。
自分がどんな角度や軌道で関節を動かしているか。
自分のどこに力が入っているか。
自分のどこの力が抜けているか。
自分の足裏のどこがきちんとついているか。
感じることが認識。
そして、感じてはっきりとわかり、しかも客観的な指標と合っている。
このように認識が出来ると、その運動効果はバッチリです!
私のセッション中はよく出来るのだけど、自宅で一人でやると、同じような感覚にならないと、よく言われます。
それは、ある意味当然です。
セッション中は、私の認識する力が加わっていますから、お客様の認識する濃度が濃いのです。
一人でやるより濃い。
お分かりになりますか?
私のセッションを受けてくださっているお客様には何となくでもお分かりになるんじゃないかな。
『認識は運動』と言うことはとても大事なことで、運動には欠かせないことなのです。
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パソコンやスマホで文字を打ちます。
十年以上パソコンやスマホをいじっている人なら、文字を打つのは容易いと思います。
ところが、高齢者やほとんどパソコンなどに触ったことがない人は、簡単ではありません。
一本の指でキーボードを押して文字を書きます。
文字の位置も把握していませんから、とても時間がかかります。
私たちはキーボードで文字を打つときにどこに何の文字があるか、だいたい把握しています。
いちいち文字を目で追って探さなくても、なんとなく文字は打ててしまいます。
キーボードの文字の位置を完全に記憶していますか?
記憶しているプロフェッショナルな人もいると思いますが、私などは文字を打つときには自然と手が動いているような感覚に陥ることがあります。
こういう現象を「感覚的に腑に落ちる」と定義します。
感覚でなんとなくできてしまうというイメージです。
テニスやゴルフのプロがラケットやクラブを自分の腕のように、いや腕以上に巧みに扱うことはお分かりになると思います。
練習したからできるのですか?
確かに長い間、人一倍練習したからです。
では、練習すればだれでもプロレベルになれるかというと、そうではありません。
スポーツなどで言うセンスは別にして、「感覚的に腑に落ちる」までには繰り返しが必要です。
問題は、それをどのようにして育むかです。
大事なことは『正しく繰り返す』こと。
出来なかったことが出来るようになると、それまで難しかったことがいとも簡単にできてしまいます。
それは脳内に『正しい回路』が構築されたからです。
『間違った』回路を刺激すると、どうしたいのか脳内は迷います。
いかに『正しい回路で』運動をするかが、直感的な感覚を養うのにとても大切です。
生活での姿勢や動作も同じです。
ちょっとしたことだからと軽視されがちですが、それが『間違った』回路だと、身体の問題への積み重ねになることはお分かりになると思います。
何気なくできてしまう直感的な感覚を磨くためには、まず意識をして『正しい回路』刺激することから始めましょう!
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それは、体を動かすときに肩甲骨を起点に動きをつくることです。
肩甲骨を動かして動きをつくる。
特に重心移動の際に意識して行うと、面白いように重心移動がスムーズに行えます。
私はバイクに乗りますので、バイク運転時に肩甲骨で動きをつくるようにするとホント簡単に方向転換ができます。
ゆっくりにでも瞬間的にでも如何様にも調整して動かせます。
慣れると一瞬で方向転換や重心移動が簡単にできるようになります。
武道や総合格闘術などの動きを見ても、肩甲骨を効果的に使うものを見ることがあります。
素晴らしい剣術家も肩甲骨を柔軟に力づよく働かせることにより、美しい豪剣を披露してくれます。
その中でも特に肩甲骨の動きで印象強いのは、ダンサーです。
様々な種類のダンスがありますが、すべてに肩甲骨の動きの重要性は高いでしょう。
塚原卜伝像
よく「肩甲骨から腕を使う」という身体操法の表現があります。
肩甲骨や鎖骨のあたりから腕を使う意識をする。そして、実際にそのように使うわけです。
これを片手だけの動きで実践すると、例えば右手を使うときに右の肩甲骨や鎖骨だけを意識して動くと、その反対部分、つまり左半身側が何もしないことになるので、体半分の動きが置いていかれるのです。
しかも重心は手を動かした方と逆方向へ推移してしまいます。
場合によってはそのような体の使い方もあると思いますが。
けれども、一瞬で動きを変えたいケースでは、片手を使う場合でも両方の肩甲骨を同時に動かすことがスムーズで楽な動きにつなげるコツになります。
左右同時にと言いましたが、正確にはごくわずかな動きのズレがあります。
同時に見えるけど、動かし方の順番はあると言うことです。
いま、これをお客様に順序だててセッションで取り組んでいただいています。
ただ、壮大な動きの習得になるとは誰にもお伝えしていませんが。
このブログを読んだお客様は動きを根本から変える取り組みであることを楽しみにしていただければと思います。
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新型コロナウイルスの感染等拡大防止を目的とした外出自粛生活が続いています。
人と人の密な接触を避けなければいけないことから、外食業界を始め、コンサートなどを開くことも出来ず、甚大な影響を受けて、私たちの生活自体の変化を余儀なくされています。
当社のお客様には、外食業界、オペラ歌手、音楽家の方々がいらっしゃいます。
それに医療従事者も沢山いらっしゃいます。
医療従事者の方々には本当に感謝の言葉以外見当たりません。
身の危険と隣り合わせで働く皆さんには、一日も早い事態の収束が訪れることを切に祈ります。
さて、仕事にも変化が求められて私たちの仕事も多くのところでオンラインでのレッスンが行われています。
セッションではどのような現象や結果が出ているか、まだ多くを知る機会は少ないのですが、私の経験を少しお話しします。
まず、オンラインでのセッションは、当然ですが相手に触れることができません。
その分、よーく観察することになります。
リアルセッションでも観察は基本なので、セッションでの観察はとても大切です。
観察、評価がきちんとできないと、何をすればいいのか明確になりません。
オンラインの画面上での観察は、より目を凝らして観ることになります。
相手との距離が離れる分、全体を観るのには向いていますので、ちょっとした動きの変化が分かりやすいというメリットがあります。
そして、オンラインセッションで最も優れているメリットは、お客様がご自身の体をよーく確認することです。
お客様が自身のお体の変化を感じて、どうなったかを認識するプロセスがより切実になります。
どうなったかを確認して、自分の言葉で説明する必要が出てくるからです。
これはオンラインセッションの大きなメリットです。
簡単に言うと、お客様自身の内観力が必要になり、内観を高めるにはもってこいのセッションなのです。
体の状態を確認して、こう動くとここが突っ張るとかお聞きしながら、コンディショニングを進めていきます。
こちらのイメージでここを動かすと、ここが変わるな、とイメージした通りに変化すると、お互いに嬉しい。
リアルの距離が離れているからこそ、そんな喜びも感じられるものです。
腰が張って、足の問題もある。
ぎっくり腰一歩手前の状態でも、丁寧に調整していけば、徐々に改善してきます。
触れない分、目で見て感じて考えることが、より強調されるのがオンライン・セッションです。
「えー全然出来ちゃいますねー」
とお客様。
汗もかき、腰や足の痛みもなくなりました。
本当に楽しいですよ!
世の中や生活習慣の変化はすぐには受け入れがたいと思いますが、好奇心を持ち、面白そうと思ってチャレンジしてみると新たな境地を体験することができます。
今だからできる。
誰でもできる。
あと、私がリアルセッションの時から重視していたことに空間認知能力というものがあります。
鏡越しにでもお客様の体の奥行きをみる癖をつけてきていました。
人を立体的にみて、各関節などの位置を判断するのです。
いちいち横を向いてやらなくても、正面から見て股関節やそれに対する腰や頭の位置を立体視できます。
だから、もうほんの少しだけ体を倒すとか、起こすとかがわかるのです。
リアルセッションでは常に色んな角度や距離で人を観ることを重視してきましたので、それが功を奏しています。
画面越しでも筋肉の張りや体の違和感は大体わかります。
動くと詳細に問題点もみえます。
まだ体験していないお客様は是非体験してみてくださいね。
「えっ!?オンラインでここまでできるの?」
と、きっと驚かれます。
とても楽しいと思いますよ!
お読みいただき、ありがとうございました。
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外出自粛が続いています。
私たち動物は、動く物と書く通り、動かす範囲が狭くなれば体の機能は低下してきます。
肩関節を例に取ると、
普段の生活で腕をだらりと下げた状態から90度以上(床と平行以上)に上げない生活をしていたら・・
当然、上がりにくくなります。
それは体が使わない機能は「使えなくていいや」と判断して、使わなくて済むようにしてしまうからです。
ずっと家にいると縮こまって動かしていない部分があるはずです。
散歩して運動不足を解消したと思う人がいますが、散歩だけでは十分に運動したとは言えないところがあります。
散歩、あるいはウォーキングというのは、特定の関節を決まった可動域でしか動かしません。
足(股関節)にしても、腕(肩関節)にしても歩くための運動しかしないはずです。
重心を移動して心臓も適度に動かす点はお薦めできる点ですが、体を健康に保つには他の運動も行う必要があると言うことです。
現代人は特に座っていることが多く、座る時間が長くなればなるほど背中が丸まり、腕を前にもってくる姿勢を取ることが多くなります。
長い時間座って何かの作業をしていると、時々「んーーっ」と腕を後ろや上に持っていき、いわゆる伸びをします。
猫が時々、伸びをするのと同じです。
あれは固まった体を違う方向へ動かしたいという体の願望からくる反射的行動です。
ずっとパソコンに向かい作業していると、無性に体を反らしたくなりませんか?
そんな時に胸の筋肉の固さを調べてみてください。
腕を横に開き、肘を90度程度に曲げます。
そしてその肘を後ろに少しずつ動かしてみてください。
手と肘(前腕部)は垂直に保ったままです。
胸や肩の付け根がミシミシと音を立てて伸びていく感じがしませんか?
もし、この体の状態を知らずにずっと動かさなかったら?
それが冒頭に挙げた体の機能の低下なのです。
今回は外出自粛で固まる胸に焦点を当てて、胸を開くためのコンディショニングをご紹介します。
まずは、胸と腕の交差している部分をやわらかくします。
腕は特に上腕二頭筋が固くなります。
腕の使い方に特徴のある現代人は、カチコチ腕の人が多くみられます。
腕と肩と胸は筋肉が重なり交差して付いていますので、腕が固いと胸をやわらかくすることができません。
解剖学的に関節を動かすだけでやわらかくできますので、次の動画の動作をお試しください。
仕組みだけ一度学べば、あとはイメージしながらチョコチョコ繰り返すだけで簡単に腕の良好なコンディションを保つことができます。
(4:51)
そして、胸の筋肉をやわらかくします。
色々な方法がありますが、これも簡単。
動画を全部見て、やり方だけ一度、認識してください。
一度、覚えたらあとはやはりチョコチョコやるだけです。
(5:14)
最後に胸の循環運動。
ポンプエクササイズです。
これもやり方を覚えれば実施は簡単です。
畳半畳あればできるマストエクササイズ❗️外出自粛で体が鈍る前に刺激したい大事な「ちょこトレ」(上半身:胸・背)
(5:01)
すべて説明付きの動画なので、少しお時間をいただいてしまいますが、一度見て覚えていただければ、あとは適当な時に繰り返すだけです。
キーボードを打っている時に「腕が固いな」と感じたら、2、3回意識して肘を動かすだけでもいいです。
胸をさするだけでもいいです。
このように○○しながらできるコンディショニングですので、続けられると思います。
気を付けてほしいのは、「あー固まった!」と数時間経過してから気づくことです。
自分の体に対する意識が遠ざかると、固まりすぎます。
そうなると、チョコっと実施してもなかなか改善を感じにくい身体になってしまいます。
長いこと暴飲暴食をしてきて、いつの間にか糖尿病になってたなんて言うのと同じです。
自分の身体に意識を向けない時間が長くなると、自分の体がどうなっているのか分からなくなります。
動画のコンディショニングを実施する時の注意点です。
? 動画で説明する動きのポイントなどを覚えてください。難しいことではありませんので、関節の構造の知識や手の動かし方などの手順を覚えていただきたい。イメージを認識することで効果を上げやすくします。
? 実行時に何を行っているかを感じながら実施していただきたい。
? 強くやらず、楽に気持ちいいと感じる程度の強さやスピードで行います。
知識や手順を覚えたら実際のアクションは、全部行っても2〜3分で終わります。
一つだけなら1分もかかりません。
自分の身体の状態に気づいて実施する。
このような癖を身に付けていただくのが、私がコンディショニングセッションを行う時のお客様への目標のひとつになります。
お読みいただき、ありがとうございました。
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人が不安や恐怖を強く感じると、体の姿勢はどのようになるイメージをお持ちでしょうか?
・背中が丸くなる
・頭が前に倒れうなだれる
・巻き肩になる
よくある猫背姿勢ですね。
この猫背姿勢は背骨である脊柱の一部の胸椎(きょうつい)と呼ばれる部分の丸みが強くなり、その結果、頭が前に倒れ、肩が前に出る巻き肩になるのです。
その際の肋骨は本来の広い空間が失われつぶれ、肺をはじめとした内臓器官が圧迫されてしまします。
当然、呼吸は本来の広い空間の時よりも行いにくく、浅い呼吸をすることになります。
それでも苦しくはないので、その浅い呼吸のまま生活してしまいますが、実はその呼吸が「酸欠」を引き起こしてしまいます。
酸欠状態が続くと、酸素はもちろん栄養が体の様々なところに行き渡らなくなり、エネルギー不足から体の多くの機能が低下してしまうのです。
普段の姿勢が引き起こす、体の機能低下は知らず知らずのうちに健康を蝕んでいき、やがて病気になるリスクとなります。
いきなり病気になったと思う人がいますが、そうではなく多くが日々の積み重ねで発生するのです。
未病というのは、病気には至らないけれど、実際に軽い症状があるということを言います。
・猫背で肩がこる。
・首や背中が痛い。
・腕を動かすと肩が痛い。
これらはすでに未病なのです。
背中、首、肩の位置を痛みの起こらない自然な位置にすれば、呼吸力が回復します。
細かく言えば、肋骨や横隔膜を意識的に動かすことも大切なのですが、無理やり動かしても効果は出ません。
人にもよりますが動かす順番がありますので、まずは腰回り、その前に足を動かしていくと、体が徐々に起き上がってきます。
自然と自然な体の状態になることが、未病を解消するコツです。
無理はどこまで行っても体に無理をかけます。
多くの未病は解消できるのです!
まずは誰にでもできるこの足上げ運動をやってみましょう。
動画とは少しやり方を変えて、3秒かけてほんの少し上げます。
3秒後に1秒止めます。
そして3秒かけて下げていきます。
狭い範囲をゆっくり動かすということです。
自分でカウントしながら行ってみましょう。
1回の上げ下げで8カウントです。
3〜4回ほどでお尻の筋肉がゆるみ、実施側のお尻に体重がかかっていくのが感じられます。
実施しながら注意深く感じてみてください。
お尻の下に坐骨という骨があるのですが、座っている座面により坐骨を感じることができると思います。
終わったら、立って足上げや前屈をして実施していない方と体の状態を比べることも大切です。
【ゆるトレ】腰痛解消にはコレ!いつでもどこでも運動
お読みいただき、ありがとうございました。
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将来の健康をつくる専門店
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ほとんどの人は「できる」と言うでしょう。
そりゃあ皆さん毎日歩いていますから、その時は片足で立っていますものね。
歩くときは、ほんの一瞬片足立ちをします。
でも、もし普段問題なく立っていると思っていても、静止状態できちんと立てなかった場合、歩いた時にきちんと立てるでしょうか。
私はコンディショニングセッションで、よく片足立ちをしてもらい確認します。
よくある目をつぶって行う閉眼片足立ちではないですよ。
直立で立つというより、股関節をほんの少しだけ屈曲して(やや前傾姿勢)立ちます。
股関節は球関節です。
支えている脚の骨の付け根(大腿骨骨頭)は丸いので、支えるのが難しいのです。
丸いボールの上に重量物を載せるのって簡単ではないですよね?
こんな感じです。
丸いということは載せ方が少しずれると、まっすぐ体重がかからなくなります。
体重を片足にまっすぐかけるためには、まず重心移動がポイントとなります。
体全体が傾くようにして重心を移動してください。
動画の最初のところです。
【アクティベーション系】膝痛改善、肩コリ予防〜脚あげ健康体操〜
重心を移動したら足を少しだけ持ち上げます。
そして、足をほんの少し浮かせたら数秒そのまま保持してみてください。
動画は足上げを目的にしていますが、立つことを目的にするやり方です。
自分で股関節に体重がかかっているのを認識します。
認識をしたら一旦足を下ろします。
これを片足だけ数回繰り返してみましょう。
実施後に左右の足裏の体重のかかり方を感じてみてください。
足の裏にしっかり体重がかかっているのを感じると思います。
また、腿が床と平行になるくらいまでゆっくり目(2秒くらいで)に上げてみてください。
実施側は上げやすいのが分かると思います。
お尻や腿裏の筋肉がやわらかくなっているのでしょう。
実は片足に体重をかける→反対側の足を上げる。
この一連の動作は歩行動作につながります。
この組み合わせがきちんとできないと、きちんと歩けないのが分かりますよね?
きちんと歩けないと動きのバランスが崩れ、その崩れたバランスを無理やり補正しようとして代償運動を行い、体の使うところと使わないところをつくってしまいます。
それが続くと体は片寄り、何かしらの問題が発生しやすくなるというわけです。
実際の歩行は、さらに前方方向への移動が伴い、さらに上半身の動きも関連してきます。
というか、上半身の動きがさらに重要なんです。
私たちコンディショニングトレーナーは、その生涯においてつくらなくても良い痛みや障がいを予防させることができます。
大げさなことではなく、現実的に体は長持ちするようになります。
だって生涯使い続けることができるように生まれてきているのですから。
ケガや病気は自分でつくることが多い。
不摂生があれば病気を引き起こすでしょう。
「風邪を引く」と言いますが、自分自身で「引いて」来ているのです。
何事にも理由・原因がある。
その原因を知っている人に先回りして聞いて、発生を未然に防ぐことはある程度可能だと思っています。
片足立ちが上手くできるようになったら、少しステップアップして次のエクササイズを行ってみてください。
より、股関節に効く刺激を与えることができます!
お読みいただき、ありがとうございました。
【ちょこトレ】ひざ痛、股関節痛にオススメのプレエクササイズ〜片足ヒップトレ〜
JUGEMテーマ:健康
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【新着情報!!】※一般向けイベント
『腰痛を撲滅!「ゆるゆるストレッチ」姿勢もキレイに!』
〜グループレッスンの流れ〜
1 腰痛の原因って何?
2 カチカチ腰もフワッとゆるむ!
最新ゆるゆるストレッチ
3 姿勢の正し方で、腰痛撲滅!
日程
・3月 8日(日)10:30〜11:30 終了しました!
・3月29日(日)10:30〜11:30 中止となりました。
料金 2,200円税込⇒初回限定 1,100円税込
詳細はこちら
〜「いま知ってよかった」がここにある〜
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JUGEMテーマ:健康
当社のコンディショニングを初めて受けたくださったお客様に感想を書いていただきました。
愛知県からご夫婦でいらしていただいたのです。
フェイスブックでご覧になった方もいらっしゃると思いますが、全文掲載いたします。
『先日、今の騒動の最中、夫婦で東京に行ってまいりました。目的は前に勉強会でお世話になったトータルフィットネスへ、身体の調整です。
今回調整していただいたのは、トータルフィットネスの鈴木さんです。
はじめに妻が60分コースの調整。
その様子を見ているだけでも面白いです。
整体でもない、マッサージでもない、
身体を少し動かして調整をしていきます。
なので、結局は自分の身体を使って調整をしているのです。←ここ重要!
鈴木さんはそのやり方とサポートをしてくださいました。
そうすると身体のクセや使い方で、身体のバランスって崩れるのかあ、ってのが分かってきます。
ではそのバランスが崩れる原因って?
心とも密接に関係しそうです。
また思わぬところに原因があることにも気がつけます。
次に僕が90分コースの調整。
はじめに寝転んで調整していただいたのですが、
あまりに気持ち良くなってうとうと。
その後は僕も椅子に座って調整していだだきました。
他にも歩き方だったり、
お相撲スクワットのやり方だったり、
色んなことを教えていただいて楽しかったです。
中でも印象的なだったのが、
『人の身体は100年または寿命を全うするまで大丈夫な身体を持って生まれてくる』
というお話し。
これは健康全体に言えることだと思います。
生命体は、今この瞬間を生きるために、常に生きるために精一杯のバランスを取っています。
その目的は寿命を全うすること。
しかし何かしらの症状が出るということは、そのバランスが崩れてしまっていることを意味します。
なので、そのバランスを元に戻してあげられれば、また復活します。
それには自分ひとりの力や知識や視点では限界があり、素晴らしい知識と視点を持った、サポーターがいれば、バランスは元に戻りやすいです。
薬やマッサージといった対症療法では、治癒といった点ではまるで意味がないようにも思えます。
サポーターの力を借りて、自力でなおす。
これができれば怖いものはないですね。
ということで、トータルフィットネスさんの調整は超おすすめです。
僕も近ければ定期的に通いたい〜』
とてもよく観察されていて、本質を見ていらっしゃいますね。
このお客様はこのセッションの前に当社の一般向け勉強会にご参加いただいた方で、そこからフェイスブック等で何度かやり取りしていました。
当社のYOUTUBE動画も見ていただき、実践し感想を書いていただいたこともあります。
この方は体に関するプロの方ではありません。
一般の方ですからね。
スゴイ捉え方をされると思います。
ただ健康に関する情報はとても深いものをお持ちで、特に栄養や食事に関してはプロ顔負けの知識をお持ちなんです。
とても要点を押さえているのですが、私が読んでいて目が留まったのは次の文です。
『しかし何かしらの症状が出るということは、そのバランスが崩れてしまっていることを意味します。なので、そのバランスを元に戻してあげられれば、また復活します。』
何らかの痛みや症状は、体が発している危機シグナルです。
「そこに負担がかかってますよー」
と体は教えてくれています。
なぜ負担がかかっているのかは、「そのバランスが崩れている」と書いておられます。
そのバランスとは何でしょうか?
