本橋ブログ『健康礼讃』

仕事に関する日常の出来事から感じたことや読者の皆様の健康に役立つ知識をお送りいたします。
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スーパー高齢者!?〜腹筋の強さは顔の向きで変わる〜
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    JUGEMテーマ:フィットネス

    ※画像 DIETポストセブン引用

     

     

    腹筋運動をして腰が痛い!なんて言う人がいます。

     

    昔から腹筋運動と言うと“シットアップ(上体起こし)”が代表ですが、最近は昔ほどやる人が少なくなったような気がします。

    消防や警察などの体力練成などでは未だ活発にやるようですが。

    体を丸めるのが上手な人はいいのですが、

    肩や首に力が入ると腹筋運動が股関節を中心とした蝶番関節運動になってしまいます。

     

     

     

    そうすると、腰の筋肉が過剰に緊張して、普段から腰が硬い人の中には痛みを感じる人がいるようです。

    そりゃあ、普段から硬く緊張しているところをさらに緊張させれば、アンバランスが冗長されますから痛くなるのは明らかです。

    すごくガタイのよい人でも腰が硬ければ、きちんと腹筋を使う運動がたいしてできないのです。

    腰が柔軟に使える高齢者(87歳女性)は30回できるのに、ガタイのよい中年者(40代男性)は10回でオールアウト!

    そんなケースがあります。

    こういうことは筋力じゃないんです。

     

     

     

    何回できるかではなく、どのように体を使うかが大切です。

     

     

     

    腹筋が縮まると言うことは、拮抗する腰部の筋は伸びなければなりません。

    運動指導者なら当たり前に理解していることですが、相反性抑制と言います。

    肘を曲げるのに主働となる筋肉の上腕二頭筋(力こぶ)が縮まるには、その対(拮抗筋)となる上腕三頭筋(腕の後側)の筋肉が緩む必要があります。

    両方緊張していたら肘が曲げにくいですからね。

    そのような神経的な機能が備わっているので、腹筋運動をするときは腰の筋肉が適度に緩まないと上手く行きません

    前述のガタイのよい中年トレーニーは、腹筋運動が高齢者よりできません。

    体のパワーは比べ物にならないくらい違うのにです。

     

     

    なぜ上手くできないのかというと、

    上記の「肩や首に力が入る」ことに問題があります。

    ではどうすると首や肩に力が入るのでしょうか。

    その場で姿勢をある程度立てて、顎を引いてみてください。

    立位でも座位でもいいです。

    どのようなカラダの変化を感じましたか?

     

     

     

     

    首の後側の緊張を感じましたか?

    ちょうど、うなじの辺りです。

    そこは頭蓋骨の後頭部と首の一番上の環椎と呼ばれる骨の繋ぎ目です。

    そこの筋肉が緊張するのを感じられるはずです。

    感じにくい人はさらにゆっくり顎を胸に近づけて行ってください。

    首の後側全体や耳の下あたりの緊張も感じられると思います。

    そして、頭の横(側頭部)付近はどうでしょうか。

    頭の筋肉や皮膚が緊張するのを感じられましたか?

    頭全体が重苦しくなると感じた人もいるかもしれません。

     

     

     

    さらに首の後側が緊張すると、「腰」の緊張を感じられた人はいますか?

    首と腰は背骨のカーブが同じ形をしています。

    いわゆる前弯(ぜんわん)という形です。

    顎を引くと、その前弯が低下して、ストレートの形状に近くなってしまいます。

    よくストレートネックと言われたという人がいますので、ご存知の人も多いと思います。

    首が緊張すると、腰の筋肉も緊張する。

    「首と腰はリンクしています」

    そうセッションで言うことが多いです。

     

     

     

    そこで、腹筋運動を行う時に顎の位置をイメージしてみてください。

    顎を引きながら腹筋をやると、腰の筋肉が緊張するのです。

    腰の筋肉が縮むように作用します。

    縮むということは、背筋運動をしているのと同じ作用です。

    本来は腹筋を縮めて、相反性抑制で腰の筋肉を伸ばさなければならないのに。

    顎を引いて腹筋運動をする人は、腹筋と腰の両方の筋肉を同時に縮めようとするので腰が痛いと感じるのです。

    たぶん、腰の筋力の方が強いので過剰に引っ張って腰の問題が出るものと思われます。

     

     

     

    前述のガタイのよい中年トレーニーは、顎を引いて腹筋に力を入れる癖があります。

    そのような腹筋運動をしてきたのですね。

    顎を引かずに腹筋をすると、腹筋がすぐに疲れてしまい、高齢者よりできないという結果だったのです。

     

     

     

    スタジオレッスンなどのグループ指導でも見られる腹筋運動の際に「自分のおへそを見て!」という指導はまだあるのでしょうか。

    自分のおへそを見ればどうしても顎を引きます。

    そうすると、なかには「腰が痛い」と発する人が出てくるのは当然です。

    使い方はバランスです。

    どちらかが過剰に活動していると、動作は上手く行きません。

    この場合は、主働する筋肉と拮抗する筋肉が両方同時に過剰に活動しようとしているのですから。

     

     

     

    そして、顎引きの改善ポイントとしては、

     

    「カンペル平面」

     

    という言葉があります。

     

     

     

    カンペル平面について

     

     

     

    歯医者さんが使う医学用語ですが、簡単に言うと、

    顔を正面から見た時に鼻の先と耳の穴が水平に並んだ状態です。

    そこを結んだラインを“カンペルライン”と言います。

    そのカンペルラインは、咬合平面(噛み合わせ面)と平行なので、顔面をその位置にすると首や肩の緊張が抜けやすい位置と言われます。

    武道でも使われる顔のポジションで、甲野善紀さんもお話しされたようです。

    そのラインは、普段の立ち姿勢や座り姿勢でも使えますし、肩や首の緊張を取る、あるいは緊張を蓄積しないためにも時々、ご自身の顔の向きをチェックするといいでしょう。

    ちなみに多くの人に見られる緊張ポジションは、フランクフルトラインと言い、目の下(眼底)と耳の穴を結んだラインで顔を使います。

    携帯やパソコン画面を見ている時なんかそのポジションになりがちです。

    いわゆる上目使いもフランクフルトラインです。

    そのポジションは、顎や首、肩の緊張が発生しますので、ご注意ください。

     

     

    昔から「顎を引け!」の言葉は緊張を意味します。

    「気をつけ!」の号令もそうです。

    気を付けろ、気を張れ、そんな緊張を意味する言葉になります。

    そんな姿勢のイメージは、手を真横にピシッとつけて、顎を引く姿勢ではないでしょうか。

     

     

    顔面の向きひとつで、体の緊張がガラッと変化しますので、「今、やっている姿勢はどうか」

    のチェックをするだけで肩コリは起こらなくなります。

     

     

    もちろん腹筋運動だけでなく、トレーニングやスポーツ時にもカンペルラインを意識してやってみると、グッとパフォーマンスが良くなることがあると思います。

     

     

     

    お読みいただき、ありがとうございました。

     

     

     

     

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    | 本橋正光【トータルフィットネス株式会社 代表取締役】 | コンディショニング | 12:22 | comments(0) | - |









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