筋力?柔軟性?左右差?
一般の方がよく言われるのに「筋肉が弱いから?」というものがあります。
正確に言うと「筋力」が弱い、いわゆる力が弱いと言いたいのです。
では、その弱くなった筋力を鍛えればバランスは改善するのでしょうか?
過去に筋力の低下しているところを強化することを散々やりましたが、有意義なやり方ではありませんでした。
鍛えることに意味はありますが、問題は鍛えていない時間に体をどう使っているかが重要です。
トレーニングのわずかな時間で弱っている筋肉を強化しても、結局日常生活の長い時間でその強化した筋肉を使っていなければすぐにバランスは崩れてしまうのです。
そのような経験もあり、現在の自分で動かして認識するコンディショニングが完成したのです。
お客様の感想に書いてあるように、
「薬やマッサージといった対症療法では、治癒といった点ではまるで意味がないようにも思えます。
サポーターの力を借りて、自力でなおす。
これができれば怖いものはないですね。」
“自力でなおす” とても大切な考え方ですよね。
薬を使わない小児科医として知られる真弓定夫先生はこう言います。
「自然治癒力とは治す力ではなく治る力。何かや誰かの力で現状を変えようとすることは、自然治癒力ではないのだ」
医師が病気を治すのではなく、病気は治るものだと言うのです。
また、予防医学の重要性を説き続ける脳神経外科医の田中佳先生はこう言います。
「医者の言う治るは、臭いトイレに芳香剤を置くこと。トイレを掃除すると思っているのが皆さんが考える医学。その医学の治る定義は見た目に良くなればいいと言うことですよ」
風邪をひいて、薬を飲み咳や鼻水が止まることを医学では「治る」と言うのです。
根本的には風邪のウイルスを根絶する。
でもその方法は医学には存在しないのです。
だから、風邪を治せたらノーベル賞と言うのですね!
“自力でなおす”とご理解いただけたお客様が素晴らしいです。
しかも一度のセッションで。
でも、その前に書いてあるお言葉も忘れずに。
「サポーターの力を借りて」
私たちコンディショニングトレーナーはサポーターです!
お読みいただき、ありがとうございました。
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『腰痛を撲滅!「ゆるゆるストレッチ」姿勢もキレイに!』
〜グループレッスンの流れ〜
1 腰痛の原因って何?
2 カチカチ腰もフワッとゆるむ!
最新ゆるゆるストレッチ
3 姿勢の正し方で、腰痛撲滅!
日程
・3月 8日(日)10:30〜11:30
・3月29日(日)10:30〜11:30
料金 2,200円税込⇒初回限定 1,100円税込
詳細はこちら
〜「いま知ってよかった」がここにある〜
将来の健康をつくる専門店
トータルフィットネス・コンディショニングセンター
公式HPはこちら
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JUGEMテーマ:健康のためにやっていること
今年5月で88歳になる高齢女性のお客様が言いました。
「今これだけ動けるのはトレーニングのおかげ」
実に18年間、基本的に週1回のパーソナルトレーニングを継続しています。
最近は、休むと体が硬くなると言ってコンスタントに週1回のトレーニングセッションを行っています。
コロナウイルスも何のその。
恐れの微塵もないご様子。
フィットネスジムは、会員さんもまばらで特に中高齢者のフィットネス愛好家はほとんど見当たりません。
ご自宅から1時間くらいかけて大塚にお越しいただいています。
もうすぐ米寿というところで運動と健康の大切さが身に染みてご理解いただいてるのではないかなーと思います。
もちろん、何が健康長寿を可能にしたかはっきりと証明することはできません。
けれども、ご本人がそう感じていることが一番です。
コロナウイルスに対しても過剰に反応することなく、通常通りマシンやダンベルも触っています。
まあ、私はボディデザインのトレーニング指導以外はほとんどマシンやウエイトは使いませんが。
そのお客様も何も対策をしないわけではありません。
手洗い、うがい、移動中のマスクの着用は励行しています。
一方、ガンガントレーニングする方々も指導しています。
30代のビジネスマンの方は、筋肉をつけたくて週1回パーソナルトレーニングをしています。
ある時言っていました。
「ホントにトレーニングしてて良かった。(迷走している政治家などの話になると)トレーニングやった方がいい!」と強く主張します。
トレーニングは心が鍛えられるので、芯がしっかりして仕事に対する姿勢や他人に対しての対応が優しく誠実になると言います。
取引先や顧客、また部下とのやり取りで、心の動揺を少なくする効果があるとのことです。
このお客様も6年半と長期にわたってご指導させていただいていますが、経験からのお言葉は説得力があります。
最近、このお客様が
「これをやっていればコロナにかからない」
と言いました。
体温も上がるし、気持ちも充実して、元気になる。
やはり体のエネルギーを放出することって大事です。
そして本日、30代のビジネスウーマンの方からは、この1ヶ月で良いことが沢山あって・・と切り出され。
まずスノボーに2日間行ったのだけど、お尻を意識して滑ったら、いつも必ず膝が痛くなるのに「まったく痛くない!」2日も滑ったのに。
そして、翌日はスノーシュー(西洋かんじきと呼ばれるものを履き雪上を歩く雪上ハイキング)をやり、これもいつもは膝に来て翌日の疲労感があるのだけど、お尻で登ったら膝には来ない、そして翌日の筋肉痛も含めまったく疲労感がない!
というご報告でした。
本当に嬉しいです。
でも、体を使った結果が表れていますよね。
それができたお客様が素晴らしい。
スノボーも体軸がブレそうになったら「お尻!お尻!」
とつぶやきながら滑ると、自然と上手くお尻に体重が載ったそうです。
そう言葉は体の反応を引き出します。
だから、仕事中も背中が丸まりすぎていると感じたときは、「背中まっすぐ!」と声に出してみる。
声に出せないのなら、心の中でつぶやく。
無言でつぶやいても効果は同じです。
それをやるかやらないかで、自分の体の問題解決の可否につながります。
当社のパーソナルセッションは、お客様の“意識改革”を願って、お客様の心身の感覚を高めていただく内容をご提供しています。
それは、単に体をどう使うかだけではなく、どう意識をするかが含まれます。
体に対する物理的な刺激と感覚的な刺激を与えられるようにしています。
それが分かると、「お尻!お尻!」という言葉と感覚の統合が可能になり、体が循環するのです。
言葉と感覚が統合すると、楽しいです。
スノボーが楽しい、ハイキングが楽しい、ジョギングが楽しい。
体を動かすことが楽しくなるのです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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・3月 8日(日)10:30〜11:30
・3月29日(日)10:30〜11:30
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JUGEMテーマ:フィットネス
皆さん足をぶつけた時って「痛っ!」ってなりますよね。
ぶつけた瞬間を脳が認識していますからすぐに反応できますが、例えばぶつけたことを認識していなかったら一瞬考えますよね。
脳では何が起こったの?と思考回路を働かせます。
そういう場合は別として、例えば腰が痛いと認識している人が体を動かした時に痛いかどうかを考えますか?
痛かったらその瞬間に痛みを感じますよね。
考えるまでもないと思うのですが、実際は痛みを考える人がいます。
そういう人は痛みを探すのだと思います。
「痛いところはないかな?」
「大丈夫かな?」
コンディショニングをした後、痛かったところがどうなったかを確認する時は怖さもありますので、不安な気持ちは拭えませんが、もうすでに痛かった可動域まで来て、いやそれ以上に動いているのに痛みを考える人がいます。
「ここまで曲げるとさっき痛かったでしょ?」
でも今は痛くない。
それは考える間もなく、痛くないんじゃないの⁉︎ (^-^)
しばらく考えて「痛くない」と言います。
この時に考えるのが悪いというわけではないのですが、痛みを考える癖が問題だと思います。
痛みの記憶って残ります。
腕を切り落としてしまった人が、ない腕が痛むなんて幻肢痛という痛みもあります。
脳が作り出している痛みを、こう動くと痛いんじゃないかなー?と先回りして考える思考回路をつくってしまうと、考えないと痛いかどうかわからなくなってしまいます。
そういう人は痛みに敏感というより、
不安に敏感だと思います。
「心配事の9割は起こらない」という本を書いた人もいます。
米ミシガン大学の研究チームでは、実に96%の心配事は起こらない!との報告もあります。
不安や心配事に敏感だと、つい先回りして痛みを探す。
痛ければ、痛いところで痛っ!ってなりますから、大丈夫です。
心配して身構えることも大事だと思います。
でも必要以上に身構えると疲れて、心身疲労します。
痛い時は痛い。
それならそれに対処すればいいです。
ちょっと痛いのは?
痛いと感じる手前で動いていればたいていが良くなります。
高重量のベンチプレスをやっているトレーニーに言うんです。
挙がるか挙がらないかギリギリの時(専門用語でスティッキングポイントと言います。)にひとこと。
「大丈夫❗️」
高確率で挙がります。(^_−)−☆
「頑張れ!」より「大丈夫」
いつも「痛いかどうかな〜」と考える人と、
「ちょっと痛いけど大丈夫」
と思う人ならどちらが身体の負担が少ないでしょうか。
大丈夫という言葉は私たちの脳や心の中に染みついています。
子供のころから大丈夫という言葉には安心感が含まれています。
痛みに対しての向き合い方は、現代人にとってとっても重要だと思います。
でも、ずっと同じ姿勢でいることは避けてくださいね!
座位での姿勢もバリエーションをもって良い姿勢が良いのではなく、姿勢を変えることが良いと考えています。
あと座っていると、骨盤が後ろに倒れすぎている人がいますから、あまりにも倒れていないかどうかを時々チェックしましょう!
どのくらい倒れたら骨に良くないのかわからない方は、「からだの勉強会‐てほどき」や「腰痛撲滅グループレッスン」などにご参加ください!
気軽に一生使える知識が体で理解できますよ。
足の専門家の方々に絶賛された勉強会です!!
さすが専門家。まとめ力がスゴイ。
足道楽様公式ブログ
https://ashidoraku.amebaownd.com/posts/7699533
お読みいただき、ありがとうございました。
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JUGEMテーマ:フィットネス
先日、ある場所で看護士さんに訊ねられました。
「脚の形を変えることはできるのですか?」
何でも腿の付け根外側の盛り上がりが気になっているご様子。
女性にとても多いですね。
男性にもゴルフをやる人に多く見かけるように思います。
このような人の場合、腿の内側とお尻がしっかりしていません。
言ってみればユルユル状態。
筋肉がしっかりしていないのです。
こういう方は、体の使い方を変えれば脚の形を変えることはできます。
しかも比較的容易に。
詳しくは先月のブログをご参照ください。
本橋ブログ『お尻を鍛えるには内ももと一緒に』
http://motohashiblog.jugem.jp/?eid=71
先週ご来店された30代女性のお客様。
時々、ご来店され体をリセットされています。
当社のコンディショニングは、日頃の生活でできるもの、やってもらうと体の調子が整いやすいものをセッションします。
この女性は、ポイントを押さえて行うことが上手で、ご自身で体の姿勢が片寄りすぎないようコンディショニングすることができます。
でも今回は少しづつ片寄ってきた体をリセットすることができずに、なんか気持ちの悪い状態が続いてしまったのでお越しくださいました。
確かに色々と片寄りが気になります。
時々、片寄りが幾層にも折り重なるような状態になっている場合があります。
今回の場合もそうでした。
そういう場合は、一層ずつ体のベールをはがしていくように調整していきます。
こういう時に大元のピンポイントをスパッと決めて、すべて改善できれば飛び上がるほど嬉しいのですが、まだまだ順番にやっていかないといけません。
そうして、調整していくとある段階で「いつも通り」の体になります。
いつも通りというのは、いつもの片寄り具合ということです。
片寄りが幾層にも重なると、いつもの片寄りとは違う状態に変化します。
こういう時は結構難しいのです。
それで、いつも通りの体になったところで、体の動いていない部分を動かしていきます。
この時も順序があるのですが、決まったものはありません。
どこを先に動かして、その次はどこ?
という感じで、その場その時にお客様を観察して決めていきます。
これでいいでしょう。という体の状態になるにはいくつか基準があります。
・肩甲骨がぶら下がった状態
・腕が楽に動く状態
・肋骨に弾力がある状態
・呼吸が深くできる状態(息を吸うと肋骨が楽に膨らむ。息が吸える)
・胸椎が楽に左右に回る状態
・腰回りがやわらかく弾力のある状態
・股関節が楽に動く状態
・体重が真っ直ぐかかる状態
まだありますが、これらは全て確認します。
ひとつひとつきちんと確認するというより、無意識に確認している項目です。
私の体が楽であるイメージとお客様の感覚を合わせていきます。
この状態に持って行くことが、ひとつの目標になっています。
ここに来るまでに体の調整やアクティベーションを行い、いくつかのエクササイズも交えています。
そして、遊び的な運動で全身を動かし、様々なスクワットを行います。
代表的なスクワットが、相撲スクワットです。
https://www.youtube.com/watch?v=3vrjVoat_Gw
そして、最近では丹田スクワットなるものがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=Rt_jvMq2FVo
相撲より、丹田の方が上体を立てて行います。
腕を上げることにより、上半身を立てやすくなります。
どちらも股関節が90度近く曲がったら、骨盤が少し後ろに倒れるようにして行います。
そうすることで、腹筋(腹圧)に力が入るようになり、腰の負担を減らします。
そして、スクワットが終わり、
「ちょっとお尻を触ってみてください!」
と言うと、
「あっ!出てる〜(^-^)」
と笑顔になります。
そう簡単にお尻の形は変化するのです。
日常での体の使い方と合わせて「一ヶ月やってみます!」と意気込んで、またのご来店をお約束しました。
体の変化を楽しみに生活できると、素晴らしいですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
◇プロの『手』体験はこちらまで。(2月開催)
「てほどき」
https://tfc.tokyo/free/tehodoki
◇プロの方向けセミナーはこちらまで。(2月開催)
「身体をゆるめる実践法‐柔らかくリラックスした身体へ‐」
https://tfc.tokyo/free/2020-02-09
◇公式YouTube動画もご覧ください!
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トレーニング指導を受けるときに真っ先にイメージするのは、
〇〇エクササイズを〇回×〇セット
というようなことです。
ボディメイク、ボディビルのためのトレーニングでしたらそうなります。
私も10代から20代の頃はカッコいい体やゴツイ体を目指して、ボディビルトレーニングに励んでいました。
確かに体に筋肉がつくと気分もいいのです。
そういう効果もありますが、そのためのトレーニングはハードで食事にも相当気を使わなければカッコいい体は獲得できません。
多くの犠牲を伴うわけです。
その犠牲をいとわず筋肉をつけることが最優先される時は、それはそれで楽しいものです。
では、ハードトレーニングができない人、やるまでもない人は何をすればいいでしょうか。
「健康のためには運動をしましょう!」
と一般的に言われます。
ウォーキングをしたり、スクワットをしたり、ジムでマシントレーニングをしたりと。
何かと時間に追われる現代人ですが、そんな時間は取れないという場合、ミニマムに考えると何もしないという選択肢もあります。
何もしないというのは正確ではありませんが、実際に私の場合はそうです。
ウォーキングもスクワットもジムに行っているけど、マシンやウエイトはやりません。
これらは構えてやりません。
という意味です。
実際には仕事で何度も立ちしゃがみをします。(スクワット)
休日出掛けた時などはなるべく歩くようにしています。
筋力は・・
ここで筋肉をつけることと、筋力を高めることは少しニュアンスが違うことを示しておきます。
筋肉があるから筋力が高いとは必ずしもそうではありません。(まあ筋肉が多くて力が弱い人はいませんが)
筋力は筋断面積に比例する。
という科学的根拠もありますが、筋肉量が少ない人でも大きな力を発揮する人はいます。
これは主に神経系の作用も関係しています。
そもそも、筋肉が多い、少ないというのも客観的判断が曖昧です。
見方によって変わるということですから、明らかにガリガリでなければ一般的に筋肉量はあまり関係ないと思います。
だから私は昔取った杵柄で、ハードトレーニングによってつくった貯筋を少しずつ切り崩しています。
でも、意外に筋肉って落ちないものですが、落とさないのにもコツがあると思います。
それは、普段の姿勢や動作でなるべく体をまんべんなく使うことです。
全身の筋肉や関節をまんべんなく使えば、体は循環します。
好循環の体でいれば、酸素や栄養の出し入れが良く行われます。
つまり、活き活きとした体になるのです。
このような意識のもと生活していると、筋肉は落ちにくいなーと、経験上感じます。
周りを見てもやはり活き活きと体を循環させている人をみると、体はしっかりしているように見えます。
では、体をまんべんなく使うコツってなんだかお分かりですか?
実は、片寄らないこと。です。
そして、大事なポイントは、
自分の身体に意識を向けること。です。
体を循環させる順番で最も大事なことは、自分の身体に意識を向けること。
自分がどのような姿勢をしているか。
自分がどのような動作をしているか。
自分がどのように動こうとしているか。
自分の心と姿勢の関係はどうか。
自分の身体の動いていない部分はどこか。
タイムリーに意識を向ける。
短い時間でいいから、意識を向ける。
外への意識ばかりになっていないか、意識を向ける。
動く前に自分の身体に意識を向ける。
心の状態を認識し、体に意識を向ける。
なにかの道具を使ったり、あらためて特別なことを行うわけではありません。難しいことでもありません。
体をまんべんなく使うことで、筋肉は落ちにくくなる。
もちろん、効果はそれだけではありません。
これをやるかやらないか。
やれるか、やれないか。
ただそれだけなんですが、生きる上での金銀珠玉になり得るのです。
お読みいただき、ありがとうございました。
◇【TFC取説セミナー】※指導者向け
◇【からだにやさしい勉強会】 ※一般の方対象
料金:500円(税込)!!
◇初回限定のお得な料金で実施中!!
『からだの勉強会 -てほどき-』
※グループレッスン
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JUGEMテーマ:健康のためにやっていること
新年です。
本年もよろしくお願い申し上げます。
さて、年末年始の暴飲暴食により体形が少々変化した人が少なくないのではないでしょうか。
かくいう私も正月太りは毎年恒例で、ここ3年くらいは3kg程度の増量で抑えられています。
普段の生活リズムと食生活に戻ると、だいたい1月後半には元に戻る公算です。
とはいっても4日から仕事はしていますので、すでに正月気分は終わりました。
その体形ですが・・
自分の理想の体形を目指して、レジスタンストレーニング(負荷を用いたトレーニング)をする人が増えましたが、どうも理想の体形とはかけ離れた方向に行ってしまっている人がいます。
前回のブログ「お尻を鍛えるには内ももと一緒に」
に書きましたが、お尻を鍛えたいのにももの付け根外側を鍛えてしまっているケースがあります。
当社のお客様ではないのですが、ジムでたまにひと言ふた言ご指導する中年女性がいます。
とても熱心にワークアウトに励んでいる女性ですが、ある時から脚の調子が良くない。
股関節が痛いのです。
歩き方やトレーニングフォームをみると、やはり内股使いでした。
股関節を曲げる(屈曲)するときに、やや内閉め(内転)・内回し(内旋)の動作をしています。
歩くときもそうです。
股関節からしてみると、ストレスのかかる機会の多い状態が続きました。
そのことはご指摘していましたが、ハードトレーニングの熱意の方が勝ってしまい、ついに人工股関節置換術を受けることになったと別の人から聞きました。
残念ですが、仕方がありません。
その後、しばらくしてやはり痛そうな歩き方をしているその女性に会いました。
人工股関節の手術後でした。
置換術は両方の股関節で無事行われました。
新しい股関節に変わったはずなのに、歩き方は以前と変わっていません。
私「調子はどうですか?」
女性「まあね」
まだ痛い様子です。
でも、多くの人がそうなんですよね。
痛みに対しての直接的なアプローチはしてもなぜそうなったのか?には意識が向かない。
だから痛みを繰り返すのです。
その「なぜ?」の部分を見つけアプローチすれば、多くの問題が解決します。
その女性も同じでした。
股関節の使い方自体が変わらなければ、また痛めます。
だってその使い方で痛めたのですから。
私は夢中でその女性に股関節の使い方を説明しました。
大きな声で、節に「こうすると体が楽だよ」と体に言い聞かせるように。路上にもかかわらず、途中で知り合いにも声を掛けられ、膝をつき説明しました。
十数分だったでしょうか。
今まで辛かったのでしょう。
一生懸命説明する私の行動に涙しているようにみえました。
その女性とはたまにしかお会いしないのですが、それからまたしばらくして「先生!」と明るい声が背後から飛んできました。
振り返ると、その女性でした。
顔を合わせると、とたんに「見て!!」とスタスタと歩き始めました。
一瞬「なに?」と思いましたが、その歩きを見て思わず笑みがこぼれました。
なんと、違和感のない動作で歩いています。
以前はどこかをかばう様にヒョコヒョコという感じだったのですが、それは全くありません。
軽やかな足取りです。
おじぎの動作を見ても膝が内側に向いてしまうことはなくなりました。
思わず顔を見合わせてお互い笑顔になりました。
この女性は真剣に自分自身の体と向き合った結果、手術をしても痛みがなくならなかったのが、ようやく改善できたのです。
声を掛けられた時に脚の形をみて気がつき言いました。
「すごい、脚の形も変わってる!」
「お尻も後ろに出てる!」
そうです、痛みがなくなり、動作が楽になって、さらに脚の形も変わったのです。
※イメージ写真
タイトルに「心身を安定させることは、ボディを整えることと同じ」とありますが、心身の安定とは次のことを表します。
痛みがなくなることで気持ちが安定する。
動作が楽になることは、関節が安定して動いているから。
すっきりした体形になり、心が安定!(体形の改善がお望みなら)
すっきりした体形は動きやすいし、一般的には見た目にもカッコいいです。
また筋肉のバランスという点では、使っている筋肉と使っていない筋肉の割合を少なくすることでバランスされる(安定する)と定義しています。
関節周りの筋肉の使い方が安定していれば、筋肉や関節の問題は起こりにくいのが分かりますよね。
だから、私たちコンディショニングトレーナーは様々な意味での『安定』を探してコンディショニングを行うのです。
それが上手く行くと、今回の話しの女性のように心が変わり、体も変わることができたのです。
今回の女性には、たまにしかアドバイスしていません。
元々、ハードにシリアスなトレーニングをしていることから、体に対しての意識もしやすかったのだと思います。
ただ、本当に痛みから脱却したいと思った時に、真剣に自分の身体と向き合えるかどうか。
自分の身体に意識を向けられるか。
忘れずに行えるか。
改善できる人となかなかできない人の違いはそれだけだと思います。
それと、グッド・コンディションをつくるための知識もね!
お読みいただき、ありがとうございました。
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トータルフィットネス・コンディショニングセンター
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JUGEMテーマ:フィットネス
最近はお尻を鍛える人が驚くほどに増えました。
SNSなどでは自慢の鍛えたお尻を惜し気もなく披露されている女性も多いです。
スゴイ時代になったな〜と思いますが、お尻を鍛えるのにちょっと残念なケースがあります。
当社としては基本中の基本なのですが、一般の人にはまだお分かりにならない人がいますので書きたいと思います。
それは股関節内転筋(内もも)を鍛えるときによくやわらかいボールなどを内ももに挟み、その脚を閉じるエクササイズを行っている人がいます。
問題はその挟み方。
写真の脚の形は少し極端ですが、いわゆる内股(股関節内旋位)で挟んで力を入れても効果的に内ももを刺激することができません。
内股の状態でやわらかいボールでもタオルでも挟み締め付けてみてください。
内ももに力は入らなくないですが、これは機能的な力の使い方ではありません。
締め付けているときに外もも特に上部の外ももを触ってみてください。
脚の付け根あたりです。
固くなっていませんか?
脚の形で、ももの外側が膨らんでいる人は、まさにこのような力の使い方をしているのです。
筋肉で言うと大腿筋膜張筋という筋肉がよく使われます。
しかも!
内股で閉めているときにお尻の筋肉はどうなっていますか?
たるたる(嫌な響きです)ではありませんか?
内股で脚を閉じる運動をすると絶対にお尻が締まらないのです。
なぜならそう決まっているから。
解剖学がそうなっているんですよね。
それに内ももを機能的に使うときには、お尻の筋肉も同時に働くべきです。
スクワットがまさにそう。
お尻を締めるのに内股では締まらないのです。
この高齢者の閉め方がグッド!
よくわかっておられますねー。
(実際にはそうなるような姿勢や体の状態だと推察しますが)
脚を閉めるときにお尻も閉めるように力を入れてみてください。
そのときに内転筋が協働して上手く使えるようになります。
ボールを使わなくてもできる内転筋とお尻を刺激するプリエ・エクササイズはこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=wx9bzNpeIW0
そして、ボールを挟むエクササイズで感覚を掴んだら、是非ともスクワットを行いましょう!
スクワットは総合的に脚を鍛えてくれます。
歩くだけでは筋肉は鍛えられません。
スクワットこそ、いつまでも動ける体をつくる
「King of Exercise」です。
でも、私たちのセッションでは「よしやるぞ!と構えてスクワットをしなくていいですよ」とお話ししてます。
何回何セットとか、ワークアウトでやる人以外でしたら、回数も決めなくていいです。
適当に気が向いたときや隙間時間に2、3回なんて感じでいいです。
大事なのは、それを習慣づけること。
忘れない事です。
生活動作では一日に何回も立ちしゃがみ、あるいは屈む動作を行いますよね?
ずっと前に一日中ほとんどしゃがむことがないという人に会ったことがありますが、多くの人が生活動作で股関節を90度近く曲げることをすると思います。
そのときに内股にならず、つま先の正面からみて膝とつま先の向きをそろえて行ってください。
それは脚やお尻を鍛えるエクササイズになります。
せっかく動作するのだから、体が得する動作をした方が体も喜びますよね!
脚の形を綺麗にするにも、慢性的な痛みを改善させるもの、やることは同じ。
意識から変化は始まります。
https://www.youtube.com/watch?v=hC0hhJwO12o
素晴らしいお尻と脚です!
お読みいただき、ありがとうございました。
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コンディショニングセンターでは、人々の健康維持の助けになる運動指導をしています。
また、体の痛みを改善したいという方のご指導も数多く行っています。そんな指導の中で、痛みに対して敏感というか、痛みにしか意識が向かない人がいらっしゃいます。
脚や腰周辺の痺れを訴える方ですが、こう動くと痺れが出る。これは楽。また少し動くと、「あっ!出てきましたね」と痺れる姿勢や動作を探しているようです。
病院の検査などでは詳細に調べ、なぜ痺れが出るのかを見つけようとしますが、この方の痺れは医学上問題は見つからないそうです。
何かをしようにもその「あっ!出てきた」で中断するので上手く進みません。
動作が止まるほどの激痛ではないので、大丈夫なはず?とこちらは考えますが、いかんせんその痺れを取りたい気持ちばかり先走ります。
御薗治療院の中村秀一先生の治療みたいにスパッと痺れが取れればスゴイのですが、そんなに簡単ではありません。
結局、痺れの起きない姿勢や動作のみのセッションになり、体は楽になったものの痺れは取れず。
今までに様々なところへ行かれたようですが、一度のセッションでは目的達成とは行かなかった例です。
でもこのお客様が初めていらっしゃる前に何となく感じていたんです。
「ちょっと難しそうだな」と。
ご紹介なのである程度どんな状態なのか聞いていましたが、いらっしゃる前の雰囲気を察知していたように後で「やっぱりな」と思いました。
まあ、こういうこともあります。
お客様の痛みに対する捉え方、意識の仕方も大いに関係します。
何度か継続できればどうだったかなーと言い訳しておきます。
あとお客様自身で良くしようとする意識がないと、こういうケースは難しいです。
当然、良くなりたいと思っていらっしゃいますが、「良くなりたい」と「良くしてもらいたい」ではスタンスが違います。
後者だと基本的に他人任せ、その場で良くならなければそれ以上の評価はありません。
「良くなりたい」人は、良くするための取り組みをされますので、ほとんどの人が良くなります。
マジックのような治療や調整はありません。(一見マジックのように見えるものもありますが、きちんと筋が通っているのです。まさに前述の中村先生の治療です。)
体のコンディションを整える時には“思考”の部分が大きく影響します。体を健康にするための道筋を理解して、実践して行けばほとんどの人が元気になれます。
一方、膝痛でご来店したお客様も色々な治療などに行かれたそうです。
気功治療も体験したそうですが、やはり良くならない。
膝をある程度曲げると痛みを感じますが、まずは膝の状態を確認したら後は膝に目をくれず、全身のこわばりや体の動いていない部分をチェックして、調整しました。
膝はだいぶ深く曲がる様になりましたが、無理をせずに日常での体の使い方、特に股関節や腰肚の部分をご指導しました。
セッションして数日後、「なかなか調子が良いです」とご連絡をいただきました。
この時2度目のセッションをしていないのでどうのようなことを注意して生活できたかお聞きしていませんが、どこに行っても良くならなかったものが、1度のセッションで良くなった例です。
もちろん、お客様の意識の高さや痛みに対しての取り組み方がそうさせたのだと思います。
同じ指導者が行うセッションでも「良くしてもらいたい」スタンスの人と、
「良くなりたい」人では、体への反応が全く違うということがあります。
コンディショニングセッションは、マッサージのように「体丸投げ」ではありません。
調整したり、お客様の知らない体の使い方をご指導したりしますが、結局体を動かす張本人はお客様ご自身です。
体を動かさないことには、元気にはなれません。
その動かし方のご指導をします。
そして体の動いていない部分を動かすご指導をして、初めて動いていない部分が循環して滑らかに動いていきます。
闇雲に動かしても日頃動いていない部分は、いつまでたっても使えません。
動ける状態をつくり、動かすコツを知って、ご自身で実践できることが健康づくりには大切です。
お読みいただき、ありがとうございました。
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当社には長くコンディショニング・セッションを受けて下さっているお客様が多数いらっしゃいます。
その中で、もう15年近くご指導させていただいている男性医師の方は、最初腰椎椎間板ヘルニアとの診断で腰痛を訴えていました。
病院では執刀も数多く熟すことから腰の負担が大きかったのだと思います。
それと医師という職業。
精神的にも大きな負担のかかる立場だと思います。
そんなことで先にご指導させていただいていた奥様からご紹介いただき、今に至ります。
それで15年ほど腰痛は起こったか?
「ありません」
時々、腰まわりが張ったり、固くなることはもちろんありますが、悩むほどの腰痛や動けなくなるほどの腰痛は一度も発生していません。
腰椎ヘルニアはどうなったか?
「調べてないのでわかりません」
腰痛も起こらないので調べる必要もありません。
近年では、腰椎ヘルニアだから、腰椎分離症だから、脊柱管狭窄症だから、腰痛になった。
という認識は変わってきています。
ヘルニアになって、それを外科手術で取り除いてもまた痛くなる人が多いようです。
病原を絶つと考えて手術をするのですが、
「それって病原ですか?」
原因を取り除けば、痛みはなくなるのではないですか。
手術をしてもまだ痛むって人、たくさん知っています。
それは、
「病原が取り除かれていないから」
仮にヘルニアが病原で神経を圧迫していて痛みや痺れがでているとしたら、
それが痛みの原因だとしたら、
手術すれば痛みはなくなるはずです。
痛みが良くならないということは、そこが原因ではないからです。
ある時突然ヘルニアになるわけではありません。
日本ラグビー代表のリーチマイケルさんにガチでタックルされたら、突然なるかもしれません(^_^;)
けれども、そういうことはまずありませんので、ヘルニアになったのは「結果」であるという認識をすることが大切です。
病院では、腰椎ヘルニア=腰痛の原因
コンディショニングでは、腰痛=身体の使い方が原因
とします。
最新の知見では、
「背骨や椎間板の異常は、健康な人でも普通に見つかる!」
のです。
腰椎椎間板ヘルニアは椎骨と椎骨の間でクッションの役割を果たしている軟骨(椎間板)が変性し、組織の一部が飛びだすことをいいます。
その飛びだした椎間板の一部が付近にある神経を圧迫し、腰や足に激しい痛みや痺れなどの症状を起こします。
でも、何も痛みを感じない多くの人に腰椎椎間板ヘルニアが見つかります。
そのような実験検証があるようですが、「あなたヘルニアですよ!」と言われたとたんに痛みだすなんてことも多いのです。
ということは、痛みは自分自身で作りだしていることがわかります。
ヘルニア=激痛
なんてイメージが脳の痛みを感知する特定の部分を刺激するのです。
その痛みを感じている脳の領域を「ペインマトリックス」といいます。
ペインマトリックスが活性化すると、「痛いな〜」と感じます。
それは、〔痛みやコリを連想させる言葉を発したり、想像したり〕すると、ペインマトリックスが発動され、痛みを感じるのです。
一種の自己暗示ですよね。
人は不安や恐怖から大きな影響を受けます。
多くが、それらの想像、妄想から悪いイメージを考えてしまいます。
いわゆる心配事です。
そのどうなるか分からない心配事が自己暗示を強くします。
アメリカのミシガン大学の研究チームは、
「心配事の96%は実際には起こらない!」
という報告をしています。
ということは、
『発生率4%』
これだけの心配ごと発生確率のために体を痛めてしまうのは、体がかわいそうではありませんか。
やはり生きる上で物事の本質を知り、どう捉え、どのように考えるかが、現代の生きる知恵となります。
そのために見識高い知識や人物に接触することが大切だと考えています。
あっ、そうそう医師であるお客様はウエイトトレーニングも好きで、還暦を過ぎた現在、バーベルを担いだスクワットは100kgを超えるウエイトを挙げています。
リフティングベルトなんて着用しません。
もちろん、腰痛なんて露程も感じていませんし、病院での執刀も続けています。
体の使い方が変われば、手術も問題ありません。
身体の使い方、姿勢を心身で学び、メンテナンスやケアをすることで、コンディショニングを行った15年を健康に過ごすことができました。
体が痛くなる原因をよく考え、その原因を取り除けば、痛みは消失します。
人は肉体だけでなく、精神的な疲労などからも体を痛めますが、心と体は一つという考えがある様に肉体を自然な状態に戻し、自然な状態で使えば、長きにわたり健康を維持することができます。
多くのコンディショニング実績が証明してくれています。
そのために皆さん自身が身体の使い方を学ぶことが大切です。
他人任せでは真の健康は獲得できません。
お読みいただき、ありがとうございました。
◇最短30分で痛みを改善!
お手軽なコンディショニングセッションについてはこちらから。↓
◇『専門家のためのコンディショニング勉強会』
日時:12月1日(日)13:00〜16:00(3.0h)
主催:トータルフィットネス株式会社
講師:本橋正光(トータルフィットネス株式会社 代表取締役)
対象者:パーソナルトレーナー、運動指導者、マンツーマン手技実践者、治療家(体を動かす指導をする先生)
料金:22,000円(税込)
定員:7名
◇トレーナー・セラピスト等向け コンディショニング勉強会
※主催 IT’S ITO’S PILATES!!!
開催日時 11月24日(日)13:30〜16:30
「基礎的な動きが意識と感覚を研ぎ澄ます!小さな動きから見る全身の評価とコンディショニング」
〜ピラティス・ボディーワークの観点から〜
※当社スタッフはお世話役として務めます。
〜「いま知ってよかった」がここにある〜
将来の健康をつくる専門店
トータルフィットネス・コンディショニングセンター
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ここ数日、中村先生のブログで取りあげられていて、フェイスブックでも何度もやり取りさせていただいているテーマについて書きたいと思います。
※中村秀一先生は三重県伊勢市にある御薗治療院の院長
(中村先生ブログ)
https://omisono.localinfo.jp/posts/7164905
とても面白い先生で、鍼灸師なのに何でこんなに運動のこと知っているんだろう!?といつも思います。
鍼灸師だからか、中村先生だからか分かりませんが、ホントに運動への視点がトレーナーのものと180度違います。(でも鍼灸師の方は深く運動のことを分かっている人は少ないと思います)
ただ違うだけでなく、それは人間にとって、動物にとっての本質をついている。
だから面白いのです。
人は手足を使います。
特に手は人類が道具を器用に使うために進化してきました。手のない魚類から両生類、爬虫類と進化し、手足を使って移動するようになりました。
四つんばいでトカゲのように歩いてみるとわかりますが、手足だけではとても長く歩くことが出来ません。
トカゲの動きをよく見ると、体幹部をクネクネ左右に動かしながら歩いています。これには僅かにねじれの動きも入っていると思います。つまり重要なことは、体幹部を動かして、その力を手足に伝えることです。
この体幹部を起源とした運動連鎖をどのように行うかが問題です。
これは実際にやってみないと感覚的にわかりませんが、わずかな動きの波を抹消へと連鎖させます。
現代人は手をよく使います。
手だけで済んでしまう仕事もあります。
手を使う感覚ばかりが高まると、体幹部を動かす感覚が鈍くなります。
手や腕の抹消部から体幹部への運動連鎖が起こる様になります。
ランニングなどの動きは、体幹部から抹消へ、末梢から体幹部へと連鎖を繰り返しますが、
手に力が入りすぎると体幹部は固まるのです。
この動きを歩行の動きのイメージに重ねてみると、手が固くなり、棒状に腕を振ります。
体幹部が固まり、ほとんど動かさずに歩いてしまいます。
実際にそのように歩く人は沢山いるのです。
手が固いということは、足も同じです。
体幹部がほとんど動かずに、末端の手と足で歩く。
まるでロボットです。
私はこのような歩行を「兵隊さん歩き」と呼びます。
テレビでよくみる外国の軍事パレードでの歩行です。
あれは威厳を示し、緊張させ、力を入れている結果の歩行です。
姿勢をよくする。
キレイにみせる。
一生懸命歩く。
そのような歩行は緊張が強く、重心が上がり、とても疲れます。
歩行とは決して足で歩くわけではありません。
足で歩けば、足は疲れます。
そればかりか全身の連鎖がバラバラになりますので、全身が疲れることになります。
しかも前に出した足はブレーキの働きをします。
前に進みたいのにブレーキを掛けながら歩けば、疲れますよね。
楽に重心が下がった歩行をするには、体幹部から動きを始めることです。
胸が捻じれると、肩や手は動きます。
その捻じれを骨盤で受けると新たな捻じれが生まれ足が上がってきます。
これを椅子に座り、ごくわずかな小さな運動で行います。
上手く行かない人は、床に着いている足に力が入ったり、手に力が入ります。
それでは体幹部の力が手足に上手く伝わりません。
まずは、そこからやってみましょう。
小さくゆっくりやると、とても素晴らしい体幹エクササイズになります。
各動作の参考動画です。
胸捻りエクササイズ
足上げエクササイズ
(最初は椅子に座ってやってみてください。)
上記を組み合わせてやってみましょう!
よく分からない方は是非とも「からだの勉強会 −手ほどき−」や
コンディショニングセッションで学びにいらしてください!
お読みいただき、ありがとうございました。
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コンディショニングセッションでは、お客様のお体の調整をするのですが、ここ1年半でがらっと身体の見方が変化しました。
三重県で御薗治療院の院長をされている鍼灸師の中村秀一先生にご指導いただき、また関連する治療家の先生方との交流で、考え方や指導法に新たな角度からのアプローチができるようになったのです。
これまでも治療関係の本や動画などで勉強してきましたが、やはり実際に教わるとその本質の深さや精度が違います。
でも本当に治療家の先生方の学ぶ意欲というのは、凄まじいというのがよく分かりました。
「だから、治療家ってああいう雰囲気になるんだな〜」と勝手に思っています。トレーナーとは明らかに違う分野の人達だな、というのはよーく感じます。(笑)
そんな雰囲気の中で異質なトレーナーが輪に入り学ばせていただいてるのですから、ありがたく思っています。
さて治療ではないのですが、調整という名を使ってお客様の体の痛みや問題点を解決することがあります。
先日、左の手を握ると小指が内側に引っ張られてしまい、握りにくいというお客様がいらっしゃいました。
確かに握ると小指は内側に入っていきます。
前腕は特に内側がピンと張っています。
これまでの肉体的アプローチなら、関節を緩めたり、筋膜や皮膚にアプローチしたりしていましたが、新たな角度からのアプローチとしては、影響を与え合う関連部位を探すことができるようになったことです。
関連部位を調べると、左手小指に影響を与えているのは「喉」でした。
喉を触ってみると、皮膚張力と腫れの異常な部位があります。
特に左側です。
そして、その喉と関連する部位が右の「足首」でした。
普通に考えても分かりませんよね。
可視化できる肉体的なつながりを考えても分かりません。
でも、お客様のお体に訊くと、そのような返答をいただけるのです。
実際の調整では、まず右の足首を調整しました。
これだけです。
それで、喉の皮膚張力と腫れが消失しました。
そして、左の小指と手首の動きを確認すると、
正常に動きます。
あれこれ、関節や皮膚を緩めることをしなくて済みました。
これは上手く行った例ですが、いつも上手く行くとは限りません。
見立てが甘いと、効果がいま一つです。
このようなやり方は、マニュアルで覚えるものではありません。
一回一回お客様のお体に問い合わせて検討して行くものなので、圧倒的な場数が必要です。
でも、このようなやり方ができると時間の短縮にもなるし、なによりオーバードーズ(過剰刺激)を防ぐことが出来ます。
お客様の負担も軽いし、トレーナーの負担も。
まだまだ修行が必要な分野ですが、人間の身体の不思議にワクワクが止まらない毎日を過ごしています。
何かを究める人は常にワクワクしているそうです。
逆に言えば、「最近なんかワクワクしないな〜」と気づいたら黄色信号。
マンネリ化しつつあるサイン。
自分でワクワクする種を見つけて行くことが大切。
新しい取り組みを導入している一方、昔から考え方のベースが変わってないこともあります。
それは、体を適切に動かすこと。
機能解剖学通りに動かせば、関節は錆びません。
そこに最近は「満遍なく動かす」という視点も加わりました。
ただ機能通りに動かすだけでなく、なるべく人体にとって動くところは動かす。という視点。
みなさん同じ立ち方、歩き方をよくされますよね。
人体すべてよく使う所、そうでないところが決まってきます。
使っていないところは、循環しませんよね。
ただ闇雲に関節を動かしても普段使っているところばかりを動かします。
満遍なく動かすことは、「注意深く動かす」ことです。
大きく、速く、弾みをつけて動かすのは、注意深いでしょうか。
もちろん、大きく、速く、弾みをつけて動かすことを否定しているわけではありません。
セッションでは、そのように動かすよう指導することもあります。
けれども「注意深く動かす」前に大きく動かしてしまうと、やはりいつも動かしている普段使っているところを動かしてしまうのです。
その「満遍なく動かす」運動を取り入れてからは、各関節が軽くスムーズに動くようになり、大きな動きの関節運動も快適にできるようになりました。
体を流れる水(リンパ液、組織液、間質液)、血の流れが循環すると、関節は満遍なく動き出します。
それには、「注意深く動かす」ことで気を送ることができます。
東洋医学の「気・血・水」が動き出すのです。
どれかが欠けてもスムーズには動かない。
このすべてが流れてこそ、初めて運動効果が高まるのです。
身体を変えるとは、この流れを変えること。
いつも決まった普段使っているところばかりを動かすことではないのです。
満遍なく動いていない部分の代表として足首を挙げます。
「注意深く動かして」みてください。
動画の説明書きをよくお読みいただき、「注意深く」やってみてください!
特にやりにくい動きは、普段使っていない関節の軌道です。
たかが足首の運動でも、「気」が通れば、じわっと汗がにじむこともあります。
【アクティベーション】
肩コリも足で改善できる!?数回で筋肉がふっくらやわらかくなる、足首の純粋運動
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コンディショニングセッションでは、体の痛みを抱えるお客様のご指導も多く行っています。
痛みについては、人それぞれに感じ方が違います。
客観的に同じ痛みとしても、それを同じ痛みレベルで感じることがないことも頻繁にみられます。
仮に10段階で10をMAXとした痛みとして、3段階目の痛みを感じてもらいます。
Aさんは「ほとんど気にならない」痛みです。
一方、Bさんは「嫌悪感をしめすほど痛い」と言います。
なぜ、同じ強さの痛みでも、感じ方は人それぞれなのでしょうか。
一度は経験したことがある人が多いギックリ腰。
ギックリ腰を体験すると、痛みへの恐怖や不安から体はこわばり、脳からは動くなという信号がきて、腰をかばうようになります。問題は、この恐怖や不安からくる安静です。
西欧諸国の腰痛のガイドラインには、「2日を超えるベッドでの安静を指示すべきではない」と書かれています。
もちろん、まれに深刻な事態に結びつく赤信号の腰痛もありますので、次のようなサインがひとつでもあれば医療機関を受診するようにしましょう。
参考:
・東大病院 22世紀医療センター 運動疼痛メディカルリサーチ&マネージメント講座 非特異的腰痛とは http://lbp4u.com/youtu/
・腰痛は脳で治す 3秒これだけ体操 松平浩著(世界文化社)
・一回3秒これだけ体操 腰痛は「動かして」治しなさい 松平浩著(講談社)
2011年に行われた調査にギックリ腰になった後、安静にしている方がいいのか、できるだけ動いた方がいいのかを比べる調査をしました。
その結果、3ヶ月以上の痛みが続いたのは、安静にしていた人では、3割いましたが、できるだけ動いた人はなんとゼロでした。また、ギックリ腰が2回以上再発した人は、安静にしていた人で約5割。しかし、できるだけ動いた人は、その半分の2割程度でした。
ギックリ腰を早く治し、再発することが無いようにするには、安静にするのではなく、無理のない範囲で出来るだけ動いていくことです。
また、ギックリ腰を経験すると、またあの痛みがやってきたら怖いなと不安になる人も多いのです。
でも、恐れすぎて神経過敏になるのは逆効果です。
腰に神経を集中し大事にし過ぎるとかえってギックリ腰が再発したり、痛みがひどくなったりしやすいのです。
参考:一回3秒これだけ体操 腰痛は「動かして」治しなさい 松平浩著(講談社)
腰痛は脳で治す 松平浩、笠原諭箸(宝島社)
腰痛借金 痛みは消える! 松平浩、勝平純司箸(辰巳出版)
痛みって、ホントに人それぞれで、足の指や土踏まずのあたりがつりそうになった時も過剰に反応するあまり、筋肉は余計に緊張してしまい、「さらに痛い!」と負のサイクルにハマる人がいます。
まあ足がつったときは本当に痛いのですが、つりそうになった時に意識をそらして落ち着くように神経を持っていくと、ひどく痛むほどにつらなくなることがあります。
そこに意識を集中して、「痛い」と先に過去の痛みを思い起こすことで、その神経回路は興奮します。
痛いと感じそうになったら、気持ちを落ち着かせて体の緊張を抜くと、そうでもないことがわかります。
それから、十数年セッションをしていて思うことですが、痛みを他人に何とかしてもらおうと考える人は痛みを繰り返す傾向にあると考えます。
依頼して来るのですから、当然何とかしてもらいたいわけですが、まったくの他人任せな人はコンディショニングが上手く行きません。
なんとか物理的に調整して痛みが軽減しても、「まだ少し痛い」「なんとなく違和感がある」などと言います。
実はこれ先に述べた痛みを先回りして思い出すタイプの人の傾向です。
完全に痛みが無い状態を求める人。
全て整っているものが正解だと思っている人。
こういう人は、痛みの改善が難しいです。
最近はこういう人が初めて来るときには、来る前から何となく分かる様になりましたが、やってみるとやはりそのような思考をされます。
人の痛みは本来、自分自身で改善させていくものです。
もちろん自分自身でどうにもならないから、他人に頼るわけですが、そのアドバイスなり、指導なりを自分で実行して行く心が抜けていると、本質的な改善はできません。
ですから、何かをして終わり。
これだけやればいいというものは、私は対処的であると思っています。
何かをされるだけではなく、自分で道をつくっていく姿勢を持つことが、痛みの根本的な改善には必要です。
のた打ち回るような痛みなら、薬も有効です。
でも、ギックリ腰の例のように痛むけど、動かせるという痛みの場合は、痛みに対する健全な思考と共に積極的に動かして行くことで、早く痛みが改善して来るのです。
別に無理にポジティブ思考になることはありません。
ただマイナス思考で固めるようなことをしなければいいのです。
オーストラリアでは、
腰痛患者を減らすことと、それに関わる無駄な医療費を削減するために大規模なメディアキャンペーンを行いました。
腰痛があっても怖がり過ぎず、体を動かすことの大切さをテレビなどを通して大々的に訴えました。
その結果、腰痛があっても活動的に生活する人が増え、慢性腰痛患者を減らし、医療費も15%削減することに成功しました。
こうした取り組みも基盤となり、イギリスをはじめ西洋諸国の多くの腰痛診療ガイドラインに「過度の安静は指示すべきでない」といった内容が記されるようになりました。
ギックリ腰で、お医者さんのところへ行き「動いたほうがいいですよ。仕事にもできるだけ行きましょう」と言われると「こんなに痛いのにお医者さんはわかってくれない」と思う方もいるかもしれません。でもそれが、世界中のガイドラインに沿った正しい治療の一環なのです。
腰痛は怖くない。腰痛は「動かして」治しましょう。
参考:
・一回3秒これだけ体操 腰痛は「動かして」治しなさい 松平浩著(講談社)
・腰痛は脳で治す 松平浩、笠原諭箸(宝島社)
・腰痛借金 痛みは消える! 松平浩、勝平純司箸(辰巳出版)
お読みいただき、ありがとうございました。
◇トレーナー・セラピスト等向け コンディショニング勉強会
※主催 IT’S ITO’S PILATES!!!
開催日時 11月24日(日)13:30〜16:30
「基礎的な動きが意識と感覚を研ぎ澄ます!小さな動きから見る全身の評価とコンディショニング」
〜ピラティス・ボディーワークの観点から〜
※当社スタッフはお世話役として務めます。
〜「いま知ってよかった」がここにある〜
将来の健康をつくる専門店
トータルフィットネス・コンディショニングセンター
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JUGEMテーマ:健康のためにやっていること
長くご指導している高齢者の方に言われます。
「先生のトレーニングがあるから、こうやって普通の生活ができる」
ある程度の年齢になると、同年代の方と会う機会にこう感じるようになります。
皆さん、どこかしら不便を感じながら生活しているみたいです。
私のお客様も何も問題がない訳ではありませんが、日常生活は問題なく過ごしています。
例えば、腰が痛いと行動範囲が狭くなります。
実際の活動範囲も行動意欲も低下します。
意欲的に旅行したり、運動したりすることが出来なくなります。
生活に支障のない心身をつくることは、日常生活動作(ADL)に問題がない状態です。
日々のコンディションは波があります。
良かったり、悪くなったり。
私はそれを良過ぎたり、悪過ぎたりするのをコントロールする役割を担っていると思います。
体調も丁度良い塩梅を目指しています。
たまに絶好調を求める人がいますが、いつも絶好調なんてあり得ません。
むしろ、そこそこの体調を長く維持することが大切だと考えています。
常に好調。安心。安全。
それは、幻想だと思います。
自然災害、事故、事件、生きていると何かと危険が伴います。
常に好調、安心、安全。
なのは、多分天国じゃないかな?(^_^;)
生きるとは苦であると、仏教の教えにもあります。
苦しみとは、単に苦しいだけでなく、思い通りにいかないことをあらわします。
思い通りにいかないことにイライラしたり、文句を言っていると体に障ります。
世の中そんなものです。
と考えられれば少しは楽だと思います。
上手く行かないことをいつまでも思っていることが、体調を低下させるきっかけになることもあります。
思いが募ると心身に留まります。
希望を持つことは素晴らしいですが、幻想は控えたいです。
体調は本当に様々に変化します。
常連の60代女性のお客様。
先日のセッションでは、足が妙に固く、動きも悪い。
いつもこんなに足が固くなることはないし、固くなっても今回は質が違います。
足首を曲げようとしても頑なに拒否される感じです。
お客様曰く、「いつも教わっている足首を動かすやつをやったのですが・・」でもこういう固さは足にアプローチしても上手く行かないと思いました。
全身をチェックしてみると・・
なるほどね。
左肩に反応があります。
左肩を調整して、足を触ると元の固さに戻っていました。
そして、足を調整するといつも通り関節可動状態が良くなりました。
こういうケースで足にいくらアプローチをかけてもほとんど変わらないんです。
そうなったプロセスがあるから、それをひとつひとつ掘り起こしてアプローチしないと難しい。
おそらく何らかの「思い」のエネルギーが左首から肩にかけて滞り、足を固めてしまったのだと思いました。
その「思い」は何なのか詳細には調べませんでしたが、身体というのは単に物理的に見ているだけは上手く行かないことがあるということです。
何か雑多なこと、例えば簡単な掃除でも「嫌だな〜」とか「面倒くさいなー」と思ったら、体はスムーズに動かない事実を知っていますか?
幼児だったら嫌なことは泣いてでもやりませんよね?
でも大人は嫌でもやります。
もちろん、私でもあります。
他にたくさんの仕事がある時にお店の鏡を拭く、マットを拭く、ベッドを拭く、拭くのは仕事上当然ですが、場合により心が拒否する。
「面倒くさい」と思った瞬間!『心が嫌がりましたね』
その思いを持ちながら鏡を拭いたら、きっと綺麗にはできないでしょう。
もし、表面上は綺麗になっても、体がスムーズに動いていないはずです。
首や肩や腕に力が入り、やっつけ仕事になります。
この「思い」と「動き」は合一されていますから、
「やりたくない」=「やる」は本来同期されないのです。
陽明学の王陽明氏が「知行合一」(ちこうごういつ)という言葉をいいました。
知ることと行うことは切り離せないものです。
認知した行為も同じだと思います。
認知した思いが行為と分離すると、その行為は分離して本質的に完結されない。
また善の研究の西田幾多郎氏は、
「主もなく客もない、知識と其対象とが全く合一して居る」
と言いました。
西田氏は、東洋的精神性の自覚を基礎に、西洋哲学を積極的に摂取し、東西思想の内面的統一を求めた。
とあります。
哲学的なことはさておいて、「思い」と「行動」を合一することは心身を健康に保つ上で礎となる『生きる上でのコツ』だと思います。
前記のお客様はもしかして、「嫌だな〜」「負担だな〜」と思いながらあることをやっていたんじゃないかな?と想像しました。
実際の会話の中で「負担だった」ことはおっしゃっていましたから。
それは仕事ではないんです。趣味なんですが、それが「やらなければ」という思いになると、心身の負担になります。
また肉体的に負担になっているのを分かっていて「やらなければ」も同じです。
楽しくやっているうちは、体がスムーズに動きますよね!
だって、心身合一されているんですから。
でも、それが義務に変わった途端、しかも思いとは分離した行動を取ると、エネルギーの伝達がギクシャクし、余計な部分に力が入ります。
それを繰り返せば、体の循環が片寄るのが分かると思います。
ですから、私はすべてそうすることはできませんが、自分で気づくことを意識しています。
一瞬「やりたくないなー」と思ったら、なるべくすぐに思考を変化させます。
「やりたくない」思考を留めないようにします。
そんな時は、考える脳から、感じる脳へと、思い方を変えます。
瞬間的に右脳を使う。
このようなことを日々試しています。
上手く心身合一出来るようになったら、また発表しますね!
生きるとは苦であると仏教が教えてくれましたが、一方「諸行無常」であるということも教えています。
風通しを良くすることは自分自身でできます。
常に変化させていくことで、頭の淀みが流れて行くでしょう。
『心身合一』の言葉を肚に落としたいと思っています。
お読みいただき、ありがとうございました。
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JUGEMテーマ:フィットネス
お客様にコンディショニングセッションのご感想を頂戴しました。
1年5ヶ月ほどのお付き合いですが、本当に嬉しい感想ですのでご紹介させてください。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
[お客様ご感想] 原文のまま
おはようございます!
思い返せば、本橋さんのセッションを受ける前は腰痛で走れない。
そこからのスタートでした。
足のアライメントから始まり、骨盤の位置、重心のかけ方、重心移動。
セッションを受ける中で、正しい身体の使い方を少しずつですが感覚で掴めるようになり、今ではそれが定着しつつあります。身体の使い方一つで、こんなにも違うんですね。
接骨院や、マッサージ、カイロプラクティックなど行かれる方が多いと思います。
今だから分かりますが、確かに症状は改善しますが、それは一時的なもの。
また時間の経過と共に繰り返す。確かにそうですよね。
だって、そういう負担のかかる姿勢や動きをしてる訳ですから。
痛くならないわけがない。
それとは逆に本橋さんのセッションでは、身体の使い方をご指導いただけるので、根本的な原因の改善になる。
長年染み付いたものですから改善には時間はかかりますが、段々と改善するにつれ、症状は起こりにくくなり、そして起こらなくなる。
普段の生活から自分で心掛けて修正していくので、頑張った分だけ自分に返ってくるのが、またいいですね。
やり甲斐を感じますし、自分には合ってます。
今まで、どれだけ無駄な労力、身体の使い方をしてきたんだと改めて実感させられました。
まさか、9年前にヘルニアを患ってから、腰が痛くて走れなかったのが、またこうして走れるようになるなんて。
しかも人生初の10kmで、そんなに悪くないペースで。
人生変わりましたよ。本当に。
本橋さん、いつも御指導ありがとうございます!
沢山の方に、この素晴らしさが伝わりますように。
これからも、よろしくお願いいたします☺
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
素晴らしいですよね!
えっ!私じゃないですよ。
お客様が (^_^;)
最近ランニングを始めて、10km走れるかな?との会話から、ペースなどの話しをした翌日に自主練で走ってしまいました。
しかも結構速いタイムで。
このようにこのお客様は実行力がスゴイ!
ご自身で行動した結果ですよね。
2時間以上?かけて3週間に1回くらいのペースで通っていただいています。
お客様のご家族もご来店いただいています。
そして、次のご感想。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
[お客様ご感想] 原文のまま
はい!とっても!^^
先生のところに行くと心身ともに明るくなります!
いつも本当にありがとうございます🙏😊❣
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
こちらはピアニストのお客様からいただいたお言葉です。
「はい!とっても!」というのは、「演奏が上手く行きましたか?」という問いに対してのご返答です。
こちらのお客様もご指導したエクササイズを実践していただき、ご自身の演奏に対して動作を見直した結果、演奏に支障をきたすほどの首、肩の痛みが改善したという例です。
痛みがあっては楽しい演奏は出来ないですよね。
8月上旬のイタリアツアーもハードスケジュールの中、元気に楽しく演奏できたとご報告もいただきました!
とても素晴らしいピアノを弾きますので、ピアノが好きな方には是非とも生で聴いていただきたいなーと思います。
お客様お2人に共通することって分かりますか?
コンディショニングセッションでご指導させていただいたことをご自身で実践していただいたことなんです。
お客様に「人生変わった」と言っていただいていますが、ご自身で変えたんですよね。
もちろんその一助は私にもありますが、ご自分で変えることのできる人はセッションに対する捉え方が違うと思います。
中には自分自身の体のことを「面倒くさい」とおっしゃる方もいます。
それは、それでその方が決めたことなので仕方ありません。
最初のご感想のように「自分には合ってます」とあります。
万能なものはありませんし、適合・不適合というのがあります。
でも、このお客様はこうもおっしゃいます。
「ただでできるのに、そして病院などに行かずに済むようになったのに、なんで皆やらないんだろう」と。
大事なことは、自分ができるかだと思います。
やろうと思う。やってみたいと感じる。
そうでなければ、上手く行きません。
やりたくないものを無理矢理「やってね!」と言っても無理です。
身体は無理をしたくありません。
肉体だけではなく、心も。
肉体に無理を重ねれば、心にもダメージが来ます。
心が無理をすれば、やがて肉体もダメージを追います。
2つ目のご感想に真理があります。
「先生のところに行くと心身ともに明るくなります!」
すごい感性だと思います。
心身ともに明るい。
私はうるっと来ました。
やってて良かった (^O^)
お読みいただき、ありがとうございました。
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JUGEMテーマ:フィットネス
お客様とのセッション中の話しで知人に足底がハイアーチの人がいて、走ると痛みが出てしまうとのこと。
具体的にどこが痛くなるのかは忘れてしまいましたが、体型のイメージや歩き方、走り方などをお話ししていると大体の想像がつきます。
果たして、その人はハイアーチが問題で走ると痛みが出るのか?
そう疑問を呈します。
いつからハイアーチなのかは分かりませんが、体ってそうなるように使っていると、そういう形になるんです。
レキシが体を形作る。
姿勢や動作の想像がつくと、たぶんこういう風に走るんかな〜。
そうすると、ハイアーチにもなるな〜。
と想像が膨らみます。
もちろん想像ですから、実際に見させてもらわないとハッキリしたことはわかりません。
けれども、今までの経験でよく「扁平足なんです」という人を沢山見てきました。
そういう人に調整も何もせずにまず立ってもらうと、確かに足底のアーチは落ちてペタッと床についています。
ところが、調整して体の機能を取り戻すべくコンディショニングしていくと、ほとんどの人にアーチが形成されているのです。
形成というとちょっと言い方がおかしいですが、アーチが出来る、出てくる、とにかく足底に指が入るくらいの隙間ができるのです。
ということは、
元々、扁平足だったのではなく、足底より上の問題が扁平足をつくっていた。
と考えることが出来ます。
扁平足と言う人の足底より上の体の状態を見て行くと、
足根骨、膝、股関節はほとんどの人がそうなるように捩れています。
骨盤の位置もノーマルではない。
そうなると、脊柱から頭までもアブノーマル。
そんな姿勢をしています。
つまり、調整でアライメント(骨の配列)を整えていけば、アーチは自然と出てくるのです。
アライメントが整ったら、ご自身でそれがまた捩れないように体を使っていくことが大切です。
その使い方を「てほどき」するのが私たちコンディショニングトレーナーです。
日常生活での使い方の癖を見直し、アドバイスします。
立ったり、座ったり、歩いたり、誰でも毎日やることをご指導します。
健康な人は誰にでもできることが、実はできていないのがほとんどです。
その体の使い方で体の問題が何も起きなければいいですが、実際起きているのですから改めた方が良いですよね!
体の使い方を改めて、ご自身の体を改革して、それだけで痛みや問題が良くなった人はたくさんいます。
ずっと薬を使っていた人が使わなくなるのです。
薬はお金を使います。
体への負担もかけます。(蓄積しますからね。副作用もあります)
世の中に仕方なく薬を使う人はいますが、使わなくて済むなら使いたくないと考える人は多いはずです。(でも必要な薬もあります)
だから、ご自身の体を改革して体に問題が起きなくなるように何度も確認するようご指導しています。
そうこうしているうちに痛みがなくなる人や体の使い方が変わり、ボディラインが変わる人が出てきます。
ボディラインが変化したということは、体の使い方が変わった証拠です。
アライメントを整えて体を使うと自然と筋肉の使い方が変わるので、ボディラインも変わるのです。
過去に太った若い女性が3ヶ月間のご指導の間で、脚の形がガラッと変化した例があります。
その方は、月に2回程度の体の使い方セミナーにご参加していた方でしたが、ご指導した脚の使い方をきちんと実践されていたので、開始して2、3週間でまず脚の形が変わり始めました。
使い方の片寄りがなくなってきたので、むくみが取れたんですね。
そして、それを継続することで筋肉の形が変わりました。
ももの上部外側とふくらはぎの余分な膨らみがなくなり、スッと綺麗なアウトラインになったのを覚えています。
きっと若いから反応も良かったんだと思いますが、もう10年以上前のことですがよく覚えています。
その女性の嬉しそうな笑顔も忘れるはずがありません。
ちょうど、昨日も70代の女性のお尻が1回のセッションで上がりました!
ヒップアップはすぐに出来ます。
体は使えば変わります。
アライメントを整える習慣を身に付けましょう。
まずはご自身の足元から。
このエクササイズもちょっとした時間にできます。
構えてやらずにちょこっとずつやるエクササイズが体の習慣とアウトラインを変えるのに効果的です。
お読みいただき、ありがとうございました。
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JUGEMテーマ:健康のためにやっていること
お客様から言われると嬉しい言葉に
「○○に気づきました!」
「結構○○やってました!」
「前は全く分からなかったのに最近○○が分かるようになってきました」
があります。
さて、○○は何でしょうか?
私たち、コンディショニングトレーナーは、お客様のお体の問題点を見つけ、
修正しやすくなるように、お体の「調整」を行います。
調整して修正できると、今までできなかったことが出来るようになったり、やりやすくなったりします。
そうして、今まで出来なかったことをやってみるのです。
思考錯誤することもありますが、大体が出来るようになります。
それは、姿勢だったり、重心の移動の仕方だったり、膝の曲げ方だったり、体の捻り方だったりします。
姿勢はお体の「調整」をすれば、ほぼ全員改善されます。
立ち方が変わるのです。
私たちは、『骨で立つ』ことを推奨しています。
骨で立てば、筋肉の余分な緊張をしなくて済み、楽に立てるからです。
また全身を循環させる「アクティブ立位」という立ち方もご指導します。
ただ楽に立つだけでなく、引力と斥力を均衡化させる立ち方です。
これをやると、全身が活性化します。
ポイントはいくつかありますので、きちんとやってみたい方は、是非とも毎月実施しているからだの勉強会「てほどき」にご参加ください。
簡単な動画をご紹介しておきますね。
【パッと, サクッと, コンディショニング】
足元からカラダを整える楽楽アクティベーション
あっと、○○についてですね。
「癖」です。
お客様から
「顎を引いているのに気づきました!」
「やはり結構左足に重心をのせていました」
「以前は胸椎の感覚が全く分からなかったのに今は分かるようになった」
と言われるとシメシメと思うと同時にとても嬉しいのです。
シメシメというのは、皆さんが自分の体の内部に意識を向けているからなんです。
多くの人が自分の外の世界に意識を奪われています。
一日中、外の何かに意識を向けているのです。
考えてみてください。
一日の中でご自身の体に一体どれほどの時間気にしていますか?
これを内観と言います。
内観を調べると、たくさんの意味が出てきます。
中には、「自分の心の内側を観る」なんてことも書いてありますが、あまり深刻に考えずにもっと気軽に「自分のことを知る」ように自分が今どのような状態にあるかをチェックすればいいのです。
前述のお客様からのお言葉はまさに「内観」した結果、「達観」したことなのです。
達観というと大げさなので、「気づいた」でいいですね。
「内観」して自分自身に「気づく」
たったこれだけでご自身のお体の問題が改善できるのですが、いかがでしょうか。
中には「面倒くさい」という人もいます。
そういう人は仕方ないですが、これだけで健康が保てたらどうでしょうか。
病院に行ったり、薬を使用することが少しでも抑制できたら、やらない手はないと思いませんか?
「内観」は無料でできます。
(ただし、どう内観するかを知るには専門家の有料セッションを受けなければなりません (^_^;)仕事なので悪しからず)
「内観」することは皆さんの病気やケガ、からだの痛みを予防する本質的な道筋です。
私たちコンディショニングトレーナーは、個人セッションやからだの勉強会やセミナーで皆さんの健康のお役に立ちたいという思いでご指導させていただいているのです。
しかも、内観することは意外に簡単。
立つ前に足のつま先の向きを一瞬確認するだけ。
キーボードを打っている時に時々、首の位置を確認するだけ。
電車通勤で立っている時に左右の重心を確認するだけ。
これみんな「内観」なんです。
簡単でしょ?
でも、日々生活の忙殺に陥ると、出来なくなってしまうんです。
だからやることは簡単なのに、意外に出来ない。
でも、それは出来ないんじゃなくてやらないだけだと思うんです。
やろうとする意識があれば、一瞬思い止まれるはずなんです。
自分の外の世界に意識が行きすぎてると、ついパッと立ってしまう。
立とうとする瞬間に思い止まれれば、「内観」は可能なのです。
ホントに簡単なことでさえ、簡単にできないのですから、人間って不思議です。
そこには意識改革が必要です。
すぐにはできなくても、ちょこちょこ思い出せれば、改革の始まりです。
私の「シメシメ」の思いも強くなります。
大事なのはちょこちょこ思うことです。
まずは、ひとつのことから始めてみましょう!
お読みいただき、ありがとうございました。
※マンツーマン指導
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JUGEMテーマ:フィットネス
先週は遠方からのお客様ラッシュでした。
遠い順に、神奈川県、淡路島。
当社は関東圏のお客様は結構いらっしゃいます。
国外からは、タイ、ロンドン。
遠いですね。
なぜかわりと続くことが多いのです。
皆さん長期休暇でもないんですけどね。
久しぶりにお会いした方は、やはり体が結構崩れています。
どこかを痛くしたり、ケガをしています。
不可避的なケガはさておき、慢性的な痛みやケガはやはり生活習慣が大きく関わっています。
立ち姿勢を観ると、以前ご指導した姿勢ではありません。
つま先、膝の向き、腰や頭の位置が目標の基準からずれています。
仮に基準から外れていても体の異変として問題がなければ良しとしますが、その崩れにより痛みが出ているようなら、なるべく早く改善した方がいいです。
なんでもそうですが、基準はあくまで基準であり、多少の誤差は許容範囲です。
血圧値だってコレステロール値だって、それぞれにバラつきがあります。
無理に基準値に合わせようとしなくても健康に過ごしている人がたくさんいます。
それを少し基準を超えたから投薬で無理やり下げる?
明らかに基準値を大きく超えているなら分かりますが、
無理をすると体は反発します。
60代の男性はふくらはぎの痛みがありました。
ジョギングやテニスをすると、すごく痛くなってしまうようです。
なにか特別にケガをしているわけではありません。
でも痛くて運動できない。
病院や治療院にも行かれてたそうです。
でも医学上の所見は見当たらない。
ならば、
こういう時こそ“コンディショニング”が効果的です。
今まで気にしたことのなかったことが、60歳を超えてから初めて知ることになりました。
この男性は、やはり立ち姿勢が基準から大きく外れていました。
それで痛みが何もなければいいのですが、でも私たちはリスクを考えます。
将来、今の負担をかけ続けているとどうなる可能性が高いか、を想像するのです。
明らかに関節に負担がかかる姿勢や動作をされているのでしたら、少しずつ楽な方へ導きたいと考えます。
立ち姿勢が崩れていると、動作も崩れます。
その姿勢がベースとなって動きますので、当然です。
ここで「動き」というものに少し触れて見たいと思います。
2008年にコンディショニングセンターを開設した当初に書いた文章に「健康へのこだわり」があります。
店舗では冊子にしてお配りしていますが、そこからの抜粋です。
「動物の生命の源は食を求めて移動することです。食べ物を探して移動するのが当たり前の時代がありました。実際、野生動物は生きるために毎日、移動を繰り返しています。自分の足で移動しなくても食料にありつける現代社会では、動いてエネルギーを消費するという生命の根幹となるサイクルバランスを崩してしまっています。動くことは、すなわち自分の重心を移動させることです。一日じっとしていれば、エネルギー消費は抑えられますが、その必要があるでしょうか?」
動物は動く物と書きますよね。
「重心を移動させるためには、エネルギーと移動させるための筋力が必要になります。
そして、さらに活動的に動くためには、心肺機能の役割が大きく、すぐに疲れてしまう人はその機能が低下している可能性があります。
人間(動物)の生きる根本である「移動して」「食べる」こと。
この2つの行為が出来なくなった時、人間は活力(生きる力)がなくなるのだと思います。本当の健康体とは、活力みなぎる体をいうのではないでしょうか。
そして、もうひとつ重要な「移動する」ことは現代では運動という言葉に置き換えられています。私達はこの運動をこのように考えています。運動という字は、「運」と「動」という字で構成されています。「運」は運搬、運送、とハコブという意味があり、「動」は文字通りウゴクという意味です。この言葉の意味は、どちらもその場でじっとしている意味ではありません。動くこと、それは自分の重心を移動させることなのです。自分の重心を移動させることは全身の循環を伴います。これこそが、運動の本質だと考えています。」
運動は、移動すること、そして動くこと。
この2つが難なく出来ることが大切です。
セッション後、60代の男性は、痛みなく歩くことができました。
そして、以下の通り感想をいただきました。
『コンディショニングというものを初めて受けて、今まで全く意識していなかったことがこんなにあるということを気づかされました。
早速、ポイントをまとめて頂きありがとうございます。
私も帰りの電車の中で、忘れないようにスマホに要点を書き込みしました。
日常生活で意識する点、立ち姿勢での重心に位置、膝の向き、頭の傾きなど、気づいたときにチェックするようにします。
また、衰えていたハムストリングや臀筋を強化する左右別々の動き(股関節に注意して)も実践してみたいと思います。』
素晴らしく意識の高いお客様です。
生きることこそ運動。
だから私たちは「動物」と呼ばれている訳です。
だからコンディショニングでは、動きや姿勢を観察して、
自分の動きや姿勢を認識していただく。
このように取り組むと健康になれるんじゃないかなーと考えています。
お読みいただき、ありがとうございました。
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先日、お客様のライブが神田でありました。
お客様2名が同じライブで演奏すると聞いて、
「これは良いチャンス!」と思い、初めてのJAZZ LIVEに行きました。
なかなかお客様がお二人同時に演奏(動作)をみる機会はないのでラッキーでした。
※過去にオペラ歌手のお客様が同時に同じオペラに出演されたことが一度ありました。
ご指導して数回でしたが、思ったより素晴らしい動作!(演奏じゃないのか)で感激でした。
私は、スポーツでも音楽でも舞踊でも、まず動作としてみてしまいます。
スポーツは動作だけではない部分もありますが、音楽などは顕著にその影響が出ると思います。
心と体が一体化する心身合一の言葉通り、心の状態が動作にも反映しますが、その動作は音に直接かかわってくると感じます。
動作が変わると音が変わる。
実際、今回のライブで私がお二人の演奏を直接聴いたのは初めてですが、以前聴いたことのあるやはり別のお客様にお聞きしたところ、
「音がやわらかくなって、それでいて響くところは響く」
「音が立っている」
「動きに躍動感があり、踊っていた!」
などとおっしゃってくれました。
聴いていて心地よい、心と体の一体感が本当に心を躍らせてくれる。
そんなライブでした。
演奏は体で行います。
その体のコンディションが悪かったり、運用の仕方に無駄があったらどうでしょうか。
音は良くならないと思います。
もちろん専門的に求める音というのがそれぞれのアーティストにありますが、それとは別にもっと本質的な音。全世界に共通する「耳触りの良い音」を奏でるために大事な動きや姿勢と言うものがあると思います。
お客様には歌手の方もいらっしゃいますが、
歌う人はまさに体が楽器ですからね。
体のコンディションがもろに歌に反映するはずです。
そんなお二人の演奏を聴いて(観て)、良かったと思う所は、
・3つのスペースがつくれていた。
・背骨の動きが音をつくっていた。
・ココロが動作(演奏)と合致していた。
ということです。
抽象的なイメージかもしれませんが、
3つのスペースは、顎の下、腋の下、懐、です。
ここがあると、手足が動かしやすくなります。
背骨は、一体感というか途中で力の伝達が止まっていないという感じでしょうか。
そして、ココロと動作はいわずもがな心身合一です。
観て、聴いて、肌で感じ、空気を味わうことでわかることです。とても「これ!」と形で示すことができるものではありません。
現場で生の演奏を聴く最大の良さはここにあります。
触れないと分からないことがあるんです。
本当にお二人ともご指導させていただいたことをやってくれて、指導者としてとても感激しました。
お二人のプロ意識と感性の高さにはホント感動ものです。
素晴らしい演奏は観客も演者も笑顔になり、一体感が生まれます。そんなお客様お二人を同時にチェックできる(笑)という贅沢な時間でした。
演者は、
ヴィブラフォン奏者の“山本玲子”さん。
私は知らなかったのですが、鉄琴の電子版?みたいな楽器です。精緻な体使いが素晴らしい音色を響かせてくれました。
現在、日本屈指のヴィブラフォン演奏です。
そして、ピアノの“栗林すみれ”さん。
JAZZ系?ご本人は即興ピアノのようなことをおっしゃっていましたが、すごいピアノでした。
本当に心が籠った演奏だと感じました。
トータルフィットネスでは、演奏家のためのコンディショニングセッションを行っています。
豊富な経験もあり、どのように体を使えば音が良くなるか。またそれ以上に大切なバックボーンは、楽に長く演奏できるように体の負担を軽くする方法をご指導いたします。
演奏していて体がきつい、もっと楽に演奏したい。
そんな演奏家、歌手の方は是非とも一度コンディショニングをご体験ください。
お読みいただき、ありがとうございました。
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歩き方が変な人。
走り方がおかしい人。
姿勢が悪い人。
これらの変、おかしい、悪いという表現は人によって捉え方が異なります。
私がコンディショニングトレーナーという視点で見たものと、
その歩き方が変な人の感覚は同じではなく、その人が自分でやっている歩き方は変だと思っていないかもしれません。
いや、多くの人が自分の歩き方が変だとは思っていないようです。
先日も右足のつま先がかなり開いた状態で歩いている若い男性がいました。
その人は、自分で開いて歩いているつもりはありません。
その歩行を動画に撮り、見てもらうと、
「えーー!」と驚いた様子。
それだけ、その人の感覚と実際がずれていると言うことです。
その人は、すでに体の不調を感じていましたが、中には何も感じない人がいます。
マラソン大会ですごく速いんだけど、脚がすごく内股の人。
後から見ていると、膝から下がかなり外へ外へと曲がっています。
それでも速いんです (^_^;)
スポーツと言うのは、記録や勝敗の結果が出れば良いということがありますから、速ければそれでいいじゃん、という考え方も出来ます。
実際、世界大会で優勝できるならどんなフォームでもいいんです。
ゴルフでも一般的に見ておかしいと思うスイングでもスコアが良ければいいのです。
この考えはどのレベルを目指すのかにもよりますが、趣味でやっているスポーツでは、おかしなフォームで体の問題が出る前にどうも「何かおかしい」と感じる人は修正した方が良いと思います。
それは、体の構造に負担がかかるからです。
人間はとても器用に動きますが、特に関節の負担が増加する動作は気をつけなければなりません。
機械でも同じですが、例えば近頃はだいぶ見なくなった折り畳み式の携帯電話。
この折り畳み部分を捻りながら開閉していたら、早く壊れますね。
人間の関節も同じで膝を捻じりながら折りたたんだり、伸ばしたりしていたら、その関節は早く壊れる可能性が高くなります。
中にはそういう使い方をしていても生涯膝の痛みを感じることのない人もいるかもしれません。
でも関節に負担がかかっているのはリスクです。
リスクを回避するという意味のリスクヘッジの観点から言えば、
「かけなくていいリスクはなくしたい(減らしたい)」と考えますよね。
今は痛みがないかもしれませんが、
今の体の使い方が将来のリスク増につながるなら、今対策したいと考えませんか。
たいていが痛みが出てから何かをしようとします。
でも事前にそのリスクが分かっていたら、対策したい。
私はそう考えるので、お客様にそのリスクヘッジをsuggestions(ご提案)しているのです。
リスクヘッジの例として最近のセッションでは、
膝や足首に軽い痛みや違和感のあった60代後半の女性。
足首や膝の捩れを直し、
関節の負担のかからない動作ができるように刺激すると、
痛みや違和感がなくなりました。
歩いても立ちあがっても問題ありません。
別の50代前半の女性では、
左手中指の先が痛むとのこと。
指や手首の使い方の片寄りを直し、
首、肩の緊張を取り、肋骨や脊柱を整えて呼吸力を回復させると、
指の嫌な痛みがなくなりました。
このコンディショニングセッションでは、
関節の無理な負担をなくしました。
関節が構造通り動くということは、筋肉も機能通り動きます。
そうすると、血液や水(リンパ液や間質液)の流れも改善します。
もちろん気(神経)の流れも良くなるので、動きが良くなるわけです。
本来そうできている構造に無理を掛けないように動かすことで、循環が良くなり、問題が起こりにくくなります。
変な、おかしな、悪い体の使い方をしていても
ご本人は気づいていないし、分からないという人がたくさんいます。
是非とも一度、専門家のチェックを受けてみてください。
お読みいただき、ありがとうございました。
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JUGEMテーマ:健康のためにやっていること
という言葉があります。
願えば叶うとも言いますか。
私たちは毎日毎日たくさんのことを思います。
少し外を歩いただけでも引っ切り無しに何かを思うことでしょう。
自宅で一人になりゆっくりしていても何かしら思うものです。
この“思い”というのが、実に身体に影響を与えるということをこの一年半で学びました。
とても奥深いこの“思い”なんですが、簡単な所でお話しすると、
「やりたくないな」と思ってやると、体は反発します。
ジョキングしなきゃ!でも今日はちょっと寒いしな。イヤだな。
そう思ったらやめた方がいいということです。
◯◯しなきゃという強制的にやろうとする行為は、思いと行動が合一しません。
食べたくないな。と思いながら食べれば美味しくないし、おそらく体への吸収も落ちると思います。
世の中、常に自分の思ったことだけをやっていたら無秩序な世界になってしまうので、全てが思い通りには行きませんが、他人に迷惑がかからずコントロールできるものであれば、なるべく思いと行動を合わせた方が心身ともに楽になります。
腰が張っている時や痛いと感じる時にご自分の頭の中を覗いてみてください。
マイナスな感情がありませんか?
文句や愚痴を言ってませんか?
思いとは別の行動を取っていませんか?
先ほども言ったように人生は思い通りには進みません。
でも、その思いが身体に悪影響を与えているストレスだとしたら、ちょっと思いを変えるだけで腰の張りがスッと消えることがあります。
自分の張っている腰を労わるように
「楽にしてみてはどうかな?」と思ってあげるだけでも張りが軽くなることもあります。
毎日の“思い”は自分で何とかするしかありません。誰にも分からないからと言って、頭の中で文句ばかり言っていると、それは自分の体に影響を及ぼします。
だって、自分でその文句を聞いてますからね。
痛いと思うことと、楽と思うことで、体が変わることを実験してみてください!
椅子から立ち上がる前に体が「重い、重い、重い・・・」と10回くらい言ってから立ってみてください。
口に出さなくても頭の中で思うだけでもいいです。
その立ち上がった時の体の感覚と、
「軽い、軽い、軽い・・・」と思ってから立って、重いと思った時と立ち上がった動作の印象を比べてみてください。
純粋に思えれば思うほど、その差は大きくなると思います。
逆に「なんか怪しいな〜」などと雑念を入れると上手く行きません。
どうなると言うことより、ご自身で体感していただければお分かりになると思います。
それだけ、思うことはエネルギーになることをご理解いただけたらなーと思うわけです。
思いはご自身の体へのエネルギーを伝達してます。
だから、椅子から立ち上がる時、ほんの一瞬、つま先の向きを思うだけで、そこにエネルギーを送ることになるのです。
単に物理的に動かしているだけではなく、エネルギーのやり取りですから、これはもう立派な運動なのです。
1日に何度もこのような運動をしてもらえると、簡単に体は変わります。
ご自身の思いだけです。
安上がりだと思いませんか?
「なぜみんなやらないのか不思議でたまらない」とおっしゃったお客様がいらっしゃいました。
この方は以前ブログでご紹介した、長年染みついた脚(足)のアライメント(骨の配列)の癖をわずか10日間ですっかり直してしまった方です。
何十年の癖が10日で改善したのです。
こういう人もいました。
「思えば叶う」とは不思議なことではなく、ご自身で実践した運動による結果なんですね!
お読みいただき、ありがとうございました。
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ジムで腹筋トレーニングをしている人をみると、多くの人が片寄って行っています。
シットアップを行うにも後ろから見ていると、体が左側に傾きながら動作しています。
本人は真っ直ぐ行っているつもりなのでしょうが、明らかに使いすぎる側とそうでない側ができます。
その人はトレーニング時だけでなく、
生活動作全般でもその癖が出ていると想像します。
その人が右手でボールを投げたらどうなるでしょうか。
おそらく、体は左側に傾き右側の腹筋群をきちんと使わずに投げるでしょう。
仮にコントロールが良くて、ど真ん中にボールを投げられたとしてもコントロールと体の使い方は別です。
実際のセッションで、ボールを投げてもらうと、体が傾ききちんと体幹部の筋肉をバランスよく使えない人がいます。
筋力の強い体幹部の筋力をきちんと使わずにボールを投げれば、肩から腕に負担がかかると想像できるのはわかりやすいと思います。
プロボクサーを指導することがありますので重視している部分でもありますが、パンチを打つ時にもこのお腹抜けって結構あるんです。
右ストレートを打った時に右の腹筋群が使えるフォームで打たないと下半身から体幹部の力をパンチに伝達することが出来ません。
最近話題の井上尚弥選手の体をみると腹斜筋群がきちんと使われていて、モンスターなりの体の使い方をしているのが分かります。
もちろん腹筋群だけでなく、隣接する前鋸筋や対角の腰背部などの筋肉も同時に働くことになります。
大事なことは動きに片寄りをつくらないこと。
体の使い方に片寄りがあると、動きのアンバランスを生み、積み重ねるとケガや痛み、ひいては病気になることもあります。
セッションでこのようなことがありました。
左くるぶしの外側が水分も含み腫れていました。
足の甲の外側の皮膚も関節も硬くなっています。
ふくらはぎ(下腿)は全体的に水分が滞留し、むくんだ状態です。
上半身に行くと、首、肩周りが硬く、肩甲骨の動きが特に悪い。
右よりも左側に強くみられます。
座位で脚全体をほんの少し上げてもらうと、右よりも左が挙げにくく、力が入りにくい状態です。
と言うことは、お腹にも力が入りにくい。
上半身の情報が下半身へスムーズに伝わらず、お腹の部分で止まってしまうのですね。
左のお腹がきちんと使えていない。
だから、脚が上がりにくく使いにくいために、むくんだり腫れたりしてしまっていたのです。
足首や股関節、そして肩関節や肩甲骨を軽く調整し、左側のお腹に刺激が行くように体を整えて行くと、脚を上げて軽く上から押しても力が出るようになりました。
その結果、足首の腫れを確認すると「あれっ?腫れが引いてる」と変化が出て、ふくらはぎのむくみもなくなり、筋肉がやわらかくなりました。
「あれ〜不思議〜」とお客様。
このように体の使えていない部分があると、情報がストップしてしまうために循環が上手く行かなくなります。
足の腫れの原因が、肩にあったり、お腹にあったりすることは、
体はひとつにつながっていることを意味します。
もし足首の腫れとふくらはぎのむくみに気づかず、そのままにしていたら・・
何かしらのさらなる問題につながって行く可能性は高いと思います。
なぜなら体の使い方の結果なのですから。
簡単に良い方向へは行きにくいですよね。
コンディショニングトレーナーは、問題の原因を探し、日常での体の使い方の片寄りをあれこれ想像します。
お客様の体を見て、どんな使い方をしているのかは想像を膨らまして行くと大体わかります。
そのネガティブな癖を直す努力を一緒にしていければいいなーと思い、ご指導させていただいています。
大事なことは、癖を直すよう努力することじゃない。
癖に気づくことです!
癖に気づけないといつまでも直らないですよね〜。
お読みいただき、ありがとうございました。
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※画像 DIETポストセブン引用
腹筋運動をして腰が痛い!なんて言う人がいます。
昔から腹筋運動と言うと“シットアップ(上体起こし)”が代表ですが、最近は昔ほどやる人が少なくなったような気がします。
消防や警察などの体力練成などでは未だ活発にやるようですが。
体を丸めるのが上手な人はいいのですが、
肩や首に力が入ると腹筋運動が股関節を中心とした蝶番関節運動になってしまいます。
そうすると、腰の筋肉が過剰に緊張して、普段から腰が硬い人の中には痛みを感じる人がいるようです。
そりゃあ、普段から硬く緊張しているところをさらに緊張させれば、アンバランスが冗長されますから痛くなるのは明らかです。
すごくガタイのよい人でも腰が硬ければ、きちんと腹筋を使う運動がたいしてできないのです。
腰が柔軟に使える高齢者(87歳女性)は30回できるのに、ガタイのよい中年者(40代男性)は10回でオールアウト!
そんなケースがあります。
こういうことは筋力じゃないんです。
何回できるかではなく、どのように体を使うかが大切です。
腹筋が縮まると言うことは、拮抗する腰部の筋は伸びなければなりません。
運動指導者なら当たり前に理解していることですが、相反性抑制と言います。
肘を曲げるのに主働となる筋肉の上腕二頭筋(力こぶ)が縮まるには、その対(拮抗筋)となる上腕三頭筋(腕の後側)の筋肉が緩む必要があります。
両方緊張していたら肘が曲げにくいですからね。
そのような神経的な機能が備わっているので、腹筋運動をするときは腰の筋肉が適度に緩まないと上手く行きません。
前述のガタイのよい中年トレーニーは、腹筋運動が高齢者よりできません。
体のパワーは比べ物にならないくらい違うのにです。
なぜ上手くできないのかというと、
上記の「肩や首に力が入る」ことに問題があります。
ではどうすると首や肩に力が入るのでしょうか。
その場で姿勢をある程度立てて、顎を引いてみてください。
立位でも座位でもいいです。
どのようなカラダの変化を感じましたか?
首の後側の緊張を感じましたか?
ちょうど、うなじの辺りです。
そこは頭蓋骨の後頭部と首の一番上の環椎と呼ばれる骨の繋ぎ目です。
そこの筋肉が緊張するのを感じられるはずです。
感じにくい人はさらにゆっくり顎を胸に近づけて行ってください。
首の後側全体や耳の下あたりの緊張も感じられると思います。
そして、頭の横(側頭部)付近はどうでしょうか。
頭の筋肉や皮膚が緊張するのを感じられましたか?
頭全体が重苦しくなると感じた人もいるかもしれません。
さらに首の後側が緊張すると、「腰」の緊張を感じられた人はいますか?
首と腰は背骨のカーブが同じ形をしています。
いわゆる前弯(ぜんわん)という形です。
顎を引くと、その前弯が低下して、ストレートの形状に近くなってしまいます。
よくストレートネックと言われたという人がいますので、ご存知の人も多いと思います。
首が緊張すると、腰の筋肉も緊張する。
「首と腰はリンクしています」
そうセッションで言うことが多いです。
そこで、腹筋運動を行う時に顎の位置をイメージしてみてください。
顎を引きながら腹筋をやると、腰の筋肉が緊張するのです。
腰の筋肉が縮むように作用します。
縮むということは、背筋運動をしているのと同じ作用です。
本来は腹筋を縮めて、相反性抑制で腰の筋肉を伸ばさなければならないのに。
顎を引いて腹筋運動をする人は、腹筋と腰の両方の筋肉を同時に縮めようとするので腰が痛いと感じるのです。
たぶん、腰の筋力の方が強いので過剰に引っ張って腰の問題が出るものと思われます。
前述のガタイのよい中年トレーニーは、顎を引いて腹筋に力を入れる癖があります。
そのような腹筋運動をしてきたのですね。
顎を引かずに腹筋をすると、腹筋がすぐに疲れてしまい、高齢者よりできないという結果だったのです。
スタジオレッスンなどのグループ指導でも見られる腹筋運動の際に「自分のおへそを見て!」という指導はまだあるのでしょうか。
自分のおへそを見ればどうしても顎を引きます。
そうすると、なかには「腰が痛い」と発する人が出てくるのは当然です。
使い方はバランスです。
どちらかが過剰に活動していると、動作は上手く行きません。
この場合は、主働する筋肉と拮抗する筋肉が両方同時に過剰に活動しようとしているのですから。
そして、顎引きの改善ポイントとしては、
「カンペル平面」
という言葉があります。
歯医者さんが使う医学用語ですが、簡単に言うと、
顔を正面から見た時に鼻の先と耳の穴が水平に並んだ状態です。
そこを結んだラインを“カンペルライン”と言います。
そのカンペルラインは、咬合平面(噛み合わせ面)と平行なので、顔面をその位置にすると首や肩の緊張が抜けやすい位置と言われます。
武道でも使われる顔のポジションで、甲野善紀さんもお話しされたようです。
そのラインは、普段の立ち姿勢や座り姿勢でも使えますし、肩や首の緊張を取る、あるいは緊張を蓄積しないためにも時々、ご自身の顔の向きをチェックするといいでしょう。
ちなみに多くの人に見られる緊張ポジションは、フランクフルトラインと言い、目の下(眼底)と耳の穴を結んだラインで顔を使います。
携帯やパソコン画面を見ている時なんかそのポジションになりがちです。
いわゆる上目使いもフランクフルトラインです。
そのポジションは、顎や首、肩の緊張が発生しますので、ご注意ください。
昔から「顎を引け!」の言葉は緊張を意味します。
「気をつけ!」の号令もそうです。
気を付けろ、気を張れ、そんな緊張を意味する言葉になります。
そんな姿勢のイメージは、手を真横にピシッとつけて、顎を引く姿勢ではないでしょうか。
顔面の向きひとつで、体の緊張がガラッと変化しますので、「今、やっている姿勢はどうか」
のチェックをするだけで肩コリは起こらなくなります。
もちろん腹筋運動だけでなく、トレーニングやスポーツ時にもカンペルラインを意識してやってみると、グッとパフォーマンスが良くなることがあると思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
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起床後にカラダがスッキリした時とイマイチ疲れが残っている状態の時ってありますよね。
これって関連はハッキリわかりませんが、「寝返り」が関わっているような気がします。
スポーツを見ていると、例えばサッカーなど、後半の体力気力共にきつい時間帯に笛が鳴って時間が止まった時に選手は腰に手を当てたり、膝に手を当てて中腰になったりしています。
これは一種の休息ポーズです。
プロの選手に限らず皆さんの運動時でもそうだし、運動でなくても長い時間ショッピングで歩き回った後など、椅子にもたれかかったり、こうべを垂れたり、独自の休息ポーズをすると思います。
それって、カラダを楽にしたいというポーズなんだと思います。
自分にとって一番楽になるよう緩める行動パターンなのです。
それは無意識的に行うことがほとんどです。
だから、休むポーズはこれっ!て決まっているわけではなく、人それぞれなのです。
長時間パソコンに向かっていると、あくびが出たり、手を後ろにして伸びをしたりします。
椅子の上で胡坐をかいたり、貧乏ゆすりをする人もいるでしょう。
ため息や深呼吸もそうです。
人前だと大きなあくびが出来ないことや貧乏ゆすりをすると嫌がられることもあるかもしれません。
でもこれ実は本能からくる“しぐさ”で、自分で身体の緊張をとるための調整運動なんですね。
私達コンディショニングトレーナーは、体の悪癖を直そうとします。
でも、それが果たして悪癖なのかどうかを見分けなければなりません。
背中が丸いから、真っ直ぐする?
内股だから悪い?
ため息は幸せが逃げる?
すべて意味を考えて指導することが大事だなと思います。
それは、一時的なカラダの調整運動なのか。
カラダに染みついた悪癖なのか。
何が良くて悪いということだけではないのです。
そうやって、人間のカラダは自然に治して行くものなんだなと思います。
ただ、いつも同じ姿勢や動作を繰り返すことには注意が必要です。
片寄りは体を負のサイクルへ引き込んで行きますからね。
それで、冒頭の「寝返り」についてですが、昼間よく動く子供は夜寝返りをよく打ちます。
反対に高齢者は寝返りをあまり打たず、静かに寝ている印象です。
つまり、寝返りと言うのはカラダが自然に行っている調整運動なのです。
昼間は活発に動いて使った筋肉や関節を、夜寝返りを打ちながら調整して元の自然な状態に戻して行く。
だから昼間よく動く子供は寝返りをたくさん打ち、反対に昼間あまり動かない高齢者は静かに寝ているのだと思います。
高齢者を指導していて分かるのは、カラダの硬い人はあまり寝返りを打たないということです。
よく、
「どんな姿勢で寝ていますか?」
と訊くと、
「仰向け」
と返ってきます。
「ずっと仰向けですか?」
の問いに、
「はい」
(えーーーー!そんなはずないでしょう。それって仮死状態!?)
と思いますが、寝ている間は分からないだろうし、おそらく少しは寝相を打っているでしょう。
でもそんなやり取りも一度や二度ではありません。
おそらく、そういう人は寝相が良いのが良い(何が良いのか?)と思っているのかもしれません。
何はともあれ、寝返りを始め、体が自然に行う“しぐさ”にもっと注意を向けてみると面白いです。
「あれっ!自然と体を丸めてた」
「首を後ろに反らしたい」(空を、天井を見たい)
「脚を組んでる」
「カラダをユサユサと左右に揺らしている」
これらは身体を自然体に戻すための調整運動かもしれません。
その行為に意識を向けることでカラダの反応が良くなりますよ。
お読みいただき、ありがとうございました。
いくつかカラダをリラックスさせる調整運動をピックアップしました。
隙間時間にちょこっとやってみてください。
一所懸命やりすぎないことがカラダを調整するコツです。
『骨盤の緊張や疲れをとる調整運動』
『体が捻じれやすい人におススメの調整運動』
『呼吸が浅い人におススメの調整運動』
胸が開いて呼吸がしやすくなります。特に就寝前におススメ!
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「起きたくないな〜」
「寒いな〜」
春とは言え、朝方はまだ寒い季節。
何度かスヌーズ機能に設定してある携帯の目覚まし時計を止めて、何十分か後になってようやく起き出す。
なぜパッと起きられないかと考える。
疲れ?ストレス?栄養不足?
いやいや、それらもあるかもしれませんが、それとは別に対処する方法があります。
最近取り組んでいるのは、冒頭の言葉への対応の仕方。
私たちは日々、実に多くのことを考えています。
何かしら常に考えています。
考えていない時間はほとんどないと言ってもいいでしょう。
目が覚めた瞬間から、「眠いな〜」と考えているのですからね。
眠いと考えれば身体は起きたくない、もっと眠りたいという反応をします。
コンディショニングトレーナーとしてクライアントの体に触れているのと同じで、目的の反応を引き出すために様々な刺激をします。
その刺激と同じで、私たちは自分で言葉という単語を使い、自分自身に刺激を与えていることに気がつきました。
ですから、その刺激の種類を変えてあげれば、反応も変わるはず。
ということで、「起きたくないな〜」という刺激を変えてあげようとすることで反応を変えることに取り組んでいます。
起き抜けは誰でも眠いはず。
でも「眠いな〜」と思いそうなその一瞬にパッと思考を切り換えるのです。
思考はエネルギーです。
電気信号なのでエネルギーなのです。
自分の頭から負のエネルギーを流さないよう遮断することで、体がスムーズに動かせるようになります。
1日の思考を振り返ってみてください。
文句、愚痴、妬み、嫉妬、願望・・・
いかに負のエネルギーを流しているかがわかります。
これらのエネルギーは体を強張らせますし、
怖いのは負のエネルギーを積算してしまうことです。
ひとつの文句がさらなる文句を生み、気づいたらそのことについて何度も何度も思考を重ねていることがあると思います。
だから最近は何か不条理なことに遭遇したら、その事実だけを一瞬受け止め、そのことについてあれこれ思考しないよう、切り換えることにしました。
例えば、バイクに乗って通勤している時に前方の車間距離を開けすぎて走っている車のドライバーがいます。
以前なら、
「前との車間あんなに空いているのに協調性ないな〜」
なんて考えたりしました。
通勤なので大抵早く着きたいという願望から少し焦りの気持ちもあるので、そのような思考を生みます。
でも今はそんな時、パッと視線(視点)を移してしまいます。
「ここの建物改築してるなー」
「あっ!黒人さん自転車乗ってる!」(そりゃ乗るだろうけど、あまり見かけないので)
「空が曇ってるな」
負のエネルギーをつくる思考以外ならなんでもいいのです。
とにかく負の電気信号を流さないよう癖をつけるようにしています。
目下、訓練中ですので、まだまだ余計な思考をしていることがありますが、自分の脳に癖をつけてしまえばできるようになると思うんです。
負のエネルギーは、コルチゾールなどストレスホルモンが産生され、たび重なれば体に悪影響を及ぼします。
人は他人の顔を見ただけで、何かを考えますよね。
あっ、カワイイな。
などの思考はいいと思いますが、(^_^;)
何を仏頂面して見てるんだ!
なんて相手は仏頂面しているつもりはなくてもこちらの気分次第でそう挑戦的なことを思ってしまうこともあります。
人はいかにそういうことを考えているか、そしてそれが自分の体にどのような影響を与えているかを考えています。
人は常に思考しています。
特に現代人は思考優先型の生活をしていると思います。
ですから、体を楽にするにはこのような精神面からのアプローチも必要だなと、ここのところ強く感じます。
鍼灸師の中村秀一先生はご自身の治療に『純粋思考』という概念を用いています。
純粋な思考で患者さんを診ると思いがけない問題を見つけることができるのです。
その純粋思考は私たちの日常にも大いに使えるもので、ひいては人生において有益な影響を与えてくれるものだと思っています。
言葉ではわかっているかもしれませんが、実際にやれるかというと、簡単なようで簡単ではない。
姿勢や動作の体の癖を変えるより難しいと思います。
姿勢や動作は目で見えますが、思考のエネルギーは目で見えませんから。
まして自分の頭の中の思考に気づくことってすぐにはできません。
誰も教えてくれないし、脳内でコンコン!「マイナス!マイナス!」とノックしてくれればいいのですが、訓練が必要だと思います。
思考が体をつくると言っても過言ではありません。
思考を切り換えることは、体と同じで換気、循環、代謝なのです。
みなさんもご自身の思考癖に気づいたら、瞬時に切り換えてみてください!
また思考は頭(脳)でつくるものと考えがちですが、私たちの感情に訴えるエネルギーもあります。
胸が熱くなるなんて言葉がありますね。
このエモーションについては、さらに勉強してもっと経験を積んだら書きたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
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「その膝痛、実は呼吸が関係していますよ!」
と言われたら「えっ!?ホント」って思いませんか?
一例を上げます。
重心が前に片寄っている人がいます。
横から見るとお腹(骨盤)が前に出て膝がほんの少し曲がっています。
この時点ですでに膝のお皿の上方を触ると硬く緊張しています。
立っている時には常にそこが緊張しているのです。
当然、歩いてもそれが基本姿勢ですから膝周囲の緊張は強くなります。
次に頭から首を見てみます。
こちらも骨盤と同じように前に出ています。
首や肩の緊張もあります。
そうなると、肩の位置はどうでしょうか。
前に飛び出て、手の平が後ろ側に向いてしまういわゆる“巻き肩”になり、胸の上の方の筋肉も硬いです。
ここまでの姿勢をイメージしてみてください。
実際に出来る範囲で構いません。
そして、その姿勢で大きく息を「吐いてー吸ってー」みてください。
深く吸えないです。
浅い呼吸しかできません。
無理矢理大きく吸うことも出来なくはないですが、そんな呼吸をしていたら疲れてしまいます。
呼吸は自然に深くゆったりと出来るのがいいですよね。
ではきちんと呼吸するためには、姿勢を良くすればいいのでしょうか?
良い姿勢という言葉も意味が難しいのですが、この場合『深い呼吸がしやすい姿勢』と定義しましょう。
深い呼吸がしやすい姿勢を取れば、膝の痛みが良くなるでしょうか?
私のセッションでは逆です。
まず、深い呼吸が自然にできるカラダの状態をつくります。
それは、上記の姿勢で動きの悪くなった背骨や肋骨を動くようにすることです。
お客様お一人おひとりの姿勢やお身体の状態は違いますので、一概にこれをやれば良いというものはありません。
でも、背骨や肋骨がこわばって動きが鈍くなっていると、深い呼吸はできません。
だから、まず背骨と肋骨を弱く小さな動きで動かしていきます。
いきなり、グリッと背骨を強く回したり、反らしたりしても反発するだけです。
まずは注意深く、少しずつ動かして行きましょう。
その時に呼吸に動きを合わせていくと効果的です。
もっと言えば、
呼吸が先で呼吸によって体がどのように動くかを感じながら、できるといいです。
例えば、椅子に座ったまま左の肺だけにたくさん空気を入れるつもりで息を吸ってみてください。
実際は右肺にも空気は入りますが、イメージしてやりましょう。
体はどのように動きますか?
あるいは、どのように動きそうですか?
上手く行けば、背骨が左側に回旋して行きそうになりませんか?
左の肺が大きく膨らむのですから、そちらに引っ張られることが分かると思います。
その呼吸と動きを何度か繰り返してると動きが制限されているところが分かってくるかもしれません。
背骨の一部分が動きにくい。
肋骨の一部分が固く膨らみにくい。
肺の一部分に空気が入りにくい。
体って全部が固くなるんじゃないんです。
固いのは片寄って使っているから、部分的なことが多いのです。
その動きの悪い所に気づけたら、そこを感じながらゆったりと深く呼吸しましょう。
きちんと意識が通れば、数回行うだけでやわらかく緩ませることができます。
その硬い部分をいくつかやわらかくできたら、立ってみてください。
自然と深い呼吸ができる姿勢
が取れていると思います。
深い呼吸ができる姿勢ということは、首も肩も背骨も骨盤も位置が変わっているはずです。
当然、循環が良くなります。
あとはその姿勢をどれだけ続けられるかです。
深く呼吸ができるようになったのですから、その呼吸をする頻度を上げて行けばいいのです。
その姿勢は首も肩も背骨も骨盤も動きやすく、重力の負担から解放された位置にあるのですから。
巷で言ういわゆる良い姿勢を頑張って継続することと勘違いしないでくださいね。
あくまで、自然に深い呼吸ができる姿勢をできるだけ頻度を上げてつくるということです。
でも忙しくしていると、その姿勢を忘れてしまうんですよね。
自分への意識が薄れてしまうから。
浅い呼吸でも生きて行けるから、いつの間にか空気が入りにくい姿勢に戻ってしまう。
苦しくて死にそうなら皆、気づけますが、体は酸素不足なのになかなか気づけない。
気づくと膝が痛い、腰が痛い、体の調子が優れない。と不調を感じます。
だから、呼吸を侮るなかれ!
『呼吸をなめんなよ!』ってことです。
『人の体は、物質(器質)だけで見ず、
機能で見るとガラッと変わります。』
お読みいただき、ありがとうございました。
◇当社のコンディショニングセッションは、お手軽な30分から。↓
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JUGEMテーマ:フィットネス
“じょうきょかじつ”という言葉があります。
上が虚で下が実。
虚は虚ろ(空ろ)なんて意味があり、中身がないとも捉えられますが、よく武道では虚には無限の広さがあり、余分な力が抜けていて楽に上肢を動かすことが出来ると解釈されます。
上とは上半身の事を指します。
そして下実は下半身のことを指し、下半身に力が充実していることを表します。
虚が無限の広さをイメージさせるのに対し、実は実態があり有限であるとイメージさせます。
Yogaや武道、国技の相撲にもよく当てはまる身体感覚です。
ただ、何も特別な人だけが体現できる身体感覚ではなく、実は誰にでも感じられるものなのです。
よく頭に血が上る、キレる、人は反対の上実下虚になっているかもしれません。
現代人は頭脳をよく使います。
楽に軽快に使っているうちはいいのですが、嫌な仕事をやったり、時間に追われて焦って物事をやっていると頭脳がオーバーヒート寸前になります。
そんなタイミングでストレスが降りかかると・・・
Explosion!
一気に頭に血が上ります。
そんなことを繰り返していると、いつの間にか足に力が入らなくなる下虚になってしまいます。
怒っている人やイライラしている人の呼吸ってどんな感じでしょうか。
こんな時に深い呼吸をしている人はいません。
浅く速い呼吸になってしまいますよね。
呼吸が浅くなると、横隔膜や肋骨がたいして動きません。
そうなると当然循環は低下し、内臓機能も抑制されると考えられます。
交感神経も優位になりますね。
そんな肋骨ガチガチで足にきちんと力を感じない人がたくさんいます。
例えば、美容師や理容師の人。
一生懸命手先に注意を払い同じような姿勢で長いこと無理を続けていると、首や顎、腕や肩まわりの緊張が強く、足の裏に体重を感じなくなります。
重力があるのにご自身の1Gを感じないなんて怖いと思いませんか。
また、座業と呼ばれる仕事をしている人も同じです。
ずっと座っていると足に体重がかかりません。
長時間座ったまま(演劇や映画などでもわかります)の後に立つと分かりますが、なんかフワフワした感じになります。
この状態こそまさに上実下虚で呼吸も浅い状態です。
コンディショニングセッションでは、首や肩の緊張を取り、背骨が動かしやすい状態をつくります。
そして、肋骨まわりを緩めて深い呼吸が出来ることを感じてもらったら、スクワット!
足(脚)の力を感じてもらいます。
下半身の力(自身の体重である1G)を感じられるようになったら、深い呼吸の元、背骨を動かします。
この時動かすと言うより、呼吸で背骨が動いてしまうように行うと自然な動きを体験することができます。
動きには順序がありますので闇雲に深呼吸しても気持ち良くはならないのです。
深呼吸できる体があり(前提をつくり)、自然と気持ち良い呼吸ができるよう促すことで、上虚下実の身体感覚がつくられるのです。
「こんなに深い呼吸が出来たのは記憶にない!」
「足が地に着いているのがよく分かる!」
「フワフワした感じがなくなった!」
様々な年齢の方のご感想です。
新鮮な身体感覚はいくつになっても得られます。
若いから感覚が良いとは限りません。
感覚も感じ取れる体が出来ていないと分からないのです。
そして、その感覚を繰り返し実践すれば高齢者だって新しい感覚を体験できます。
上虚下実の身体感覚は、特別な人だけでなく、誰にでもできる感覚であり、誰にでも備わった機能なのです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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JUGEMテーマ:健康のためにやっていること
「あ痛たたぁー」
腰が痛い、膝が痛む、肩が張って仕方がない。
このような痛みがある人って歩き方がおかしくないですか。
歩調のリズムだったり、体の傾きだったり・・。
そういう人の足の着き方をみていると、あれっ指が着いていない!?
なんて人がいます。
親指が浮いていたり、反対に小指側が浮いているケースもあります。
また、左右の重心のかかり方が違います。
痛むのだからきちんと歩けないのは分かります。
膝が痛いのに左右同じリズムで歩くことはできません。
ところが、ちょっと膝の向き(下腿)を変えるだけできちんと体重がかけられるようになることがあります。
あるいは、首や肩の緊張が緩むだけで、足に体重を感じるようになることがあるのです。
「あれっ!?不思議〜」と驚くお客様もいらっしゃいますが、実は当然の結果なのです。
痛むから体重がきちんとかけられない。
そりゃあ痛めた直後は難しいかもしれません。
でも多くの慢性的な痛みは、足の裏にきちんと体重をかけられるようになると、痛みが軽くなったり、なくなったりするのです。
早く治るんですね。
それと痛みと言うのは、自分自身でつくっていることがあります。
多くの人の指導を経験していると、
「私は左の膝が悪いから」といつも言っている人がいました。
いま左膝は痛くないのに過去に痛めた経験をいつまでも悪いと思っている。
そう思っていると、常に脳は左の膝は悪いんだと認識しているので、なにかあると「やっぱり悪いわね」と悪循環です。
いったいその膝はいつ良くなるのか。
一生良くならないのかと思いますが、
「膝が痛い」と思うと痛みの経路が開通したままで、
その道を閉鎖することができなくなってしまうのです。
だから多少痛いと感じても、
「2、3日前より痛みは弱くなっているな」と客観的に自分の状態を観察して、
「よし、もう少し動けるぞ!」と前向きな思いの経路を開いてあげることが、痛みを改善する筋道なのです。
ぎっくり腰様の痛みを2日で治した私の経験談です。
本橋過去ブログ
『痛っ!〜私はこうして痛みを治しました〜』
痛いと思っていると動きは片寄ります。
逆に動きの片寄りをなくすようにして行けば、
痛みはなくなって行きます。
基本的に座業のお客様がいらっしゃいます。
書類づくりで根を詰めて1週間を終えることもあります。
1日の多くの時間、足に体重をかけていないと、足の緊張度が低下します。
立った時にきちんと足裏に体重を感じなくなるのです。
そんな状態で歩いたら、きちんと歩けません。
膝が痛い時と同じように歩いてしまうかもしれません。
それを続けていたら、動きの片寄りは増加されます。
膝が痛い人と同じような動きで歩いていたら、膝は痛くなりますよね。
だから片寄りをなくすようにして行けば、痛みはなくなるのです。
そのお客様に足首の片寄りをリセットするエクササイズをご指導したところ、
「あっ!すご〜い」と体重のかかり方のビフォーアフターに感動していただきました。
片寄りなく体重をかけることってこういうことなんだ。と、
体で実感していただけたのです。(←これスゴク大事なこと)
やり方も簡単だし、チェックの仕方も簡単です。
だから、私たちコンディショニングトレーナーは、簡単にできるものをご指導するようにしています。
でも、簡単なものほど奥が深かったりするものです。
それをいつも追究しているので、この仕事も面白いのです。
簡単なものほど、甘くみてはいけない。
簡単なものほど、疎かにしない。
簡単なものほど、見直す意識を持つ。
Simple is best.(シンプル イズ ベスト)
という言葉は「単純が最良」という意味になりますが、単純より簡単なものにしたいから、
Eazy is best.(イージー イズ ベスト)
という言葉が最適でしょうか。
そういう言葉はないと思いますが。
足にきちんと体重をかける。
片寄りなく歩く。
きちんと呼吸する。
誰もが毎日当たり前に行う行為・行動ですが、これらにアレンジは必要ありません。
本来の歩きに片寄りを入れてしまうことはある意味アレンジです。
Simple is best.を当てはめるとしたら、余計なものを削ぎ落とした結果、純粋な立つ・歩く・呼吸することが洗練されるのだと思います。
『星の王子さま』の著者サン=テグジュペリはこう言いました。
「不必要なものを削って行った結果、これだけはどうしても削れないもの。それが本当に大切なものであり、必要なもの」
本来の動作に余計な片寄りを足してしまったから、痛めるんです。
皆さんの動作を洗練させるには、片寄りを直して行くことで本当に大切なものに変えて行けるでしょう
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JUGEMテーマ:フィットネス
当社はカラダの痛みの改善や予防のご指導、シェイプアップや筋肉をつけたい人のためのご指導をしますが、スポーツを楽しむお客様のご指導もしています。
趣味で楽しむスポーツやプロの世界でしのぎを削っているお客様もいらっしゃいます。
スポーツのためのトレーニングは筋力を高めたり、筋持久力を高めたり、様々な手段や方法でご指導します。
一般的にトレーニングをすればスポーツが上手くなる?と考えがちですが、スポーツとトレーニングは別に考えることも大切です。
あるプロボクサーのチャンピオンに言ったことがあります。
「トレーニングをしたからと言ってボクシングが上手くなるわけではないよ」と。
その選手はキョトン??としていましたが、その意味はこうです。
トレーニングはあくまで身体の能力を改善する手段です。
もちろんボクシングで役立つ能力を改善するためのトレーニングを指導しますが、能力を改善しただけではたいした変化はありません。
大事なことは、身に付けた能力の運用の仕方です。
例えば、高い筋力を身に付けてパワーが向上するかというと、そうなるとは限りません。
実際のボクシングの時に緊張から拳を強く握りしめ腕や肩に力が入っていたら、宝の持ち腐れになります。
また、いくら走って心肺持久力や筋持久力を高めても練習でスパーリングと言う実際の試合形式の練習をしっかりしなければ、本番の試合で役立つカラダのスタミナは養えないのです。
本番さながらにカラダのぶつけ合いをしないと、競技そのもののコンディションはつくれないと言うことです。
2017年12月31日に世界チャンピオンになった小國以載選手の時は、彼の基礎筋力からパワーの向上へと段階的に身体能力を改善してきました。
特に立ち上がる力(スクワットやデッドリフト)をベースにしっかり行い、そこからスピードのあるジャンプ系のプライオメトリクスを計画的に行うことにより、素晴らしいボディブローが打て、当時全勝全KOの怪物と呼ばれたチャンピオンからダウンを奪うことができ見事勝利したことは印象深いことでした。
元々ボクシングが上手く、ボディブローも打つ前に適度に力が抜けていて上手かったところにベースとなるパワーが向上したことで、相手を倒すまでのパンチを身に付けたと検証しました。
小國選手には2年3ヶ月間トレーニング指導しましたので、この期間での計画的トレーニングが上手く行ったケースだと思っています。
同業者でボクシング経験者のお客様からは、「先生のトレーニングの成果がよく出ていました!」と労いのお言葉を頂戴したので、わかってもらえた人がいて嬉しかったのを思い出します。
このようにトレーニングでつくった身体能力を生かすための工夫が要りますよ。ということをお伝えしたいです。
だから、ランニングでも○○走法や体幹を鍛えれば速くなる。
と言うように多くの情報が溢れていますが、
結局走り方を工夫しないとたいして改善しないのです。
今までご指導した方で、最高フルマラソンの記録が1時間短縮したという人から40分位は縮まっている人が沢山いらっしゃいます。
ほとんどが走り方を改善しただけで、つまり競技そのものの運用の仕方を変えただけなのです。
まあ1時間記録を縮めた人には驚きましたが、元々カラダの能力が高かった人だと思うのですが、わかり易過ぎる実例でした。
一般的な体幹トレーニングをするのはいいですが、それで改善した能力を走りに活かすことができないと無駄になることがあります。
それ以上に力を入れる事ばかりを覚えてしまうと、走っている最中にも力を余分に入れるようになってしまう可能性があります。
余分な力(緊張)は疲れるのでランニングエコノミー(ランニングの経済性)が悪化します。
頑張って力を入れれば入れるほど、タイムは落ちます。
記録が出るときをみていると、そういう時こそ最後まで力を振り絞ってギリギリゴールした!
なんてことはありません。
ほとんどが、涼しい顔で少しの余力がある様子でゴールする印象が強いのです。
特に世界記録を出した時なんか、「もっと頑張ればさらに記録が出たのに」なんて思う人がいるかもしれないほど楽な様子でゴールするのです。
でもそれが、ベスト記録を出す実際なんです。
余力があるからスピードが出る。
カラダの限界が近くなれば、スピードは落ちます。
余力があるからこそベストパフォーマンスが出せるのです。
スポーツや競技のためにトレーニングをするなら、
● カラダの能力を適切に改善し、
● その能力を実際のスポーツ競技に反映させ、
● そのスポーツでの動きを練習する
これらを段階的に計画をもって行えば、それなりの向上は見込めるはずです。
スポーツを行う人やスポーツのための指導をする人の参考になれば嬉しいです。
『良いコンディションは、
余裕の中からつくられる』
お読みいただき、ありがとうございました。
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JUGEMテーマ:フィットネス
先日、足首に捻挫のような痛みを訴える高齢女性がご来店しました。
歩くのにも痛むようですが、ビッコを引くほどではありません。
足首をチェックすると、関節のはまりがずれています。
コンディショニングセッションでは、このような“関節のずれ”を直します。
けれども関節のずれを直しただけでは、またすぐにずれてしまいます。
関節の使い方を体に教えないと、また関節がずれるように使ってしまうからです。
それは神経と言い代えられます。
いわゆる運動神経と言うか、その関節の痛みを起こさないように動かすための神経です。
この女性の痛む足の体重のかけ方は片寄っていました。
どうも体重が内側に寄ってしまう。
このように体重をかけていれば、足首の関節にはヨジレのストレスがかかり、関節が痛くなる(靭帯が伸ばされて捻挫のような痛み)ことが想像できます。
ここでこのような痛みで病院で診察すると、
「軽い捻挫なので、抗炎症剤と鎮痛剤と湿布薬を出しておきますね!」
などと言われ、薬を処方されるかもしれません。
患者さんは、「捻挫」という言葉を意識します。
その時点で「これはケガなんだ」と落ち込む人もいるかもしれません。
ケガなんだからすぐには治らないと思ってしまうのが人の思考です。
※捻挫は程度によりますので、重度の受傷の場合は病院で診てもらうことをお勧めします。
ただ上記のお客様の場合、
痛みはあるけど、歩いて来られたこともあり、コンディショニングが効果的でした。
1 “関節のずれ”を直し、
2 内側に片寄ってしまう体重(体の使い方)を直し、
3 その位置に体重をかけることをさらに意識できるように、促通させる運動を行いました。
その結果、「あれっ?痛くない!?」
体重をかけても歩いても痛みがなくなりました!
テニスのスイング動作をしても痛くありません。
このケースでは、カラダのリセット
というワードが足首の痛みを取るために当てはまります。
カラダを自然な状態に戻すことで足首の痛みがなくなりました。
もし、カラダをリセットせずに痛いまま病院に行き薬を処方してもらうという選択をしていたらどうでしょうか。
おそらく、関節のズレやカラダの片寄った使い方は直らないまま動くことになりますので、痛みが引くのはもっと遅くなると想像できます。
また、カラダの使い方が片寄ったまま痛みをかばう様に生活していると、他の部位に負担をかけてしまいます。
詳しくは、前回のブログをご参照ください。
「自分にウソはつかない」
http://motohashiblog.jugem.jp/?eid=44
いかにカラダをリセットすることが効果的かお分かりいただけましたか?
カラダのリセット体験してみませんか?
お待ちしております。
TFC公式You Tubeでは、体重のかかり方をリセットするアクティベーションをご紹介しています。
お試しください。
体重のかかりやすい方の指側を持ち上げると、重心のかかり方をリセットできます。
上手く行かない方は、是非とも体験にご来店ください!
また、チャンネル登録をしていただけるといち早く最新動画をご覧いただけます。
皆さんのご健康に役立つ情報配信を心掛けています。
【アクティベーション】
肩コリも足で改善できる!?数回で筋肉がふっくらやわらかくなる、足首の純粋運動
お読みいただき、ありがとうございました。
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JUGEMテーマ:フィットネス
新年最初のブログです。
今年も本橋ブログ「健康礼讃」とトータルフィットネスをよろしくお願い申し上げます。
さて、新しい年に当たり、今年のテーマなるものを書きたいと思いました。
世の中には素晴らしい素質や才能を持った人がいます。
囲碁界で日本最強の井山裕太九段。
将棋界で数々の記録を残した藤井聡太七段。
彼らは若くしてその才能を開花させています。
何の世界でも、どんな人でもそれぞれに自分自身の才能を発揮する機会はあるはずです。
別に表舞台に出なくてもいい。
自分の生命力を使う場というのがあるはずです。
結果が全てという考えがありますが、別に結果だけが重要と言うことではありません。
スポーツやビジネスなどそういう世界もありますが、
「何をやったか」「どうやったか」は意義が大きいと思っています。
その生命力を使う時に元気じゃなかったらどうでしょうか。
何をどうやるかというプロセスの場面で、自分の力が発揮できる状態が必要です。
女優でユニセフ親善大使の黒柳徹子さんが仰っていたのですが、
「どんなに才能があっても、
結局、元気でなきゃだめ」
という言葉があります。
健康に豊かに生きるための本質です。
一生懸命に仕事をしますが、疲労が重なり、姿勢が傾き、腰痛を起こす。
自分自身の体が傾いているが分からなくなる。
ある日、痛みを感じ、初めて自分の体の異変に気づく。
こういう人は多いと思います。(実際に昨年末駆け込みでご来店されたお客様もそうでした)
仕事をするプロセスでは、
「ああ、今日は仕事が億劫だな」
と思うことがあったかもしれません。
「やりたくないな」
そう思いながらやった仕事があるかもしれません。
そのような気持ちで仕事をしていると、身体にはダメージを与えてしまいます。
本心では本当にやりたい仕事かもしれません。
でも疲労が強ければ、体は休みたいと訴えるはずです。
だから、「億劫だな」「嫌だな」と少しでも思ってしまう。
でも、大人だからそれを表面には出さずに仕事します。
何も仕事に限りません。
人付き合いなどもそうです。
病気、ケガ、痛みは、こうした“自分にウソをつく”ことから起こることがあります。
自分の意に反したことを続けていると、体にダメージを与えます。
楽しいこと、夢中になることって心と体が一体化しているから時間を忘れますよね。
対してやりたくないこと、気がすすまないことは、時間の経過が遅く感じる。
時間は皆平等に進みますからね。
完全に個々の感覚です。
痛みがなかなか良くならない人の特徴として、痛い所を動かさないことがみられます。
痛いから動かせるはずないじゃないかー
という人もいると思いますが、
ホントに痛い時は、体が止まります。
でも、痛いけど何となく動かせるなー
という所を動かさないのです。
先に脳が「そこまで動かすと痛むよ」とブレーキ信号を発します。
だから、動かさない方が痛くない。
そこまで動かすと痛いんじゃないか。
動かしたくない。
となり、治りが遅いのです。
体の組織は、自然な状態にすれば痛みがなくなります。
その自然な状態から不自然な状態に片寄ったから痛みが出るし、不自然なままだから治りが遅いのです。
痛いところは自然な状態へと近づけるべく動かして行くことが大切で、痛いから動かしたくないと言って、自然に戻そうとしないのは“自分にウソをつく”ことなのです。
どこかに痛みがあると、変な動きをしますね。
つまりそれを代償運動と言うのですが、本来の動きでない動きをするのです。
体は自然を求めています。
それに対して、代償してしまう。
代償運動は、英語で「トリックモーション」といいます。
的をついていますね。
トリック、まさに「騙し」「ウソ」なのです。
じゃあ、自分にウソをつかないようにするにはどうすればいいのか?
と言うことになりますが、これには正解はありません。
動きについては、その人にとってその時点の正解はありますが、万人に言える正解はありません。
体の動きは私達コンディショニングトレーナーが教えることができます。
でも、気持ちの持ちようを指導することはできません。
こういう時はこう考えるといいのかも?
ということは言えるのかもしれませんが、それにしてもそれぞれの性格、考え方、捉え方が違いますから、上手く行くことは少ないでしょう。
痛みがある時も自分への騙しをなくしていけば、早く治ります。
動かしたところは循環するからです。
動かさなければ循環しません。
片寄ったままです。
誰でも嫌な事をしなければならない時はあります。
我慢してやる仕事もあるでしょう。
それらを100%排除することは不可能です。
だから、そのようなストレスを受けた時にどう対応・反応するかを考えればいいと思います。
それは皆さんひとり一人がご自身を高め、自分にウソをつかない状況を上手くつくって行ければいいのだと思います。
私は現在そのようにして、病気や痛みから早く立ち直ったり、予防したりしています。
心身二元論という考え方がありますが、やはり生き物は心が病めば体も病む。
心身合一の考え方が実際の現象としてしっくりくるものです。
自分の体に意識が及ばないほどに心と体が分離すると不具合が起きる。
病気や痛みと言うのは、ある意味「心身合一を確認しなさい」というサインなのではないかと思います。
体のどこかに不具合が生じれば、嫌でもそこに意識をしますから。
でも誰でも痛みは嫌ですから、日々の心身合一(自分にウソをつかない)と体の姿勢や動作を意識して気づくコンディショニングをすることで健康が維持できると考えます。
簡単ではないテーマですが、今年もどうすれば心身合一をつくれるか試行錯誤しながら精進して、そのコツをお客様にご提供したいと思います。
健康であることが根幹。
「どんなに才能があっても、
結局、元気でなきゃだめ」
この言葉とその深い意味を今年のテーマとして書いてみました。
長々とお読みいただき、ありがとうございました。
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JUGEMテーマ:フィットネス
【先週のあるケース1】
『今日はダルいし、風邪をうつしても嫌だし、やめようかとも考えましたが、楽になりましたので、行って本当に良かったと思っています』
体がカチコチに固まってしまった60代女性からいただいたメッセージです。
風邪を引いていたのでマスクをしたままのセッションでした。
座位で胸を(胸椎)を回してもらうと、左に比べて右の回りが良くありません。
よく観察してみると、右のお腹が動きをブロックしています。
左手で右のお腹を触り、右に回してもらうと、回しやすくなります。
手を離すと、また回しにくくなります。
胸(胸椎)よりもお腹が胸に影響を与えているようです。
そこでさらに観察してみると、右の腕、特に肘回りに問題がありそうです。
右肘の一点のポイントを刺激すると、右のお腹に触れてなくても左と同じように胸を回せました!
【先週のあるケース2】
『昨日のご指導のおかげで今日は身体の調子がすこぶる良い感じです!』
久しぶりに外国からご来店された50代男性からいただいたメッセージです。
日本に出張の際には、1、2度お越しくださいます。
数ヶ月ぶりのセッションでしたので、ひと通りお体をチェックします。
どうも体の動かしていない部分が多いようです。
足首、手首、肩、腰、首、胸をゆっくり小さく動かしました。
外国へ戻ってもご自身で出来るように、いつも動画を撮影します。
すると、
『あれっ!?全然違う!』
と驚いたご様子。
『こんなに少ししか動かしていないのに』
順序良く、要点を守り、体を動かして行くと、こんなにも簡単な動きで体が楽になるのです。
『そういえば、今回日本に着いてからホテルで、以前教わったポンプ体操をやったら、時差ボケが良くなり、今回の出張は最初からすごく楽です』
【先週のあるケース3】
『今年一年、本当にお世話になりました!
本橋さんのおかげで、身体の使い方の理解が深まり、バドミントンがより楽しく、また私生活にも張りがでて、充実した日々が過ごせてます。
ご指摘いただいた事を意識し、更に充実させるぞーー!って思った今日この頃です。来年もよろしくお願いいたします。良いお年をお迎え下さいませ🙇
お疲れ様でした!
気持ちいいくらい、全然違いますね☺』
一定間隔でご来店していただいている40代男性からのメッセージです。
いつもより来店間隔が空いてしまった時のセッション後にいただいた感想です。
姿勢が少し傾いていましたが、ケース2の方のように、必要な所をゆっくり小さく動かしました。
特に足は体重のかかり方に片寄りが見られましたので、体重のかかり方の癖を確認し、足首を丁寧にゆっくり動かしました。
たった数回動かしただけで、体重のかかり方の癖がクリアーされ、満遍なく足の裏に体重を感じるようになりました。
説明をしながらだったので数分かかりましたが、行う動きは1分とかかりません。
それだけで、楽に立てるようになるのです。
その後、股関節や骨盤周りも動かし、バドミントンのための腕の振り方をご指導すると、痛かった肩の痛みもなく、オーバーヘッドスイングが楽にできるようになりました。
たった1週間でもいくつかご紹介できるセッションがありました。
他にも脚に痺れを訴えてご来店した来年傘寿(80歳)を迎えるゴルフ大好きな男性。
やはり、足、手、肩、腰、を動かして、最後にはスッキリ痛みがなくなりました。
皆さん、それぞれに問題点が違いますが、最後にスッキリしていただいたり、楽になるのは、私が何をきちんと出来るように目指しているからでしょうか。
そういえば、この前のソロリサイタルで素晴らしい歌声を披露してくれたオペラ歌手の「樋口達哉」様の公演前セッションでも衝撃くらいの変化がありましたね。
実際のソロリサイタルでは、鳥肌、感動もののオペラアリアでした!
そんなオペラ歌手の方も驚きの変化をみせる部分はどこでしょう。
それは・・・
上記、先週のあるケースの方々も皆様ガチガチの胸郭です。
鳥かごのような骨格に囲まれた胸郭をやわらかくすると、息が大きく吸えるようになります!
つまり呼吸がスムーズになる。
私はお客様の呼吸がきちんと出来るような体づくりを目指しているのです。
胸郭(肋骨周り)がガチガチに固かったら、きちんと呼吸出来ません。
別に苦しくないから大丈夫と言っても実は浅い呼吸しかしていない人が多いのです。
呼吸が浅いと、その狭い範囲でしか胸郭も横隔膜も動きません。
入ってくる空気が少ないと、酸素や栄養供給も少なくなります。
しかも、きちんと吐くことも難しくなります。
きちんと吐けなければ、きちんと吸えません。
どちらかだけきちんと出来ることはありません。
これでは循環不良と言ってもいいでしょう。
胸郭がきちんと動き、深い呼吸ができると、見える景色が変わります。
視点が変わるのももちろんですが、目が明るくなります。
そして、気持ちがいい。(^^♪
楽になる。
良い感じ。
気持ち良い。
これは皆、呼吸がきちんと出来るようになった結果、湧き上がる感想です。
ただ、胸郭が固いまま深く吸っても上手く行きません。
小さいお茶碗によそえるご飯は限られますが、丼茶碗ならたくさんのご飯を盛ることが出来ます。
器が伸縮する体をつくります。
それには、適切に身体の縛りを順に解いていくことが大切です。
闇雲に深呼吸すれば、体は余分な緊張をします。
とても大事と言うか、生きていく上で一番に考えなければならない必須運動の1つであると考えています。
たかが、呼吸。
されど、呼吸。
お読みいただき、ありがとうございました。
こんなにも息が吸えるのか?!
と、ご自身の未知の呼吸を体験してみませんか。
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JUGEMテーマ:健康のためにやっていること
それは突然やってきました。
ズキン!
一瞬身体がコワバリます。
「いたっ!」
木曜日の朝食時に体をほんの少し前に傾けた瞬間、腰に痛みが走りました。
「ぎっくり腰?」
(いや、そんなはずはない (^_^;)
でも痛めたようです。
原因を遡れば、一昨日のトレーニング指導の補助で81kgのダンベルを床からベンチまで持ち上げて、その後何度か持って床に下ろしたりしたのを思い出しました。
その時は特に問題はありませんでしたが、体には確実に負担がかかっています。
そして、その二日後の朝。
窓を開けていたので冷気がスーッと腰に流れてきたのを感じ、
「ちょっと冷えるな」と感じた矢先でした。
体への負担と冷え、それに加え師走に入り、なにかと忙しい雰囲気(本人はそういう気はなくとも周囲の影響により、無意識にそう刷り込まれているかも)。
疲労は確実にありました。
痛みは左の上部仙腸関節あたりに特に感じ、腰仙部や下部腰椎間の狭窄はありそうな感じでしたが、患部の痛みだけで他に痺れなどは感じません。
久しぶりに感じた痛みだったのでこういう時はやはりどうしても身体がコワバリますね。
痛みの瞬間は、呼吸も止まり、力が入ります。
力は特に上半身の首や肩に強く入ります。
恐怖や不安の感情ってこういう所に出るんです。
痛がっているので、妻には、
「システマ!システマ!」って言われました (^_^;)
なかなかシステマ出来ません (>_<)
システマとはロシアのマーシャルアーツで、その核となるのが「呼吸」なのです。
道でナイフを突きつけられてもまず「呼吸!」
車が海に転落してもまず「呼吸!」
なので、腰を傷めても「呼吸!!」すれば、
「痛くないです」
システマを面白く分かりやすくした動画。
(バカにしてませんよ。念のため。実際に公式インストラクターから教わったことがあります)
(とにかく呼吸はスゴク大事なことは分かりますね)
少し動いても痛い、立ち上がっても真っ直ぐ立てない、歩いても痛い。
今日は指導でベンチの補助あるんだけどな・・
不安がよぎります。
でも、やってしまったことは仕方がない。
と心身を切り換え、治すための方向へ意識を向けます。
とても痛い動作では、動きは止まります。
でも痛いけど動ける範囲と言うものがあります。
その範囲で動くことが治すためにとても大事なことなのです。
そして冷えから起こった痛みでもあるので、すぐにミニホカロンを仙骨周囲の衣服に貼り、お気に入りの腹巻きをしました。
温めることが効果的でした。
よく冷やすといいのか温めるといいのかと聞かれますが、
「気持ちのいい方を選んでください」と答えます。
温めてズキズキするなら冷やせばいいです。
もちろん熱を持ってズキズキと疼いている状態で温めたら、余計痛むのはわかりますね。
そして、時々止まりながら痛みの少ない動作を試し試し動いて行きます。
なぜ、痛くても動ける範囲で動いた方が良いのか?
それは循環するからです。
一般に腰痛になると動けないなどの先入観もあり、なるべく動かないようにします。
安静するのがいいと思う。
これも先入観です。
「安静はアヘンである。一時的には快いが、心身をむしばむ」
と和歌山県立医科大学リハビリ科の田島文博教授が言っていました。
もちろん程度によりますが、基本的に“安静は害”なのです。
動きを試行錯誤しながらなんとか仕事に向かいました。
動きの少ない指導なら何とかなり、徐々に体も動いて来たのでこれはいけるぞと前向きな気持ちにもなってきました。
この前向きな気持ちも痛み改善には大事です。
いつもどこかが痛いと言う人は、気持ちも後ろ向きです。
痛いのだから当然ですよね。
けれども自分で治して行く意識を持たないと、次から次へと痛みが出てくるし、痛みが体に居ついてしまうことがあるのです。
でもどうすれば、痛みから逃れられるか、一般には分かりませんね。
それを教えるために私たちは、動きの専門家として仕事させていただいているのです。
こういうことは、よく勉強している人に訊いた方が早いです。
ただ、大事なことは人任せにするのではなく、自分で治して行こうとする前向きな意識を持つことです。
このような意識を持っている人は、改善が早いです。
仕事中私が気をつけたことは、
立ち姿勢
足にきちんと体重がかかっていないと治りが遅くなります。
痛みがあると体重をどこかに逃がしてしまいます。
また上半身に力が入るので、結果として足への体重のかかり方が少なくなるのです。
逆に言えば、痛い時に肩や首の力を抜くと、足へ意識が行きやすくなります。
きちんと体重をかけるってどういうこと?
と思われるか方は、こちらのブログをご覧ください。
他にしゃがむ時はお腹を膨らませ腹圧をかける。
お腹を凹ますのではなく、膨らます。
膨らませて脚(お尻)の力を使い立ち上がる。
そして、痛い動作は避け、少し痛いけど大丈夫かなーという動作は行う。
そうこうしていると、循環し、仕事中はアドレナリンも出るので、なんとか無事に一日終えることができました。
しかも朝10時から夜10時まで昼休憩以外ほとんど続けて仕事できましたよ。
もちろんベンチプレスの補助も110kgできましたよ!
ちょっと不安もあったけど、トレーニングベルトをしてやりました。
その翌日はさらに良くなっていて、2日経った土曜日にはほとんど気にならなくなったほどです。
われながらスゴイなと思ってしまいましたよ (^^)
いわゆるギックリ腰ですからね。
でもギックリ腰になったとは言いません。
ギックリ腰になったと言う時点で脳はそのような認識をして、身体に影響を与えます。
だから痛みが出た瞬間、どうすれば良くなるか、すぐにそれを考えるように切り換えました。
今回の痛みで改めて気づいたこと。
それは、痛みがあったから普段より一層自分の体に気を使いました。
足の向き、体重のかかり方、歩き方、立ち方、立ち上がり方、上半身の緊張、呼吸。
これらを意識したことで、仕事で負担をかけながらも早く治せることが出来たと思います。
痛みがない時って、あまり意識しませんよね。
だから少しずつ身体が崩れて行くんだなと思います。
健康な状態だからこそ、自分の体に意識を向ける。
体重のかかり方、つま先の向き、どうかな?と。
ただし、常に意識しているのは大変です。
一瞬意識する機会を増やしてもらえれば、余計な体の負担を減らすことが出来るでしょう。
人は調子の良い時には慢心します。
調子の良い時こそ、慎重に。
調子の悪い時には、朗らかに。
どなたか名経営者が言っていたことを思い出しました。
お読みいただき、ありがとうございました。
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アスリートの体が“やわらかそう”と言う人がいます。
体操競技など柔軟性が大きく影響するスポーツを除き、スポーツ選手も結構カタいことが多いです。
一般的に体がカタい・やわらかいの判断は前屈などで手の平が床につくかどうかなどでみられます。
でも実際のスポーツ動作では、手を床につける前屈動作はしませんね。
だから、やわらかければ良いという考えは持たない方がいいと思います。
ケガをしやすいカタさというものはあると思いますが、体がカタくても世界チャンピオンになった選手もいます。
カタいと言えば、体だけでなく『頭』があります。
頭とは考え方、思考の仕方でもあります。
人には好き嫌いがあります。
生理的に嫌いなものがあるのは仕方ありません。
嫌いな食べ物を克服しようと、一生懸命玉ねぎを食べようにも気持ち悪くなってしまいます。
(誰にでも嫌いなものはありますよね?玉ねぎの匂いがダメです (>_<)
ただ、好き嫌いを安易に判断してしまう人がいますが、これだとそれがどんなものかきちんと分かりません。
食べたことのないものを見た目で判断。
人を見た目で判断。
ミュージシャンの音楽を一曲聞いただけで判断。
人には趣味嗜好がありますから、当然ある方向に偏りはあります。
でも、食べたことないけど、食べられそうだから食べてみる。
見た目は好みじゃないけど、どんな考えをしてどんなことを話すのか話してみる。
何となく気になるから、いくつかその人の音楽を聴いてみる。
物事は一面だけでは分かりません。
かならず、こういう一面があったのかと気づくことがあります。
私は気になったものは、いくつかそのものに触れるようにしてみます。
例えば、どこかで「こういう発言をするのか」と気になったら、ネットでその人を検索し、その人の発言した記事や本を見てみます。
さらに興味が出てきて著書があれば、読んでみます。
1冊読んでさらに「もっと知りたい」となれば、2冊、3冊と読みます。
大体同じようなことが書いてあり、ひと通りその人について理解出来たらそこで終わりにします。
さらに気になることが出てくれば、どこかで引っかかると思っています。
実際そういうことが沢山ありました。
ところが、2冊、3冊と読み進めてもさらに興味が尽きない人がたまにいます。
本数冊では興味が終わらない。
それどころか、さらに面白くなって「もっともっと知りたい!」となるわけです。
それはなぜか?
『芸達者』
という言葉があります。
芸にすぐれたさま。芸にすぐれた人。
色々な特技を持っていて、人を楽しませるのが得意なさま。
そのような人のことを言います。
また同義語には、
腕のいい職人、熟練者、名人、達人、名手、達者、練達、ベテラン、プロフェッショナル、古兵などあります。
そのような人は、ちょっとやそっとでは理解できない。
引き出しが沢山あるのです。
だから興味が尽きない。
では、興味を持ったが本を1冊読んでおしまい。
と言う人はなんて呼ぶでしょうか。
『芸がない』となります。
もしかしたら、もっと深い一面があるのかもしれませんが、それはその人自身が判断すればいいので、芸がないと面白くないのです。
私の仕事でも生活でもなんでもそうだと思いますが、芸達者になるにはどうすればいいかを考えると、
冒頭に挙げた体をやわらかくすること。
ではなくて、
『頭』でしたね。
思考をやわらかくしておかないと、様々なものに触れることが出来ません。
自分の好みだけで簡単に判断していたら、未だ見ぬ琴線を触ることが出来ないのです。
芸が達者になるには、様々な体験が役立ちます。
体験を多くするのは、意識的にやるのではなく、「体験したい」という気持ちが湧くようにしていくことです。
けれども意識のバリアを張っていると、心が広がりません。
好き・嫌い、善・悪、をすぐに決めつけずに、受け入れる心の余裕を持っておくと自然に引き出しが増えて行くと思います。
頭をやわらかくしてると、体もやわらかい状態を保てると、これまでの経験で感じています。
お読みいただき、ありがとうございました。
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毎日、お客様にいろんなことを教えさせてもらっています。
多くの人に“先生”と呼ばれます。
日本では先生と呼ばれると偉いような気になることもありますが、単なる敬称の一つなんですね。
医師、弁護士を始め士業に就く人、政治家、作家など、多くの人が先生と呼ばれます。
ところがこの先生という敬称は、中国にいくと、日本語で言う所の「○○さん」にあたるようで、特別な敬称ではないんです。
同じ漢字圏でも違います。
ちなみに中国では日本の先生にあたる言葉は、“老師”になるそうです。
日本では、目上の人のイメージとして使われることが多い“先生”ですが、私はそう呼ばれると少しむず痒い感じがします。
先生と呼ばれると、何か高い地位にいるように勘違いしてしまい、驕りや甘えが出ると思うからです。
やはり先生と言えば、学校の教師と医師がイメージにぴったり来ます。
日常では様々な目的について、自己の知識と技術を使い教えるのですが、他のところで教わってきたことと、私が教えることの知識が合わないケースもあります。
例えば、社交ダンスを楽しむお客様は、ダンスの先生から体の使い方を色々と教わります。
ダンスをやるための知識と言うものがありますので、膝に負担がかかる動作でもやることがあります。
だからダンスをしていて、膝が痛いと言う人が沢山いるようです。
それはそうなるようにしているのだから、ある意味仕方がありません。
でも、どうやってもそうはならないことを教わってくる場合があります。
モダンダンスでは、お互いに組むことをホールドというのですが、その時に「肩甲骨を寄せてください」と教わります。
そして、さらに「腕は前に出してください」と言われます。
手を水平に挙げて、肩甲骨を寄せて見てください。
腕はどちらに動きますか?
前には出ませんよね。
無理矢理やれば出せます。
でも無理矢理ですから余分な力が入り、体は緊張します。
それでは、やわらかく華麗なダンスは踊れません。
腕を前に出したければ、肩甲骨は外側に開く(外転)方向にベクトルを持って行くことでやりやすくなります。
こんな時どのように教えるか・・
他者を否定することは前面に出しません。
まず、体の仕組みを教えます。
このように関節を動かせば、こうなりますよ。ということです。
そして、体にとって自然な動きとはこうです。というもの。
教えるときに大切と言うか、これを違えるとどうにもならないことってあります。
このお客様が、ずーっと肩甲骨を寄せたまま腕を前に出そうと意識して踊っていたら・・
その踊りで高評価が得られるのなら別ですが、そうでなければどうやろうとも上手くは踊れません。
ダンスの先生が「そのようにして踊りたい」のならそれでいいのですが、それであれこれ言われてもどうにもなりません。
こういう事って結構たくさんあるんです。
体の仕組みを教えたら、あとはそれをどうやったら出来るようになるのか。
それを練習します。
その感覚をつかむ練習をするということです。
肩甲骨を開く(外転)感覚がなければ、それを掴むためのご指導をします。
そして、肩甲骨を外に開く意識をした方が、腕は前に出しやすいと分かれば、それでおしまいです。
あとは実際のダンスでやってもらえれば自然に身についてくるはずです。
ところが、これを過剰に教えてしまうと「教え上手」とは言えないと思うのです。
ダンスのホールドで、腕を前に出すやり方はご指導した。
あとは自身でどうやればその感覚が実践でつかめるか。
どうやれば、その形をキープ出来るか。
試行錯誤を繰り返すことで、得られる感覚だと思うからです。
「すぐに答えが分かった方が良いじゃないか」と思う人もいるでしょう。
ただこういう場合、答えというのは、お客様自身の中にあるものなんです。
こちらが、「これです」と出せるものではない。
そうなるようになるアドバイスはできるけど、答えではない。
そのように考えています。
ユダヤ人は、子どもに魚を与えるのではなく、魚の捕り方を教えると言います。
魚はもらえるものと思っていたら、いざという時、生きていけないかもしれません。
生きていけないのは大袈裟としても教え方の要諦だと思うのです。
私たちは、すぐに答えを知りたがります。
学校教育で正解を求めることを訓練されてきたからだと思います。
自分自身で時間をかけ、考え、感じ、そうして身についたものと言うものは簡単に忘れないものです。
前々回のブログにも書いたお茶の世界もそうですが、腑に落ちるというのはそういうものだと思っています。
過去ブログ『日日是好日−お茶とコンディショニング−』
何もかも簡単に調べられる時代だからこそ、すぐに答えを欲しがる体質になっていないか時々自問します。
簡単に得た答え、そうすると人はたくさんのことを一度に知りたがります。
そしてたくさん教えると、どうなるか。
かえって浅く少なくしか伝わらないものなのです。
それは主体性を低下させます。
教えることが上手な指導者は、答えを自分自身で導き出せる力を養うよう教える人です。
即効性のある答えって、すぐに忘れてませんか?
「いかに教えないか」も大事な教える技術の一つだと考えています。
お読みいただき、ありがとうございました。
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高齢になると精神的な面から活動力が落ちてしまうことがよくあります。
自分がダメと言い聞かせてしまっている人がいます。
耳が悪い、反射神経が鈍くなった、どこどこが痛い。
それぞれ加齢による能力の低下からは逃れられません。
どんなにあがいても避けることは出来ない真理です。
それに抗うと精神が苦しくなります。
精神が追いつめられると、体のどこかに問題が生じてきます。
心と体が一緒だと考えられない人がいらっしゃいますが、一つなんですよね。
心身一如と言う言葉がありますが、それを西洋医学では別々に捉えるようになりました。
心は見えないから、可視化できる部分を医療として診断し、対応することになったのです。
だからと言って医療を軽視するわけではありませんし、大きく進歩した医療から私たちは多大な恩恵を受けているのも事実です。
ただ、医療で何とかしたいと思っていても良くならない人が多くいるのも事実。
それは焦点が少しずれていたり、精神面を切り離していることが問題になっていることもあります。
膝が痛いと言って歩き方を見ると、あきらかに膝下が捩れた動作をしている。
これでは、膝下の筋肉はパンパンで炎症もあります。
常に膝にテンションをかけたまま歩いているのですから、問題が起こって当然だと思います。
この膝下の捩れを直さずに医療で治せるでしょうか。
炎症を抑える薬を使い、湿布薬を貼り、安静にしていて、良くなると思いますか?
医療で良くしたいと思っていても焦点がずれているケースです。
このような場合の膝下の腫れは、少しアライメントを整えたり、足の指などの影響を与えている部位を調整すればすぐになくなります。
問題がなくならなければ、いつまでもテンションはかかっていますから良くならないんですね。
いくら薬の力を借りようとも。
視点が違うのです。
※イメージ写真
80歳代の男性で、もうヨチヨチ歩きの方が来店しました。
また以前のようにきちんと歩けるようになりたいとのことですが、体力の低下が著しく何かあればすぐに廃用性症候群(安静状態が続くことによって起こる様々な心身の機能低下等)になります。
きちんと3分座ることもできない状態です。
これまでデイサービスで運動してきたが、ついていけないとのことでやめたそうです。
自分では運動しないし、外もほとんど出歩かない。
これはまずいと思い、1回30分週2回の運動をお薦めしました。
30分と言っても動き続けるわけではありませんしできませんので、座位と立位での運動、それと起立−着席運動を実施しました。
2週間経過したところで立つ動作をみると大分速い動作で立てるようになり、このまま継続してどこまで回復できるかと楽しみでした。
ただ、その後。
「運動をやり過ぎた」とのことであっけなく終了となりました。
以前のように歩けるようになり、また京都に行きたいと言っていました。
ちょっとでも転んでしばらく安静にしていたら、すぐに動けなくなります。
骨折したら、寝たきりになるかもしれません。
私も精一杯の情熱を伝えたつもりでしたが、それが重荷になったのかもしれません。
ただ、運動はたいしたものではないし、実際に良い方向へ行きかけた時でしたが、ご本人が辛いと感じるのでしたら失敗と言わざるを得ません。
やらなければ、落ちてしまうこともあります。
歩かなければ次第に歩けなくなるのです。
トレーニングの原理・原則には、特異性の原則と言うものがあります。
トレーニングの種類によって鍛えられる機能・能力が変わります。
持久走で筋力の向上が期待できないというようなことです。
きちんと立たなければ立てなくなるし、自分の体重が満足に受けられない状態ではまず自身の体をきちんと支える能力をもたないとなりません。
この男性は、セッション中よく言いました。
「なんでこんなになっちゃんたんだろう」
「前はもっと脚がしっかりしてたのに」
これは精神が追いつめられた結果、口にした“愚痴”です。
外を一緒に歩いてくれる人がいないので一緒に歩きましょうと言った時は、
「もう少し体力がついてから」と言いました。
そんな時間はないですけどね。と思いましたが、ご本人がやらないと言うのですから無理強いはしませんでした。
この方の経過を知ることはできませんでしたが、精神的な面から体をダメにしてしまうケースだと私は思いました。
以前とは比べものにならないくらい体力が落ちてもそれを事実としてだけ受け止める。
そして、以前とは比べない、仮につい比べてしまってもその事実だけを見て、それについて余計なことを考えないことで愚痴を言うことを止めることが出来ます。
愚痴とは、仏教用語で愚かなことであり、莫迦の語源とされています。
根本煩悩である貪欲(とんよく)「むさぼりですね」と瞋恚(しんに)「怒りです」に愚痴を加えた3つを三毒(さんどく)と言って、人の心を悩ます根源と考えています。
「愚痴をこぼす」とは、心愚かにも、言ってもしかたのないこといいます。
心が悩めば、体に影響を与えます。
体に影響を与えることを精神面からやっていても医療では解決できません。
膝痛が良くなっても愚痴をこぼしていると、また痛くなるか別の問題が出てきます。
心と体はひとつ。
この言葉の意味を別の視点で考える契機だった2週間でした。
お読みいただき、ありがとうございました。
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